キャンプ料理に彩をプラス!万能食材“チーズ”
火を通すとトロリととろけて、料理にちょっと加えるだけで美味しさをアップしてくれるチーズは、いろいろな食材に馴染みやすい万能な食材。
ピザ、グラタン、パスタなど、チーズを料理に加えるだけで、豊かな風味と食感が生まれ、料理を見違えるほど美味しくしてくれる魔法のアイテムです。
チーズの使い方は無限大!
ゆでた野菜にのせたり、パスタに絡めたり、ソースとともにご飯にのせたりするなど、料理をおいしくしてくれるチーズ。ちょっと加えるだけで味変できたり、料理に華やかさをプラスできるのはキャンプシーンにおいて大きな魅力ですよね。
調理法はさまざまですが、トッピングしたり料理と一緒に煮込んだり、使い方はとても簡単!キャンプ料理でも大活躍間違いなしの食材なのです。
キャンプ飯を彩る簡単激ウマチーズレシピ
チーズの魅力がわかったところで、さっそくキャンプにぴったりのチーズ料理を作ってみましょう。
どれも簡単にできるのに見た目はゴージャス!夕食の一品としてはもちろん、お酒のおともにもぴったりのメニューをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ブッラータといちごとミニトマトのサラダ
ブッラータは、モッツァレラを細かく割いたものを、生クリームとともにモッツァレラの生地で包んだフレッシュチーズで、とてもクリーミーなのが特徴。
旬のいちごと合わせた華やかなサラダです。
<材料 (2人分)>
- ブッラータ……1個
- いちご……1/2パック
- ミニトマト……8個
- オリーブオイル……大さじ2
- バルサミコ酢……大さじ1
- 塩……少々
<作り方>
- ブッラータを室温に戻す。いちごとミニトマトは4等分のくし切りにする。
- ドレッシングを作る。オリーブオイルとバルサミコ酢をボウルに入れてよく混ぜ、塩を加えて少ししょっぱいくらいに味を調える。
- 1.のいちごとミニトマトを2.のボウルに加えてよく混ぜ合わせる。
- 皿にブッラータをのせ、周りにを盛り付けて出来上がり。
チーズフォンデュ
ちょっとハードルの高そうなチーズフォンデュですが、実は作り方はとても簡単。分量と、白ワインを沸騰させることさえきちんとすれば、美味しいものが出来上がります。
使用するチーズは好みのものに置き換えたり、分量内に好みのチーズを加えてもOKです。
具材も好みのものを用意して楽しみましょう。
<材料 (4人分)>
- ピザ用シュレッドチーズ……300g
- カマンベールチーズ(皮を取り除いたもの)……100g
- 片栗粉……大さじ1
- 白ワイン(または牛乳)……200cc
- にんにく……1片
- ブロッコリー……4切れ
- カリフラワー……4切れ
- にんじん……4切れ
- ベビーコーン……4切れ
- ソーセージ……4本
- むきえび……4尾
- りんご……1/2個分
- バゲット……1/2本分
<作り方>
- 具材に使う野菜とむきえびをゆでる。りんごとバゲットは一口大に切る。
- 2種のチーズをボウルに入れ、片栗粉をまぶしておく。
- フォンデュ用の鍋ににんにくをこすりつけ、白ワインを入れて火にかける。沸騰したら弱火に落とし、2.のチーズを加え、木べらでチーズのかたまりがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
- チーズがなめらかになったら出来上がり。具材にチーズを絡めていただきます。
長芋ベーコンチーズ
<材料 (2人分)>
- 長芋……8センチ分
- スライスチーズ……2枚
- ベーコン……2枚
- サラダ油……大さじ1
- パセリ(乾燥)……少々
<作り方>
- 長芋は皮をむき、1センチ位の厚さの輪切りにする。ベーコンとスライスチーズは4等分にする。
- フライパンにサラダ油を引き、ベーコンを焼く。両面に軽く焼き色がついたらフライパンから取り出し、皿に置いておく。
- 長芋をのフライパンで焼く。片面に焼き色がついたらひっくり返し、2.のベーコンとスライスチーズをのせ、蓋をして焼く。
- チーズがとろけたら火を止めて皿に盛り付ける。パセリを上に飾って出来上がり。
カマンベールチーズのアヒージョ
<材料 (2~3人分)>
- カマンベールチーズ……1個
- ミニトマト……5個
- マッシュルーム……5個
- ベーコン……2枚
- にんにく……1片
- オリーブオイル……100cc
- 塩……ひとつまみ
- こしょう……適量
<作り方>
- ミニトマトとマッシュルームは4等分のくし切りにする。ベーコンは短冊に切る。カマンベールチーズは8等分に切る。にんにくは潰しておく。
- スキレットにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかける。にんにくの香りが出てきたら、ベーコンとマッシュルーム、塩を加えて煮る。
- 3.2.のスキレットの真ん中にカマンベールチーズを入れ、周りにトマトを散らすように入れる。こしょうを振ってぐつぐつと煮立てたら出来上がり。
知っておくと便利!チーズの種類とその特徴
たくさんの種類があるチーズですが、大まかに分類すると、ナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類に分けられます。
ナチュラルチーズにはさまざまなタイプがあり、その種類は7つほどのタイプに分けることが出来ます。
それぞれに味わいの傾向が違い、合う料理も違ってきます。チーズのタイプを知って、味の違いを楽しんだり、キャンプ料理に活用したりと、楽しんでみてくださいね。
チーズの種類:フレッシュタイプ
フレッシュタイプは、ミルクを酵素や乳酸菌で凝固させて、ホエイを分離した後、熟成の過程を経ずに、すぐに食べられるチーズのことをいいます。
水分が多くてやわらかいものが多いのが特徴です。モッツァレラやリコッタ、フロマージュブラン、クリームチーズがこのタイプになります。
クラッカーに乗せてシンプリに楽しんだり、カプレーゼなどとしても親しまれています。
チーズの種類:白カビタイプ
白カビタイプは、チーズの表面に白カビを繁殖させて熟成させるチーズのこと。白カビが作る酵素がミルクのタンパク質を分解して、フレッシュタイプに比べると、味も濃厚になります。
カマンベールやブリー・ド・モーがこのタイプになります。赤ワインとの相性もバッチリです。
チーズの種類:青カビタイプ
チーズの内部に青カビを繁殖させ、熟成させるタイプのチーズのことをいいます。青カビはチーズの内部で酵素が必要になるので、チーズを作るときに、金串などで内部に隙間を作って熟成させます。
青カビ独特のピリッとした辛みがあるのが特徴です。
ゴルゴンゾーラやロックフォール、スティルトンなどがこのタイプになります。フルーツを添えたり、蜂蜜をかけたりして甘みをプラスすると、よりその美味しさを楽しむことができるでしょう。
チーズの種類:ウォッシュタイプ
チーズの表面を、塩水やアルコールで洗って熟成させるため、ウォッシュタイプと呼ばれているチーズです。
表面を洗うことで、リネンス菌が繁殖し、熟成していきます。表面はウェットで独特の香りがあり、クリーミーでやわらかいのが特徴です。
エポワスやマンステール、モンドールがこのタイプになります。ドイツパンなどちょっと酸味のあるハードパンによく合います。
チーズの種類:シェーブルタイプ
ヤギのミルクから作られるチーズのことをいいます。
もろくて崩れやすいので、ひとつの大きさが小さいのが特徴で、カビを生やしたものだけでなく、真っ白なものや、灰をまぶしたものなど、見た目もいろいろあり、独特の香りと酸味があるのが特徴です。
サントモールやクロタンがこのタイプになります。さっぱりとした白ワインと相性抜群です。
チーズの種類:セミハードチーズ
長い期間の熟成に向くチーズで、水分量が多いもののことをいいます。
表面をワックスやフィルムなどで保護してあり、中はしっとりとしています。ピザ用チーズなどに加工されるのはこのタイプのチーズ。
ゴーダやチェダー、ラクレットなどがこのタイプになります。
チーズの種類:ハードタイプ
セミハードと同様に長期熟成に向くタイプで、水分量が少ないもののことをいいます。表皮は硬く、中はアミノ酸が結晶になったものなどで粒や斑点が見られます。
旨味が濃厚な味わいで、パルミジャーノレッジャーノやミモレット、コンテなどがこのタイプになります。
料理のトッピングとしてやコクだしにもぴったりのチーズです。
チーズの種類:プロセスチーズ
ナチュラルチーズを溶かして乳化し、さまざまな形に成形して作ったチーズです。賞味期限も長く、安定した味わいが特徴。
ベビーチーズやシュレッドタイプのピザ用チーズがこのタイプになります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。