水圧で空を飛ぶマリンスポーツの種類
水上バイクの水圧を使って体ごと浮上するマリンスポーツには、さまざまな種類があります。ここでは、特徴別に4種類のアクティビティを紹介します。
ジェットブレード
足に装着する装置から出る水圧で、上空を飛ぶように楽しめるジェットブレード。足を自由に動かせるので、回転したり魚のように飛んでみたりと技を楽しめます。
海外ではとても人気のアクティビティで、世界大会も開催されています。
フライボード
フライボードは肩幅より少し大きいサイズのボードに乗り、ボードの下から噴射される水圧で水上を飛ぶマリンアクティビティです。ボードはホースを通じて水上バイクと繋がっていて、水上バイクから送られる水圧で上昇します。
レベルに応じて水圧を調整できるので、初心者も楽しめます。
ホバーボード
ホバーボードはスケートボードのような形をしたボードに乗り、海面を滑るように走ったり飛んだりできるアクティビティです。
ボードの後ろに噴射口がついていて、噴出される水圧で進む仕組みです。風を切る爽快感を味わえます。
ジェットパック
リュック型の噴射装置を背中に背負い、そこから噴射される水圧で空を飛ぶような体験ができるのがジェットパックです。初心者の場合、最初はコントロールが少し難しいですが、空中をふわりと浮かぶ感覚は快感です。
ジェットブレードとフライボードの仕組みの違い
水圧を利用したマリンスポーツの中でも、とくに似ているのがジェットブレードとフライボード。両者にはどのような違いがあるのか、どこで見分けるのか、紹介します。
ジェットブレードとフライボードの装置
ジェットブレードとフライボードは、足に装着する装置に大きな違いがあります。 ジェットブレードはブーツ型の装置を装着するので、足を比較的自由に動かすことができます。フライボードは一枚のボードに足を固定します。
ジェットブレードとフライボートの見分け方
テレビやテーマパークなどで認知度が上がったため、水圧で上昇しているアクティビティを見るとフライボードと思う人が多いようですが、ジェットブレードと見分ける時は足部分に注目しましょう。
足が独立していて装置の下から水流が出ている場合はジェットブレード、ボードの上に足がある場合はフライボードです。
ジェットブレードとフライボードの操作方法の違い
ジェットブレードとフライボードは足元の仕組みが違いますが、その違いによって操作方法にはどのような違いが出てくるのでしょうか?
コントロール方法
ジェットブレードでは、膝や足首の曲げ方や重心を動かすことで体の向きや動きをコントロールすることができます。
フライボードの場合は膝をしっかり伸ばし、体をまっすぐにキープしながらコントロールすることが大切です。少しつま先側に力を入れ、前重心を意識するとうまく浮上します。
例えるなら、ジェットブレードは重心移動に加えてブーツ内で細かく操作をするスキー、フライボードは板を重心移動や足さばきで細かくコントロールするスノーボードと同じような感覚かもしれません。
上空を飛ぶ体験はあまり経験したことがない感覚ですが、何度か失敗を繰り返すことでコツを掴めますよ。
チャレンジできる技
うまく浮上しながらコントロールができるようになったら、お次は技に挑戦するのもありです。
足を自由に動かすことが出来るジェットブレードは、フライボードよりも多彩な技にチャレンジすることができます。足の向きや重心の移動で横に回転したりトビウオのように水面を飛んだりと細い技が可能です。
フライボードで初心者でもチャレンジしやすい技は、ホバーリングといわれる垂直に上がりながら高い位置をキープするというもの。ホバーリングができるようになったら、体を後ろに一回転させるバックフリップなどもありますが、これは上級者向きです。
ジェットブレードとフライボードの難易度の違い
ジェットブレードとフライボード、仕組みや操作方法に少しずつ違いがありますが、どちらがより簡単にチャレンジしやすいのでしょうか?
初心者向きはフライボード
初心者がジェットブレードとフライボードで迷った時は、バランスの取りやすいフライボードがおすすめです。 一枚のボードの上に立つので足を伸ばしながら立ちやすく、動きもコントロールしやすいので初めてでも何度かチャレンジすれば水上を飛んでいるような不思議な体験が出来ます。
スポーツ経験者ならジェットブレード
サーフィン、スケートボードやスノーボード、スキーやインラインスケートなどが得意な人は、体重移動をしながらさまざまな動きが可能なジェットブレードに挑戦するのもよいでしょう。重心移動やバランス、ポジション感覚がつかみやすく、ジェットブレードが初めてでもコントロールしやすい場合が多いようです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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