山頂ゴールの楽しみ方 パート1: 麓で楽しむ。
ブエルタ・エスパ―ニャで山頂ゴールのある日、麓の町にはたくさんの人がレースを見に訪れます。
この日はラ・コバディーリャへの登り口にある小さな村「ベハール」が、その拠点になりました。
写真のような巨大なTVスクリーンが村の広場に設置され、この広場でレースの一部始終を見ることができます。
また、この近くには、ブエルタのスポンサーたちがたくさんのテントを設営しており、観客に様々なプレミア・グッズなどを配っています。
このスポンサーの中に、スペイン国家警察のコーナーがあります。
彼らのめったに見れない特別装備を、直接手にとって試着できたりします。
ほかにも、地元サラマンカの名産品やワインなどを試食できるコーナーがあったりするので、一日中この麓の村でレース以外のことも楽しむことができます。
しかし、そうは言っても一番気になるのは、地元を通ったレースの行方。
ラ・コバディーリャの山頂ゴールが近づくと、巨大TVスクリーンの前に観客が集まり始めます。
この日のステージ優勝者ベンジャミン・キング選手がゴールした瞬間、観客の間から拍手が沸き上がりました。
スポンサーたちが集まるこの場所は、「パルケ・ブエルタ」と呼ばれています。
毎日各スタート地点とゴール地点の両方に設営されます。
観客はこの「パルケ・ブエルタ」でおいしいものを食べて、TV中継を見るという方法で、ブエルタ・エスパ―ニャを現地で楽しむことができるのです。
山頂ゴールの楽しみ方 パート2: 登って楽しむ。
ブエルタ・エスパ―ニャの山頂ゴールを現地で楽しむ、もう一つの方法があります。
それは、自分もその山頂ゴールを登ってみる、というものです。
ブエルタ・エスパ―ニャで選手たちが走る道路は、大体1時間ぐらい前から、大会関係車両以外の立ち入りが禁止されます。
つまり、レース当日に観客が山頂ゴールにたどり着く方法は、2つしかありません。
歩いて登るか、自転車で登るかです。
今回のラ・コバディーリャのゴールは、麓の村から20㎞と距離があったので、多くの人が自転車で登る選択をしました。
自転車で山頂ゴールを目指すファンの多くが、マウンテンバイクに乗っていました。
「素人は、ロードバイクではラ・コバディーリャなんて登れないよ。」
とは、自転車で登ってきた人の言葉。
自転車でゴール地点まで登った自転車ファンの多くは、この日のレースを追えた選手とともに、山を下ります。
この下りのときには、狭い道をたくさんの自転車がほぼ一斉に下ることになるので、かなり注意しながら下らなくてはいけません。
一歩間違うと、他の自転車ファンや、場合によってはプロの選手までも巻き込んだ大落車事故が発生する可能性があります。
下りに自信がない自転車ファンは、自転車で山頂ゴールを目指すことはやめた方がいいでしょう。
もちろん、歩いて登る人もいます。
しかし、徒歩ではあまり遠くまで行くことはできないので、山岳の登りの入り口で、選手たちを応援することになります。
徒歩で行く人も、選手が通る1時間くらい前には、観戦するための場所を確保しておかなくてはなりません。
サンドイッチや折りたたみ椅子、そして日よけのパラソルなどを持参して、レースを見に来ている人も数多くいます。
レースの写真を撮る人は、太陽の位置を確認しながらベストな撮影ポイントを探して歩きます。
そんな準備が整ったころ、ラ・コバディーリャを登り始めた先頭集団の選手たちが、観客の前に姿を現します。
ここの観戦ポイントでは、サイクリストと観客を隔てるフェンスなどは設置されていません。
そのため、選手たちを本当に近くで見ることができますし、また、ロードバイクのプロフェッショナルの登りの速さを体感することができます。
こうしたことが、現地で場所でレース観戦をする魅力なのです。
しかし、この場所のように選手と観客の距離が近い場所は、レース中に事故が起こりやすい場所でもあります。
観客は何があっても自己責任の上で、選手を応援しなくてはならないのです。
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ライター
Greenfield編集部
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