登山にガスカートリッジホルダーを持っていくメリット
自然に囲まれた中で飲むコーヒーや、あつあつの料理は格別ですよね。そんな体験に欠かせないのがガスカートリッジです。
とくに、火力が安定していて携行性がよいOD缶を利用する人も多いでしょう。ただし、OD缶は便利な半面、バランスが悪く料理がしづらいなどのデメリットもあります。
そんなガスカートリッジの使い勝手をよくするのが、今回紹介するガスカートリッジホルダーです。登山に持参するメリットを紹介していきます。
不安定な場所でも設置できる
登山中は不安定な足場が多く、底が平らのガスカートリッジを設置するのは難しいですよね。このようなときに手助けをしてくれるのが、ガスカートリッジホルダー。ガスカートリッジホルダーは支点が3本なので、砂利の上でも安定して設置できます。
また、平らな机の上で料理する場合でも、ガスカートリッジホルダーの足に滑り止めが付いているので、安定して料理ができるでしょう。
風の影響や、料理を混ぜている最中に転倒するリスクを抑えられるのは、ガスカートリッジホルダーの魅力の1つですね。
火力が安定する
とくに雪が積もる冬場は、地面の温度が下がるのでガスカートリッジを地面から離すことで点火しやすくなります。ガスカートリッジホルダーを装着し、火の位置を高くするとよいでしょう。
また、温度の変化でガスカートリッジの表面が結露することもありますよね。水滴が砂にくっつくと、片付けの際にリュックの中が汚れてしまいます。ガスカートリッジホルダーを利用すれば、底が地面につかないので、リュックの中が汚れることを防いでくれるのです。
持ち運びが簡単
基本的に、ガスカートリッジホルダーは折りたたみ式です。3本足を1本にまとめるタイプや、中心に折りたたんで三角形に収納できるタイプなどがあります。
軽量で、ボールペン1本ほどの大きさにまとめられるので、持ち運びの負担になりません。ボールペンを1本持っていくだけで、転倒のリスクを防いで、火力が安定するのはうれしいですよね。
ガスカートリッジホルダーの使い方
ガスカートリッジホルダーは以下の手順で使用します。
- 足を伸ばす
- 中央の溝にガスカートリッジを挟む
基本的には、110・250・500タイプのOD缶に装着できますが、商品によっては使用できないサイズもあるので購入する前に確認してください。
また、足を中途半端に広げた状態で使用すると、バランスが不安定になります。伸ばし切ってから設置するようにしましょう。
ガスカートリッジホルダーのおすすめ5選
ガスカートリッジホルダーの値段は1,000円前後のものが多く、手頃な値段でも十分機能を発揮してくれます。
機能性に優れた、おすすめのガスカートリッジホルダーを5つ紹介します。
PRIMUS(プリムス)| ガスカートリッジホルダー レッド PCHR
110・250・500タイプのガスカートリッジに使用できます。足の先に滑り止めが付いているので、平らな机の上でも滑りづらい設計です。また、ガスカートリッジホルダーはコンパクトで紛失しやすいので、めだつ赤色は紛失防止としておすすめです。
EPI(イーピーアイ)| カートリッジスタビライザー2
110・250・500タイプのガスカートリッジに使用できます。付属製品の高さ調整アジャストを使用すれば6段階の高さ調整が可能です。足場が悪くても平行に設置できます。
CAMPING MOON(キャンピングムーン)| スタビライザー カートリッジホルダー
110・250・500タイプのガスカートリッジに使用できます。3本の足を中央にまとめられます。OD缶のふたに被せておけば忘れることなく持っていけるでしょう。
SOTO(ソト)| スタビライザー ST-411
250・500タイプのガスカートリッジに使用できます。110タイプのガスカートリッジは使用できませんが、スタイリッシュな見た目なので、普段から大きめのガスカートリッジしか使わない方にぜひおすすめしたいアイテムです。
MSR(エムエスアール)| アウトドア バーナー・ストーブ用 スタビライザー
110・250タイプのガスカートリッジに使用できます。値段は2,000円以上しますが、洗練された見た目がなんとも言えないかっこよさ。3本目の足のつまみをスライドできるので、しっかりとガスカートリッジをホールドできます。
持ち運びの負担が少なく、ガスカートリッジに安定感をプラスしてくれるガスカートリッジホルダー。商品ごとに設置できるOD缶のサイズが異なるので、自分の使用目的に合った商品を選ぶのがおすすめです。適切なサイズのガスカートリッジホルダーを使うことで、食材をこぼすリスクが下がり、料理の時間も楽しくなるでしょう。涼しい山中で、淹れたてのコーヒーや、あつあつの料理をぜひ楽しんでください。