シュラフカバー
シュラフカバーの役割は、結露からシュラフを守ること。冬のキャンプはテントの内部がびしょ濡れになるほど結露することがあります。
ダウンは濡れると保温性を維持できなくなってしまうので、防水のシュラフ以外はシュラフカバーは必須と言えます。
化繊のシュラフの場合は濡れても保温性をある程度維持してくれますが、シュラフカバーは熱を閉じ込めてくれる役割もあるので、併用することで保温性をさらに上げてくれますよ。
シュラフカバーは高いので、エマージェンシーシートで代用している人もいます。
しかし、シュラフカバーは透湿性があるので汗などの水蒸気を外に逃がしてくれるのですが、エマージェンシーシートはそれがないため、シュラフとシートの間で結露してしまうことがあり、逆効果になってしまうことも。
どうせ買うなら透湿性のあるものを買いましょう。
インナーシーツ
シュラフの中に入れて使うシーツは、サラッとした肌触りの薄手のものから、中綿入りの保温タイプまで様々あります。
インナーシーツのみを夏用のシュラフとして使うこともできるので、持っていても損はしません。ということは、夏用のシュラフをすでに持っているのなら、それを重ねてもいいわけですね。ただしその際は、重ねた時にダウンがギュウギュウに潰れてしまわないようにすることがポイント。ダウンは潰れてしまうと保温性を発揮できません。
インナーシーツの場合はその辺りが計算されていますが、手持ちのシュラフを重ねる場合は外側を大きいものにするなど工夫してください。
テントシューズ
テントで眠るときに気になるのは、やっぱり足もとの冷えですよね。靴下だけでは寒いというときは、テントシューズの出番です。
テントシューズはダウンのものと化繊のものに分かれます。保温性やコンパクト性はダウンの方が優れていますが、化繊は水に強いという利点があります。
シュラフの中だけで使う場合はダウンの方がおすすめですが、テント内を歩いたりするシーンが多いのであれば、化繊の方がおすすめです。
キャップ
帽子を被ったまま寝るのは慣れていないと窮屈に感じるかもしれませんが、冬キャンプではそうも言ってられません。
お手持ちのニットキャップでいいと思いますが、チクチクしないフリースのキャップや、締め付け感の少ないナイトキャップならより快適です。
パーカーのフードを被っても大分違います。
バラクラバ
シュラフに入っても唯一露出している顔。顔が寒くて眠れないというのはよくあることですよね。そんなときは、バラクラバをして寝ればかなり温かいですよ。
バラクラバとは、いわゆる目出し帽のこと。
ウィンタースポーツなどによく使われるアウトドアブランドのものは、蒸れることもなく呼吸も苦しくありません。
見た目はちょっと怪しくなりますが(笑)、あるとないとでは大違いでしょう。バラクラバを用意できない方は、ふつうのマスクでも効果はあります。
ダウンジャケット、ダウンパンツ
寒いときは着込む。これは基本ですが、あまり着込みすぎても寝心地が悪くなります。
軽くて温かいダウンは寝ている間もゴワゴワせず、ストレスがありません。ストレッチ素材なら、なおいいですね。
ダウンジャケットはお持ちの方も多いと思いますが、ダウンパンツも是非使ってみてください。下半身が今まで感じたことのない温かさに包まれます。
湯たんぽ
最近は小型の湯たんぽがたくさん販売されていますね。カバーもかわいいものが多く、キャンプ以外にお家や外出先でも使えます。
シュラフの足もとに湯たんぽを入れれば、朝まで温かいですよ。ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽがわりにしているキャンパーも多いようです。
その際は、低温やけどしないよう、タオルなどに包むようにしてください。
ホッカイロ
お湯を沸かすことすらつらいような冷え込みのときは、お手軽なホッカイロを駆使しましょう。足の裏やお腹に貼って寝れば寒さ知らずです。
背中や腰に貼ってしまうと、自分の重みでカイロが圧迫され低温やけどする可能性がありますので、注意してください。
毛布
薄手の毛布ならシュラフの中に入れて使えますし、厚手の毛布はシュラフの上に掛けることで保温性が上がります。
ちょっとかさばりますが、マットの上に毛布を敷いて、シュラフの上にも毛布を掛けるサンドイッチ状にするとかなり温かいですよ。
毛布なら自宅で使っているものを持って行けばいいのでお金もかかりません。ただし、結露で濡れてしまう覚悟はしておいたほうがいいですね。
コット
寒さは地面から伝わってきます。冬キャンプでは、シュラフマットだけだと冷気を防げないんですよね。
シュラフマットの上に毛布を重ねたり、マット自体をアルミなど断熱素材を使用したものにするなど選択肢は色々ありますが、一番のおすすめはコットです。
出典 coleman地面との距離が遠くなり、荷物を隙間に挟めば冷気を遮断してくれます。夏場は逆に、コットの下に空気の通り道を作ってあげることで、涼しく快適に眠ることができますよ。
昼間はベンチとしても使えますので、予算に余裕がある方は是非導入してみてください。