キャンピングカーの最適な内装は、キャンピングカーのタイプと使用する方のライフスタイルによって大きく違ってきます。自分がどういった使い方をしたいか、キャンピングカー生活のどの部分にこだわりたいかをイメージして選ぶことが重要です。

キャンピングカーの内装の後悔しない考え方

キャンピングカー 内装

キャンピングカーの内装は、生活スタイルをイメージして考えることが重要です。

一番大切なことはなんでしょうか?

  • リビングスペースでゆっくりすること
  • いく先々の食材でいろいろな料理を作ること
  • 気持ちの良いベッドでぐっすり眠ること
  • スキーやサーフィンなどアクティビティを楽しむこと

限られたスペースのキャンピングカーでは、全てをかなえることは難しいので、後悔しないためには必要なもの不要なものを切り分けて優先順位を決めておきましょう。

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キャンピングカーの内装①軽キャンパー

軽キャンパーはお値打ちで取り回しもしやすいのですが、空間が限られているため内装は引き算で考えることが重要です。

くつろぐ、食事を作る、食べる、寝るなどのうち、無くても良いもの、無くてはならないものを選びましょう。

軽キャンには、とりあえず寝るための簡易ベッドが設置されただけの車から、キッチンやリビングまで装備された車までいろいろなタイプがあるので、自分にとって必ず必要なものをメインに検討しましょう。

街乗り重視のシンプルタイプ COCOWAGON

軽キャンパーの人気メーカーとしては、街乗りメインからリビングまで備えたキャンピングカーが取り揃うフィールドライフがあります。

COCOWAGONは軽キャンパーに多いベッドをメインにしたタイプ。

ほかの機能を付けないことでゆったりしたベッド空間と軽キャンならではの低価格を実現しています。

さらにポップアップルーフを装備しているので頭上にゆとりがあり、空間が広く感じますね。

キャンピングカーの内装②バンコン

バンコンは外見上は普通のワンボックスカーに見えるのもがほとんど。普段使いしやすいことに加え、キャンピングカーへの敷居が低く、快適に過ごせるのが特徴です。

軽キャンと比べるとサイズが大きくなった分、リビングスペースやベッドが大きくとれます。

とはいえ、市販のバンやワンボックスの車体をそのまま使用しているため、ベッドが常設の車種と組み立てが必要な車種の2タイプがあります。

実際に使用するる上でこの違いは大きいので慎重に検討しましょう。

家族と旅する車 BADEN

バンコンのおすすめメーカーが「トイファクトリー」。

多くのキャンピングカーを発売しており、大手自動車メーカーとパートナーシップも結ばれている安心の国内メーカーです。

トップセラーモデルの「BADEN」はバンコンならではの広さで、家族旅行にも出掛けられる車として人気が高く、2020年キャンピングカー・オブ・ザ・イヤー大賞を受賞しています。

2009年の発売当初から常にブラッシュアップを続けてきた「BADEN」は、定番の機能や温かみのあるインテリア、充実下収納スペースがとても使いやすく受賞もうなずけるバンコンです。

 

キャンピングカーの内装③キャブコン

ハイエースなどの商用バンやトラックをベースにしたキャンピングカーで、多くの方がイメージするキャンピングカーはこのキャブコンではないかと思います。

バンコンと大きく違うのは、居住空間のサイズ。男性でも腰をかがめずに車内を歩けるタイプが多く、ベッドも常設されている物がほとんどで、まさに移動する部屋です。

デメリットとしては、横風を受けやすく走行性能が落ちることや、外観がいかにもキャンピングカーなので普段使いしにくく感じられるかもしれません。

どこまでも行ける ZiL

国産キャンピングカーのトップメーカーと言われるのが「VANTECH(バンテック)」。

バンテックの人気商品がこちらのZiLシリーズです。

ZiLはシリーズ累計販売台数3,500台を越えるキャブコンの代名詞と言われるモデル。複数のモデルがあり、リビングやキッチン、ベッドなど多彩なモデルからお好みのタイプを選べるのが魅力です。

お子様を連れての家族旅行、友人たちとのキャンプ、ペットを連れての夫婦旅行など、どんなシーンでも楽しめる最適な一台を見つけられます。

 

キャンピングカーの内装④バスコン

バスコンとはマイクロバスをベースに作られるキャンピングカーです。

もともと大人数を輸送することを目的に製造されている車をベースにしているため、力強い走りと快適性も併せ持っていて、キャンピングカーの王様的な存在です。

バスならではの車体の長さで、バンコンやキャブコンよりもゆったりとした空間を利用できます。

リビング、キッチン、ベッドスペースを配置しても、スペース的には余るほどなので、プラスのリビングやベッド、収納スペースを用意している車が多いようです。

デメリットはやはり、マイクロバスのボディの大きさからくる駐車スペースの問題と価格というところでしょうか。

いつかは憧れのバスコン  LandHome COASTER

色々なキャンピングカーを取り扱いながら自社オリジナルキャンピングカーの製造販売を行っているのが「RVランド」。

RVランドがオリジナルバスコンとして作成しているのが、LandHome COASTERです。

トヨタのコースターをベースに架装されたバスコンで、ベース車の安定性、安全性を損なわず、バスコンの広さを活かしたゆったりとしたインテリアが特徴です。

この快適さはホテルに宿泊しているような気分。異次元のキャンピングカーの旅を楽しめます。

 

キャンピングカーの内装⑤フルコン

フルコンはベース車のボディから作り替えてあるキャンピングカーのこと。快適に過ごすことを目的に作り込んであるため究極のキャンピングカーといえます。

バンコンやキャブコンを動く部屋と例えるならフルコンは動く家。トイレはもちろんシャワールームを備えたモデルも珍しくありません。

奥行き高さが広いのはもはや当たり前で、中には車体の一部を車外にスライドさせて幅も拡げてしまうという驚きの機能を備えた高級モデルも存在します。

圧倒的な迫力  Globetrotter XLI

東和モータースが扱うDethleffsシリーズの「Globetrotter XLI」。

高級感あふれる本革ソファ、シャワールーム、ツインベッドなど、これ以上ない装備が満載。動く家のさらに上をいく動く高級ホテルといっても過言ではありませんよね。

この車なら日本横断の旅もストレス無しでできそうですね。

キャンピングカーを選ぶ時に特に注意しないといけないことが、就寝スペース。内装の豪華さや見栄えに気を取られ寝心地が悪いと本末転倒です。また忘れがちなのが積載スペース。荷物が乗らない、収納施ペースが足りないのも旅行には致命的ですよね。気持ちよく生活できるように、出かける時の荷物や普段の自分のベッドのことなどもイメージして内装を検討するようにしてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。