ビーチリゾートの人気アクティビティのひとつが「体験ダイビング」です。 ダイビングライセンスを持っていなくても、インストラクターと一緒に水中散歩を楽しめます。旅行先で体験ダイビングをしてみたいという方はぜひ参考にしてください。

 

体験ダイビングとは

ダイビング 体験
 
体験ダイビングはライセンスを持っていない人でも、手軽に水中散歩を楽しめる人気のマリンアクティビティです。

ダイビングをしてみたいけど「自分にできるか不安」、「泳ぎが苦手なので怖い」、「少しだけ試してみたい」という人におすすめのダイビングがお試しプログラム。

水深6mまでのプールまたは穏やかな海で行われるので、 ダイビングがまったく初めてという方でも安心です。

30分程度の水中散歩ですが、初めて見る水中世界は生涯忘れられない思い出になるでしょう。

 

体験ダイビングのメリット

ダイビングがまったく初めてという人のプログラムには、大きく分けて「体験ダイビングコース」と「ライセンス取得コース」があります。

ダイビングライセンスが欲しいのだけど、自分にできるか不安という方は、体験ダイビングから始めるのがおすすめです。

1年以内ならライセンス取得コースのクレジットとしてカウントすることができるので、 ステップアップもより簡単になります。

また、長くつきあえそうなダイビングショップを選ぶために、まずは体験ダイビングを利用してみるというメリットもあります。

 

体験ダイビングの参加条件

体験ダイビングコースは、10歳以上の健康な方なら誰でも参加できます。

しかし、医師のもとで通院または投薬をしている方は、医師による病歴診断書の提出が必要になる場合があります 。

また、循環器系や呼吸器系、精神系に疾患がある方と、妊娠中の方は参加はできませんのでご注意ください。

体のことで心配がある場合は、どんなことでも気軽にインストラクターに相談してみましょう。
 

視力が悪くても大丈夫?

「視力が悪いのでダイビングはできない」と、思っている方がいるかもしれません。

しかし、 ダイビングマスク(水中メガネ)には、 度付きレンズがあるので心配いりません。

水中では陸上に比べて物体が1.33倍大きく近く見えるため、多少視力が悪い程度なら度付きマスクすら必要ないでしょう。

また、使い捨てタイプのコンタクトレンズなら紛失してもダメージは少ないため、ダイビング中に使用しているダイバーもたくさんいます。
 
 

体験ダイビングの内容

ダイビング 体験
 
体験ダイビングでは、海に潜る前に座学と、ダイビング器材を身につけたプールや浅い海域で簡単なレクチャーを行います。

ダイビング器材の使い方や水中での呼吸の仕方、コミュニケーションをとるハンドシグナルの方法などです。

最初は水中で呼吸ができることに驚くと思いますが、慣れてくると余裕が生まれ水中世界を存分に楽しむことができます。

練習するおもなダイビングスキルは、以下のとおりです。

  • 水中での呼吸:ゆっくりと落ち着いた呼吸ができるように練習します。
  • レギュレータークリア:呼吸をするレギュレーターに水が入ってきたときの対処法。
  • レギュレーターリカバリー:ダイビング中に口からレギュレーターが外れてしまった時の対処法。
  • マスククリア:マスクの中に水が入ってきてしまった時の対処法 。
  • 耳ぬき:水圧によって耳が痛くならないようにする方法。
  • 浮力コントロール:水面での浮力の確保の仕方。

体験ダイビングは、常にインストラクターまたはダイブマスターの直接監督のもとで行われますので、安心してダイビングを楽しめます。

目の前を泳ぐ魚に餌付けをしたり水中散歩を楽しんだり、 初めての水中世界は忘れられない思い出になるでしょう。

 

体験ダイビングの持ち物

ダイビングで使用する器材はすべてダイビングショップが用意してくれますが、以下のものは各自が用意する必要があります。

  • 水着:できるだけ身体にフィットした水着で、リボンやフリルスカートがついた水着は避けた方が良いでしょう。
  • タオル:肩に羽織れる程度の大きめのバスタオルがあると便利です。
  • ビーチサンダル:革靴やスニーカーは避けてビーチサンダルを用意しましょう。
  • ヘアゴム:髪の長い人は髪をしばれるヘアゴムなどを用意しましょう。
  • ラッシュガード(あれば):ウエットスーツのインナーとしても着用でき、日焼け対策にもなります。

ボートを使用する場合、必要な方は「酔い止め」も用意しておいたほうが良いでしょう。

 

 

体験ダイビングの注意事項

ダイビング 体験
 
体験ダイビングの注意事項を見てみましょう。

 

ダイビング後の飛行機搭乗手順

ダイビングをした当日は、飛行機に乗ることはできません。

潜水病防止のため、ダイビング終了後は最低12時間おいて飛行機に搭乗してください。

 

風邪と体調不良

体調不良や風邪を引いている時は、耳抜きができないのでダイビングはできません。

また、生理中でもダイビングはできますが、体調が良くないときは無理をせず お休みをした方が良いでしょう。

 

飲酒と二日酔い

ダイビング前のアルコールの摂取は厳禁です。

体内の血中アルコール濃度が上昇し、少量でも意識不明になったり潜水病のリスクを高めたりすることになります。

二日酔いでも体に悪影響が出ますので、ダイビング前日の飲み過ぎにも注意しましょう。

 

体験ダイビングを受けることでダイビングの適応性を見ることができ、それまで持っていた不安や心配がなくなります。ダイビングは決して難しいものではありません。身体に障害を持つ人や60歳以上のシニアの方もダイビングを楽しんでいます。体験ダイビングから水中世界への一歩を踏み出してみませんか?

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。