冬キャンプでサーキュレーターを使用するメリット
冬キャンプでサーキュレーターを使用するメリットは、テント内の温度を均一にできることです。冬キャンプのテントでは、冷たい空気が下にたまり、暖かい空気は上にたまります。また、座ったまま動かないことも多いため、テント内の空気も1か所にとどまりがちです。
そんなときに、サーキュレーターを使用すると、空気の循環が生まれます。天井にたまった暖かい空気が下に流れ、テント内の温度を均一に保てるのです。ストーブと一緒に使用すれば、暖かい風がムラなくテント全体に行き渡ります。
くわえて、換気に役立つのもメリットです。強い風を送り出すこともできるので、効率よく換気できるでしょう。
冬キャンプに活用できるサーキュレーターの種類
サーキュレーターには、下記4つの電源の種類があります。
- バッテリータイプ
- コンセントタイプ
- 乾電池タイプ
- USB充電タイプ
それぞれ紹介します。
バッテリータイプ
サーキュレーターを充電しておくだけで、コンセントがない場所でも自由に使えます。ただし、充電した電力がなくなると使えなくなってしまうので、長時間使用する際は、大容量バッテリーのものを選びましょう。
【バッテリータイプのおすすめ商品】
取り付けと伸縮式の三脚スタンドが付属するサーキュレーターです。本体の後ろにかけフックが付いているので、テントに吊るしての使用も可能。また、回転音やファンの音も静かなので、夜静かに過ごしたい方にもピッタリです。
コンセントタイプ
直接電源につなぐため、長時間の使用に最も適したサーキュレーターです。持ち運びやすいタイプのサーキュレーターはたしかに便利ですが、長時間の使用に向いているとはいえません。ただし、コンセントがなければそもそも使用できないため、使用できるかは事前に確認しておきましょう。
乾電池タイプ
どこでも使用可能で、電源が切れても交換すれば再びつかえる、使い勝手がよいタイプです。しかし、乾電池を買う必要があるのでコストがかかります。そのため、乾電池タイプのサーキュレーターを利用する際は、充電式の乾電池を使用し、コストを抑える工夫をしましょう。
USB充電タイプ
汎用性が高く、使いやすいサーキュレーターです。USBケーブルからの充電が可能なため、モバイルバッテリーなどとつないで使用できます。コンセントタイプよりも充電しやすいので、一台持っておくとさまざまな場面で重宝するでしょう。
【USB充電タイプのおすすめの商品】
照明と扇風機の2つの機能をもったサーキュレーターです。LEDライトで、照射角度が広いため、あたりを明るく照らせます。電源は、3本の乾電池を使用するほか 、USB充電をして使用できます。
コンセントがなくても気軽に使えるので、夜のキャンプだけではなく、災害時にも活用できます。
照明部の部位とハンドルは180度回転でき、ライトとファンを別方向に設定できます。そのため、照らす位置や送風方向を好みに調整できます。
冬キャンプに活用できるサーキュレーターの設置方法
サーキュレーターは形状によって設置方法が違います。ここでは、3種類の形状別に、設置方法を紹介します。
卓上タイプ
テーブルやラックの上に置くサーキュレーターです。首が上下に振れるものであれば、少し高めの位置から斜め下に向けて風を送り出せるため、効率的に暖かい空気を循環させられます。
【卓上タイプのおすすめ商品】
コンパクトかつコードレスタイプのサーキュレーターです。取っ手がついているので、持ち運びやすいのも特徴です。省電力で使える DCモーターを搭載しているため、長時間使用できるでしょう。
風量の強さは4段階あり、上下90度まで角度調節できるので、お好みの方向に風を送れます。また、1・3・5時間で設定できる便利なタイマー機能付きです。
フックタイプ
主に吊るして使うタイプのサーキュレーターです。とくに、テントやタープの天井に、ランタンとサーキュレーターを設置すれば、より暖かい空気を循環させられます。
【フックタイプのおすすめ商品】
ライト付きのサーキュレーターです。持ち手部分にフックが収納されているため、テント内の天井部に吊り下げて使うことも可能です。風量は2段階切替となっています。
アルカリ乾電池を2個で、Highモードなら連続で約28時間、Lowモードなら約48時間稼働させることが可能です。ライトは連続で約36時間点灯します。
クリップタイプ
サーキュレーターと大きなクリップが一体化した、形が特徴的なサーキュレーターです。フックで引っかけるようなところがなくても、大きなクリップで挟んで固定できます。
また、クリップタイプは卓上でも使えるので、利便性の高いサーキュレーターといえるでしょう。
【クリップタイプのおすすめ商品】
4.5cmまで開くクリップが付いているサーキュレーターです。
バッテリー容量も多い製品で、最小モードであれば最大30時間利用できます。ABS樹脂でできており、衝撃や高温にも強いため、キャンプにも適したサーキュレーターといえるでしょう。
自由にサーキュレーターを取り付けたい方におすすめです。
冬キャンプでサーキュレーターを使用する際の注意点
サーキュレーターとストーブを同時に使用する際には、換気を怠らないことが大切です。石油ストーブや薪ストーブなどは、一酸化中毒の原因につながるため、換気に十分注意しなければなりません。
対策としては、下記などが有効です。
- 一酸化炭素チェッカーを設置する
- 換気を行う
- 寝るときは必ずストーブを消す
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。