ダクトテープとは?
ダクトテープはアメリカ発祥の粘着テープの一種です。もともとは軍需用品として開発されました。生活に役立つ豊富なつかい道があるため、万能テープとも呼ばれています。
粘着力が強く、ガムテープよりはがれにくいのが特徴。ポリエチレンコーティングされているので水をはじき、摩擦に強いですよ。内側に繊維が入っているため、はさみをつかわなくても手でカットできるのはうれしいポイントですね。
用途としては、粘着性と防水性の高さから、ホースや配管の補修につかわれるのが一般的です。台風対策として、窓ガラスの補強につかわれることも。傘やレインコートの穴あきの補修などにも使用できるため、家に備えておくと重宝しますよ。
登山やアウトドアで役立つ強力補修テープ「ウルトラハードパーフェクトテープ」に関する記事もあわせてご確認ください。
登山に役立つ!ダクトテープの5つのつかい方
一般的に、ダクトテープは数十メーターの長さをひと巻きとして販売されています。登山ではダクトテープをコンパクトにして持っていくのがコツ。不要なカードにダクトテープを巻きつけて携帯するのがおすすめです。
ここからは、ダクトテープを登山で活用する方法を5つ紹介します。
①テントの補修
テントにポールを突き刺して破ったり、尖った岩で床に穴があいたりしたとき、ダクトテープで補修できます。ダクトテープは粘着力が強く、水に強いので、テントの穴をふさげば雨や風をしのげますよ。
②ウェアの補修
ダクトテープはウェアの補修につかえます。登山では以下のような状況がありえますよね。
- ウェアを木に引っかけて穴があいた
- 調理中、バーナーの熱でウェアに穴があいた
- パンツがアイゼンに引っかかって破れた
どれもありがちなので、身に覚えがある方もいるのではないでしょうか?ダクトテープでウェアをなおせば、下山までの応急処置としては十分でしょう。
③トレッキングポールの補強
トレッキングポールが折れたら、ダクトテープで巻いて修理しましょう。ダクトテープは重ねて貼ってもはがれにくいので、しっかり補強できます。
テントの支柱用ポールとトレッキングポールを兼用している場合、ポールの破損は大きなダメージですよね。適量のダクトテープを、トレッキングポールに巻きつけて持ち運ぶ方もいますよ。
④登山靴のソール補修
登山靴の底がはがれたら、ダクトテープでぐるぐる巻きにしましょう。登山中に靴が壊れると、歩けなくなってしまいますよね。ダクトテープは粘着性が強くて丈夫なので、靴の応急処置にもつかえるのです。
登山靴は保管状態が悪いと劣化していくため、歩いているときに突然ソールがはがれることは珍しくありません。事前に登山靴のチェックを忘れないでくださいね。
⑤ケガの応急処置
転倒による捻挫などでは、ダクトテープをテーピング代わりにつかえます。骨折したとき、添え木の固定としても役立つでしょう。ダクトテープはケガの応急処置にも活躍しますよ。
登山向きのダクトテープおすすめ4選
登山におすすめのダクトテープを4つ紹介します。コンパクトタイプなら、そのまま登山に持って行けますね。ロール状のダクトテープをまるごと買えば、日常生活と登山で兼用できるでしょう。
①カラフルでコンパクト!/ヤマト「アウトドアテープ」
8色から選べるカラーと、かわいいデザインが魅力。平巻き状なので、コンパクトに持ち運べて登山にぴったりですね。チャックつきなので埃の侵入も防げます。
ネオンカラーの4色のテープには、鉛筆や消せるボールペンで文字を書けるので、油性ペンがなくてもメモ書きできます。小分けした袋にメモ付きテープを貼っておけば、荷物の整理に役立ちますよ。
②強い粘着力!/ゴリラ「ゴリラテープ」
超強力な粘着力で、撥水・耐熱にも対応した万能なダクトテープです。厚手なのに手できれいに切れるのがうれしいところ。登山だけでなく、雨どいやホースの補修など、日常でも頼りになるでしょう。
③スリムなカード型!/スコッチ「補修テープ」
持ち運びに便利なカード型の強力テープです。ザックやパンツのポケットに入るスリムな形状が特徴。はがすときに、のり残りが少ないのがGOODです。
④手のひらに収まる!/SOL「ダクトテープ」
登山のリペア用品として定番のロール状ダクトテープです。頑丈なのに、軽くてコンパクトなところがポイント。ハイキング・キャンプ・旅行など、いろいろなシーンで活躍するでしょう。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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