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キャンプでお酒を飲む時にぴったりな燻製料理は意外と簡単に作れるのをご存知でしょうか?手軽にスモークできる食材も多く、工夫次第でさまざまなものを楽しめます。今回はキャンプで簡単に楽しむスモーク作りの方法や食材についてご紹介します。

キャンプでスモークに挑戦しよう

キャンプ 燻製料理

キャンプで過ごす時間の合間に、良い香り漂うできたての燻煙を味わいながらお酒を愉しむのは至福のひととき。

キャンプ料理にはいろいろありますが、手軽なおつまみを作るのにぴったりなのが今回ご紹介する燻製料理です。

ひとくちに燻製といっても、ベーコンやスモークサーモンなどちょっと手のかかるものから、下味をつけずにそのままスモークできるチーズやナッツまで、いろいろなものがあります。

燻製を作るには、スモーカーなどのしっかりした道具が必要になると思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、じつは身近な道具で簡単にできるものもあります。

ぜひ作り方を覚えて、キャンプで作ってみましょう。

 

スモークのやり方はシンプル

キャンプ 燻製料理

手がかかりそうな燻製料理ですが、手順を覚えてしまえば簡単!3ステップで手軽にできることから、料理が苦手な人でも気軽にトライできる料理のひとつでもあります。

手順は下記のとおりです。

1.味付けする

塩、こしょうをしたり、タレに漬け込んだりして、食材に味をつけます。漬け込み方によっては、殺菌や保存のためのステップにもなります。

2.乾燥させる

味付けした食材の、表面の水分を乾燥させます。風通しのいいところで乾燥させたり、表面の水分を拭ったりすることで、スモークしたときに出てしまう酸味や苦味の元を取り除く工程にもなります。

3.スモークする

食材に合わせた温度でスモークします。

意外と簡単に作れることがお分かりいただけたのではないでしょうか?気をつけるポイントは燻製の種類によって作り方が異なること。

こちらもしっかりとポイントを抑えれば失敗なく作ることができます。

スモークの種類は3タイプ

燻製には3種類あり、熱燻・温燻・冷燻に分かれています。ここでは、それぞれのスモークの作り方や、適した食材について解説していきます。

熱燻

80℃程度の温度で、10~30分程度の短時間で仕上げます。

食材の表面をこんがりと燻した香り豊かなスモークが出来上がりますが、保存には向かず、作ってすぐに食べるタイプのものになります。

向いている食材も、味付けや乾燥のプロセスが必要ないものが多いです。

玉子やプロセスチーズ、手羽先やささみ、鮭の切り身や干物類、さらにソーセージ、笹かまぼこやちくわなどの練り製品、ナッツやドライフルーツが向いています。

温度 80℃
燻製時間 10~30分
向いている食材 玉子・プロセスチーズ・手羽先・ささみ・鮭の切り身・干物類・練り製品・ナッツ・ドライフルーツ

温燻

60℃程度の温度で、1~7時間程度ゆっくり燻して作るタイプです。

ベーコンやロースハムなどがその代表格。少し大きめの燻製器を使って、じっくりと時間をかけて作る保存も効くタイプのものです。

ハムやソーセージ作りだけでなく、鶏のささみやむね肉、帆立や牡蠣などの貝類、変わり種では豆腐なども向いています。

温度 60℃
燻製時間 1~7時間
向いている食材 かたまりの豚肉・ソーセージ・鶏のささみ・鶏むね肉・帆立・牡蠣などの貝類・豆腐

冷燻

20℃程度の温度で数日かけてじっくりスモークするタイプのものです。代表格はスモークサーモンや生ハムが挙げられます。

長時間かけてスモークすることで水分が抜け、長期保存が可能。気温が25℃を超えるとできなくなるので、冬場のスモーク作業になります。

柵取りした白身魚をスモークしたり、ビーフジャーキーなどを作ったりするのに向いていて、上級者向けの燻製方法といえるでしょう。

温度 20℃
燻製時間 数日~1週間
向いている食材 サーモン・白身魚・牛肉

 

手軽に燻製を楽しむ!フライパンでスモークに挑戦

キャンプ 燻製料理

スモーカーなどのしっかりした専用の道具がないと、難しそうに見える燻製ですが、誰でも持っているフライパンで手軽に作れます。

必要なアイテムを用意しよう

用意するのは下記の4つです。買い足しが必要なものもあると思いますが、クッキングシートなど家にあるもので流用できるものもあります。一度揃えていくといつでも燻製料理を楽しめるので、どんなものが必要かをチェックしてみてください。

フライパン

大きめで、深さのあるものが適しています。フッ素加工などがしてあるものはNG。

鉄製のものがおすすめで、中華鍋などでも代用できます。

金網

フライパンより直径が2センチ程度小さいものを用意します。サイズ選びは意外と重要なのでよく確認してから購入するようにしましょう。

アルミホイル・クッキングシート

普段の料理でもよく登場するアルミホイルやクッキングシート。フライパンに入れるチップの入れ物に使ったり、金網の上に置く食材の下に敷いて使います。

スモークチップ

桜やヒッコリー、くるみ、ウイスキーオークなど、さまざまな種類のチップがありますが、種類によって香りが違うので、好みのものを選んで使います。

爽やかな香りで何にでも合うヒッコリーと、香りの強い桜を8:2でブレンドしたものがおすすめです。

フライパンでのスモークの手順

フライパンで作る燻製は、手軽にできるのでキャンプのおつまみづくりにも最適。食材によってスモークする時間は違いますが、工程はとてもシンプルなので覚えやすいのもいいところです。

お手軽スモークの作り方

  1. アルミホイルでカップを作り、スモークチップを大さじ3~4程度入れたものをフライパンに置き、その上に金網をセットして蓋をし、強火にかけます。
  2. 煙が上がってきたら蓋を取り、食材を並べて再度蓋をして、食材の種類によって必要な時間スモークする。

※燻製器について知りたい方は「キャンプで燻製にチャレンジしてみたい!燻製器を使えば誰でもかんたんにおいしくできる!」を参考にしてみてください。

 

スモーク初心者におすすめの食材

初心者におすすめなのは、味付けや乾燥のプロセスが必要のない食材です。とくに、下記の3つは人気の食材でもあります。ぜひトライしてみてください。

1.玉子

キャンプ 燻製料理

ゆで卵を作って水分を取り、10~15分スモークします。スモークチップの香りがついた褐色の玉子は、誰もが好む親しみやすい味わいです。

2.プロセスチーズ

キャンプ 燻製料理

食べやすい大きさにカットされている6Pチーズやベビーチーズなどが、フライパンでのスモークに向いています。

金網の上にクッキングシートやアルミホイルを敷いてからチーズをのせ、5~10分スモークすれば出来上がりです。

3.ミックスナッツ

キャンプ 燻製料理

そのまま食べても美味しいミックスナッツですが、燻製にするとスモーキーな香りがつき、さらに美味しく楽しめます。

金網から落ちないように、アルミホイルを金網の上に敷いてナッツを置き、15分ほどスモークすれば出来上がり。ひと味違ったおつまみをどうぞ。

ちょっとハードルが高そうに思える燻製も手元にあるフライパンで簡単に作ることができます。できたてのスモークをおつまみに飲むお酒は、ひときわ美味しいはず!みんなが驚くような味わいを、ぜひ作って楽しんでみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。