ボディボードのアイテムをそろえ、天候も波もOK!でも波乗りを楽しむには、周りの人への気遣いも大切です。海に入る前に、マナーやルールを把握しておきましょう。今回は、ボディボード初心者が知っておくべきマナーやルールについて紹介します。

ボディボーダーが知っておきたい海水浴場でのマナー

ボディボード初心者 マナー

まずは、波乗りをする場所について、知っておきたいマナーを紹介します。

海水浴客エリアとサーフエリアを確認しよう

7月下旬ごろから8月中のビーチは、海水浴客で賑わいます。夏シーズン中は、海水浴客エリア・サーフエリアに分けられていることを覚えておきましょう。

ボディボードは、フィンを付けているならサーフエリア、フィンを付けていない場合は海水浴客エリアで波乗りをしてくださいね。

ただし、ビーチによっては、時間帯で波乗り可能エリアが変わる場所もあります。事前にどこのエリアで波乗りができるのか、調べておくことをおすすめします。

周囲に人がいないかをチェックしよう

ボディボードで波乗りをする時は、周りや進行方向に人がいないことをしっかり確認しましょう。なぜなら、危険を感じても、波に乗ったあとでは進行方向を変えるのが難しいから。

確認せずに乗ると、衝突して相手に怪我をさせてしまう可能性があります。周りをしっかりと観察することが大切ですよ。

とくに、夏のシーズンに海水浴客エリアで波乗りをする場合は注意が必要。たとえば、海水浴客の少ない午前中の早い時間や夕方など、時間帯をずらすとよいでしょう。

 

ボディボーダーが知っておきたい海上でのマナー

ボディボード初心者 マナー

ここでは、海上でのマナーやルールを紹介しますね。

ピーク優先

波には優先権があることを覚えておきましょう。ピーク優先とは、波の割れる斜面の最上部に一番近い人で、 なおかつ一番早くテイクオフした人が、その波の優先権をもつというルールです。

波に乗ろうとしたタイミングで、自分よりピークに近い人が波乗りしようとしていたら、次の波を待ちましょう。

ワンマンワンウェーブ

ワンマンウェーブとは、ひとつの波には一人だけというルールのこと。これは、波乗りする人にとって大切な基本ルールです。

誰かがすでに乗っている波にもかかわらず、テイクオフしてしまうと、先に乗っていた人の進行を妨げてしまうことも。みんなが気持ちよく波を楽しめるよう、波をシェアするマインドを心がけてくださいね。

ドロップインは危険行為

すでに誰かが波乗りをしているところに、進行方向を妨げる形でテイクオフすることをドロップイン、または前乗りと呼びます。これらの行為はルール違反だけでなく、大きな事故・怪我に繋がる可能性もあります。大変危険ですので、絶対にやめましょう。

万が一、気づかずにドロップインしてしまったら、すぐに波乗りを中止して、沖の方へ移動してください。

スネーキングはルール違反

ピーク優先のルールを逆手にとり、テイクオフしようとしている人の前に移動して、波の最上部に回り込む形で横取りすることをスネーキングといいます。これはもちろん危険行為であり、周りの人への気遣いも感じられないルール違反といえるでしょう。

その日のコンディションにもよりますが、自分にベストな波は必ず来ます。焦らずタイミングを見ながら楽しんでくださいね。

周りのボディボーダーやサーファーへの気遣い

ボディボード初心者 マナー

最後に、マインドについて大切なことをお伝えします。マナーやルールは、相手を思いやる気持ちから生まれます。波乗りを楽しむなら、ぜひ覚えておいてくださいね。

譲り合いの気持ちを持とう

ドロップインやスネーキングなど、配慮に欠けた自分本位のライディングは、周りに不快な思いを与えます。

海でボディーボードをする時は、サーフィンをしている人も含め、周りのみんなが波乗りを楽しんでいることを忘れないでください。 波を独占せず、常に譲り合いの精神を心がけましょう。 

妨害してしまったらすぐに謝ろう

初心者だと、波に気を取られてしまい、ドロップインやピークで乗っている人と同じ波に乗ってしまうことがあるかもしれません。

悪気なく、意図せずに行ってしまった場合でも、大きな声で相手にきちんと謝ることが大切。円滑なコミュニケーションは、トラブル防止にも役立ちますよ。

リーシュコードをしっかり着用しよう

波にのまれたボードは、ときに相手を傷つける凶器になる危険性があります。周りの人のためにも、リーシュコードを適切な場所へしっかり装着しましょう。

海に入る前に、リーシュコードが劣化していないか、引っ張って確認することも大切です。

自分に乗れる波を見極めよう

大きい波に乗れたら気持ちがよさそうだし、かっこいいですよね。しかし、初心者の場合、無理をして波に乗ろうとすると周りが見えなくなり、思わぬトラブルにつながることも。

何度も波乗りを経験すれば、波の見極め方や乗り方のコツがわかってくるので、マナーを守りつつ無理せず波に乗りましょう。

なお、スープ(波が割れ白くなっている部分)で波乗りの練習をする際も注意が必要です。なぜなら、延長線上の沖でテイクオフしている人がいると、進路を妨げてしまうことがあるから。波乗りをする前に、周りをよく観察することを忘れないようにしましょう。

海でボディボードを楽しむ時は、初心者もベテランも関係なく、マナーやルールを守ることが大切です。慣れないうちは、次々やってくる波に余裕がなくなることがあるかもしれません。しかし、事前にルールやマナーを把握しておくことでトラブルを防げますよ。いい波は皆でシェアするといった思いやりをもって、気持ちよくボディボードを楽しみましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。