親子で登山に出かけよう!というときに悩むのは、どこへ行くか。レベルに合わない山へ行くと危険だし、子どもに「山は怖い」印象を与えてしまう可能性もあります。山の危険を知るの大事ですが、まずは楽しんで山を好きになるようなコース選びをしたいですね。
 

コース概要をチェック

我が子の歩くペースを見極めましょう。日々のお散歩の中でどのくらい歩くか、それぞれだと思います。

子連れ 親子登山

気分によっての差はあると思いますが、夢中になっているときどのくらいの時間を歩くことができますか?数分で抱っこやお部屋へ入ってしまうようでは、まだ登山には早いのかもしれません。

4歳になる我が子は、休憩を入れて1時間から1時間半の登りができるレベルです。最低でもそのくらいの体力が必要になってくると思います。

また、歩く時間のチェックのほかに登山道の標高差のチェックも忘れないでください。登山用のガイドブックには、たいてい登山道の高低図が記載されています。

傾斜が強くなると体力的な負担が大きくなるので、歩行時間が短くても子供には不向きなコースといえるでしょう。

アップダウンの激しいコースも体力を消耗しやすいですし、せっかく登ったのに下るのかという精神的なダメージがあるので避けた方が無難でしょう。

緩やかな登りで少し頑張って、平坦な道で山歩きを楽しむ程度が子供にとって丁度よいのかもしれません。登山回数を重ねていく上で、少しずつレベルアップしていけば良いのです。

 

登山は歩きだけではない

子供の足で1時間から1時間半の登りでは、山の麓から山の頂上までは難しいと思います。

頂上での景色を楽しむためにはある程度の高さが必要ですから、そこはロープウェイやケーブルカーを積極的に利用していきましょう。

子連れ 親子登山

運行時間や料金は事前に下調べしておきましょうね。時期によって運行時間や本数が若干変わってくるところがあります。また、最終便に必ず間に合うような行動計画を立てなければいけません。

子供の足ですと予想外に時間がかかることがありますので、余裕を持った計画をしてください。

山登りは「早出早着」が基本です。山の天気は変わりやすいというのはよく知られていますが、午前中はわりと安定した天気です。

午後から大気が不安定になりやすいので、午前中のうちに頂上に着いているといいですよね。

また、遅い時間に注意したいのは、気温の上昇です。天気が良いときには、山の上でも気温が高くなってきます。暑い中での歩きは体力を消耗しますし、背の低い子供たちは大人よりもその暑さを肌で感じています。

もう一つ、当たり前のことですが、夕方には日が暮れてきますね。

子供の足だと予想外に時間がかかると言いましたが、実際、我が家でも余裕を持って計画した時間より1時間半も多く登りに時間を使った経験があります。

早朝出発していましたのでそのくらいの誤差が出たとしても午前中には登頂できたのですが、子供と一緒だと計画通りにいかないなぁと感じました。

ゆっくり出発をしたときにハプニングが起こり、下山時には日が暮れてきて動けなくなる・・なんていうパターンは絶対に避けなければいけません。

 

下山してからのお楽しみも!

我が家に限らず、登山のあとに温泉を楽しみにしている人たちはたくさんいるのではないでしょうか。登山準備に温泉セットは欠かせません。子供たちもこのパターンに慣れたのか、温泉大好きになりました。

子連れ 親子登山

下りの歩きでは、「下までがんばったら温泉だからね~」と声掛けをしながらいきます。公共機関で移動してきたときには、温泉後に冷えたビールをググっと頂きます。至福の時です。

温泉セットには替えの靴もいれておくといいですよ!スッキリしたあとに、汗いっぱいの登山靴は履きたくないですからね。たいてい我が家はサンダルを持参します。

車で帰宅するとき、疲れた後の温泉なので温泉後の眠気が運転の邪魔になることも。温泉でひと眠りしてスッキリした状態で運転を始めるなどの工夫をして安全に帰宅してくださいね。

ロープウェイがあるような山は観光地になっていることが多いので、温泉のほかにも楽しめることがいっぱいあると思います。お土産やさんや、食べ歩き、湖のほとりだったらスワンボートに乗ったり・・

乗馬体験できるような場所に行ったこともありました。下山してからのお楽しみのためにも、早め早めの計画を立てるといいと思います。

 

子連れで制限されることもありますが、調べていけば充実した楽しい登山ができます。登山を楽しむうえで行動計画は必須です。移動方法、歩行時間、行動食・・そしてその周辺の施設やイベントの下調べ。朝の起床時間が3時!なんて登山も計画したことがありますが、子供たちは私よりも目覚めがいいんです。山の楽しさを感じているんだなと実感しています。もう少し大きくなったら一緒にコース選びから楽しみたいと思っています。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。