ブエルタ・エスパーニャの初日を迎えた人々
アンダルシアの港町、マラガ。
画家・ピカソが生まれた町として、日本でも有名な街です。
通称「アンダルシアのフライパン」とも呼ばれるほど暑いこの町が、今年ブエルタ・エスパーニャのスタート地点となりました。
ちなみに、このブエルタ・エスパ―ニャ、サイクリストや彼らのチームスタッフ、大会関係者やマスコミ関係者などを合計すると、毎日4000人近くもの人によって運営されている一大イベントなのです。
ブエルタにかかわるすべての人にとって、無事にレース初日を迎えることができた喜びというのは、私たちが思う以上に強いのです。
レースの2時間ほど前になると、様々なスポンサーの宣伝カーで構成されたキャラバン隊がコースを走り、お祭り気分を盛り上げます。
その中でも特にド派手なこの車は、イギリス・ヨークシャー地方の観光をPRする企業のもの。
レース前キャラバン隊は観客に様々なノベルティ・グッズを配りながら、選手たちと主に3週間のレースを走ることになるのです。
なかでも、ブエルタのレース中、最も重要な役割を持つのがこの青い車。
日本が誇る「SHIMANO MACARIO」です。
彼らはレース中に起こった様々な自転車のトラブルに対応する、どのチームにも所属しないニュートラル(中立)の立場のメカニック達。
落車やパンクといったあらゆるメカトラブルに陥った選手たちをバックアップするのが、彼らの仕事です。
彼らにとって、これからの3週間は常に緊張感に溢れた日々が続くことになります。
彼らの最大の願いは、ブエルタに参加しているすべてのサイクリストたちが無事にゴールすること。
その目的のために、彼らは毎日この青い車で、選手たちと一緒にレースを走るのです。
レース直前の選手たち
今年のブエルタ・エスパーニャは、約8㎞の個人タイムトライアルで幕を開けました。
レースのスタートは午後5時30分。
しかし、選手たちはレース前に何度かコースを試走し、機材と自分の体調をチェックします。
ちなみに、この日のマラガの最高気温は33度。
選手たちが走る路面の推定気温は37度。
うだるような暑さの中、選手たちはコースを下見します。
こうした下見の最中、選手たちが時折、リラックスした様子を見せることがあります。
というのも、3週間のレースの初日のタイムトライアルでは、その街の有名な名所を通るコースが設定されていることが多いのです。
そのため、選手たちもほんの少しだけ、観光客気分を味わいます。
この日はレースの距離が短かったためか、何度も繰り返して試走している選手が多いのが非常に印象的でした。
また、ロードバイク・レースのファンにとって、選手がコースを試走している時間というのは、直接彼らと触れ合うことができる貴重な機会でもあります。
そのため、数多くの自転車レース・ファンがこの日はマラガに集まりました。
レーススタート
タイムトライアルがスタートするころには、沿道には大勢の観客が押し寄せます。
サイクリストが通過するたび、沿道の両側から大声援が送られます。
この日のステージ優勝したのは、BMCのローアン・デニス選手。
他の選手とは次元の違うスピードで彼がゴールラインに飛び込んだ瞬間には観客の間から、その日一番の大歓声が上がりました。
とはいえ、レースはまだまだ続きます。
3週間後のマドリードでの最終ゴールでは、誰が表彰台の中央に立つのでしょうか。
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ライター
Greenfield編集部
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