天元台高原スキー場は、日本百名山「西吾妻山」の中腹(標高1350m~1820m)に位置している。
令和2年に導入された15人乗りキャビンの付いたゲレンデ整備用の圧雪車を活用して地域を盛り上げようと、地元白布温泉街とつくる「天元台×白布リボーン協議会」が毎年冬にツアーを実施。今冬はスノーシューを履いての雪原散策などが盛り込まれた。
コースは、ロープウェイ山頂側の高原駅を発着地点とする約2時間の往復路。冬季は雪に閉ざされる林道を進み、通称・浸透升(しんとうます)の雪原を目指す。
ツアー中は置賜盆地を一望できるパノラマ展望台や、森の巨人として親しまれているミズナラの巨木といったビューポイントで下車できる。
秘境浸透桝で冬を満喫
圧雪車キャビン内の様子
目的地の浸透桝では、神秘的な雪原と、その先に広がる置賜盆地の眺めを独占。
スノーシューに履き替え、一帯を散策もできる。絶景を楽しんだ後は、雪の上に作ったカフェスペースで、淹れたてのオリジナルブレンドのコーヒーを味わえる。
家族と一緒に雪山アスレチック気分
好天に恵まれた初日には絶景が広がり、ニホンカモシカやウサギなど動物の足跡も見られた。白布温泉に宿泊した観光客や、地元の家族連れなどが参加した。
長澤さんは「スキーや登山で訪れたことはあるが、新しい魅力を見つけられた」と話し、長男の宗士君(5)は「いろんな景色を見られて楽しかった」と笑顔だった。
ツアー中の景観は天気に左右されがちだが、スタッフは「吹雪の中をダイナミックに進むのはスリル満点だ」と、毎日違う表情を見せる山の魅力を語っていた。
味のあるスタッフも魅力
ツアーを盛り上げる親しみやすいスタッフは、キャビンに同乗して見どころを説明するガイド、車両を操縦するオペレーター、コース上の安全を確保するパトロールの3人。
初日はクリスマスに合わせてサンタクロースなどの装いに身を包み、車両をデコレーションして参加者を出迎えた。
アクセス・料金など
アクセス
自家用車の場合
東北中央自動車道
八幡原IC から 約30分
米沢中央IC から 約30分
米沢北IC から 約30分
路線バスご利用の場合
山形交通(米沢〜白布線)
JR米沢駅〜(湯元駅前行)〜湯元駅前下車
※8:10発であれば、当日のツアー開始時間に間に合います。
白布・新高湯温泉から
各宿泊施設の送迎サービスあり(要確認)
料金(税込)
ロープウェイ乗車を含む場合
大人 3,800円
子供 2,800円
ロープウェイ乗車を含まない場合(別途ロープウェイ・リフト乗車券をお持ちの場合)
大人 2,000円
子供 1,500円
ナビシート(1名限定・追加費用)
大人・小人共通 1,500円
◯「雪山大冒険」
https://bit.ly/3GKIlb2
◯予約申し込み(WEB)
https://airrsv.net/tengendai/calendar/
◯お問い合わせ・予約申し込み(電話)
(株)天元台 0238-55-2236
※荒天等の影響で、ロープウェイ及びリフトの運行を見合わせる場合がございます。
※現地決済となりますので、ご予約時のお支払いはございません。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。