ソロキャンパーの間でジムニー人気が急上昇
筆者は、北陸ですごした学生時代から通算して十年以上ジムニーという四輪駆動車に乗っていました。都会での生活では車が不要なため、あえなく手放すことに。
しかし最近のコロナ禍で、公共交通機関を使用せずにキャンプ場と自宅とを行き来する手段として、再び車の購入を検討しています。
どうせ所有するなら、乗りなれている雪道にも山道にも強いアウトドア仕様のジムニーが良いのではと考えています。
ヒロシさんをはじめ一部のソロキャンパーの間で再びジムニーブームが高まりつつあるなかで、ジムニーの購入方法やおすすめをユーザー目線でご紹介したいと思います。
ジムニーがキャンプにおすすめな理由
ジムニーユーザーとして考える、ジムニーがキャンプにおすすめな理由をまとめました。
おすすめ理由①雪道や山道に強い
筆者は、ジムニーSJ30型を乗っていましたが、どのような林道にも入っていくことができました。登山や釣り、キャンプなど足回りの悪いエリアで大活躍してくれる車です。
おすすめ理由②機動性とシンプルな構造
機動性が高く小柄なボディのため、周囲を見渡すことができ、小回りがききます。また、当時乗っていたジムニーSJ30型は、構造がシンプルだったので、故障したとき素人目にもどこが壊れたのかすぐにわかりました。
おすすめ理由③キャンプ仕様にカスタマイズできる
ジムニーはカスタムパーツが豊富にそろっているため、自分好みにカスタムすることが可能です。また、チューニングやカスタマイズをおこなうジムニー専門店も充実しています。
おすすめ理由④車内スペースの活用
室内がシンプルで、シートを倒すとフラットになるため、キャンプでの車内泊にも適しています。リアシートを倒すと容量350リットル以上のスペースになり、大容量の荷物を掲載することもできます。
おすすめ理由⑤アウトドアにピッタリなビジュアル
野性的で機能美をそなえたアウトドアファンにはたまらないビジュアルをしています。運転していると、これから大自然に繰りだすぞ!という気分になります。
現在のジムニーの特徴とイチオシ車種
ジムニーユーザーから数十年のブランクがあります。ジムニーそのものの特徴も変化していると思うので、購入前に調べてみました。
現在のジムニーの特徴①2018年にフルモデルチェンジ
2018年にジムニーはフルモデルチェンジを発表し発売をはじめています。フルモデルチェンジしたのはジムニー(658cc水冷4サイクル直列3気筒DOHCICターボエンジン搭載)とジムニーシエラ(1,460cc水冷4サイクル直列4気筒DOHCエンジン搭載)のふたつです。
ジムニーの中古車市場では、初代のLJ20-1幌モデルから直近のジムニーシエラまで、幅広い中古新古車が販売されています。
現在のジムニーの特徴②4サイクルエンジンが主流
2サイクルエンジンは、1998年に生産終了したジムニーSJ30型まで。あとはすべて4サイクルエンジンです。
筆者が学生時代ふくめて10年以上乗っていたジムニーSJ30型が日本最後の2サイクルエンジン搭載車ということになります。
ジムニーSJ30型は2サイクルならではの粘り強いエンジン特性を持ち、なおかつ車体が軽いということで、いまだに根強いファンを持っています。
現在のジムニーの特徴③足回りが進化
結論からいって足回りはしっかりとジムニーのDNAを受け継いでいるようです。ただし、昔のジムニーは1本バネのシンプルなスプリングでしたが、現在のジムニーは板からコイルに変更。
1本棒の「リジッドアクスル式サスペンション」が左右の車輪をつなぐ構造に変化しています。昔よりも足腰が進化したといえるでしょう。
現在のジムニーの特徴④標準装備の向上
新しいジムニーJB64はエアバッグ(6カ所)とABSを全車に標準装備しています。また、自動(衝突被害軽減)ブレーキ(対歩行者)をはじめ、ブレーキとアクセルペダルを踏み間違えたときに加速を抑える加速抑制装置、車線逸脱警報、横滑り防止装置なども装備しています。
筆者イチオシ車種はジムニーSJ30
筆者が狙っているイチオシの車種は、日本最後の2サイクルエンジン車であるジムニーSJ30型です。しかし、1998年に生産を終了しているため、まだ走れる中古車は少ないようです。
入手しやすい中古車として3代目のジムニーJB23があります。生産されていた期間が20年(1998年〜2018年)と長いため台数が多く、新しいので性能も良いと思います。
キャンプしやすい!おすすめのカスタマイズを紹介
ジムニーはカスタムパーツが豊富なので自分好みにカスタマイズすることが可能です。筆者ならキャンプしやすいようにこんなふうにカスタマイズするといった視点から解説していきます。
おすすめカスタマイズ①ルーフキャリア
ジムニーの掲載容量は比較的小さめのため、天井部分にルーフキャリアがあると便利です。キャンプアイテムをはじめ、カヌーやサーフボードなどさまざまなアクティビティ用品の掲載が可能になります。
おすすめのルーフキャリア:カーメイト ルーフキャリア inno スクエアーベースステー スムースルーフ用
シンプルな構造のベストセラーアイテム。筆者も以前ジムニーに乗っていたときに使用していました。
おすすめカスタマイズ②LEDランタン
キャンプはもとより、気軽な車内泊のとき明るいLEDランプがあると居住性や快適性がアップしてとても便利です。
おすすめのLEDランタン:LBELL(最新モデル&タッチセンサー式)間接照明
上部にあるタッチパネルに触れるだけで、電源のオンとオフ、明るさ、色調をコントロールできます。車内泊だけでなく、寝室用としてもおすすめの照明器具です。
おすすめカスタマイズ③カーテン
夜間は外からまる見えになるし、朝は日差しが眩しいので、車内泊のときにはカーテンが必須です。
おすすめのカーテン:ナポレックス 車用 強力マグネットカーテン
強力な磁石を貼り付けるだけでカーテンが装着できます。フックなどの金具の装着がいらないので、カーテンの脱着がとても簡単。UVカット 遮光率99%です。
おすすめカスタマイズ④ヘッドレストホルダー
車中泊する時にヘッドレストの置き場所に困ったことありませんか?収納場所を決めて置くことで車内の空間を有効活用することができます。
おすすめヘッドレストホルダー:Pulidi 新型 スズキ ジムニー 2019+ JB64 JB74 適用 PE製 ヘッドレストホルダー
SUZUKI ジムニー JB64系 全年式適合 、SUZUKI ジムニー JB74系 シエラ 全年式適合のヘッドレストホルダー。ヘッドレストを外した時に収納できるキャンプや車中泊に便利なアイテムです。
差し込み穴にヘッドレストの先を差し込むだけで収納できます。付属するボルトと六角レンチでホルダーを固定するだけなので設置も簡単です。
ジムニーを購入する方法
最後にジムニーを入手する方法について簡単に紹介しておきましょう。新車の場合は、もちろんスズキのディーラーで購入することができます。新古車や中古車の場合は、中古車専門のディーラーで購入可能。
筆者がおすすめだと思うのは、いらなくなったグッズをゆずりあえる「ジモティー」。自宅のある地域で探してみて、徐々に範囲を広げていくことができます。実際に見て手で触れてチェックできるところが最大のポイントです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。