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水中スクーターがあればダイビングやシュノーケリングがより楽しくなります。 その抜群の推進力で広範囲での移動も楽になり、イルカになったような気分で自在に泳ぎ回ることができます。水中スクーターの魅力とおすすめのモデルをご紹介します。
 

水中スクーターとは?

水中スクーター

水中スクーターとは別名DPV(Diver Propulsion Vehicles)と呼ばれる、水中で推進力を得るプロペラがついたダイビングギアのひとつです。

ダイバーやスノーケラーがフィンキックをしなくても長距離を移動できるので、エアの消費量を大きく減らせるうえ、かなり広範囲の移動が可能になります。

プロペラのON/OFFは手元のスイッチで簡単に行え、慣れてくれば回転アクロバットなどの技もできるようになり、これまでのダイビングでは体験できない楽しみ方が可能です。

水中スクーターには免許が必要?

水中スクーターには特別な免許は必要ありません。誰でも自由に使えます。

ただし、取り扱いには注意が必要です。とくに慣れないうちは水圧の変化が激しい浅場での上下移動は避けた方がよいでしょう。

急な水圧変化で耳抜きが出来なかったり、急浮上したりする可能性があります。

また、好き勝手に動き回るとグループとはぐれてしまうこともあるので、透明度が良くない場所ではとくに注意が必要です。

 

水中スクーターのメリット

水中スクーター

ダイビングやシュノーケリングで水中スクーターを使うことのメリットを考えてみましょう。

メリット①行動範囲が広がる

泳いで行くには遠いスポットでも水中スクーターがあれば無理なくかんたんに移動できます。フィンキックの約10倍の行動範囲が広がるので、より広い範囲でダイビングが楽しめます。

もちろん水中だけでなく長い水面移動もらくらくこなせます。

メリット②エアの消費量が抑えられる

フィンキックを必要としない分、疲れにくく、息切れも少ないためエアの消費量を抑えられます。その結果、潜水時間も増えダイビングを長く楽しむことができます。

メリット③初心者ダイバーでも簡単操作

これまでの水中スクーターは重量が20kg近くあり持ち運びが大変でしたが、近年の水中スクーターはコンパクトなデザインで重量も5kgを切るものが多く、操作も驚くほどかんたんです。

初心者ダイバーでも使い方さえわかれば、手軽に使えるようになりました。

メリット④環境に優しい

砂の巻き上げが気になる砂地や一面に広がるサンゴ礁の上など、フィンワークに注意しなければならないスポットでも、水中スクーターがあればフィンを動かす必要がないので環境へのダメージを減らすことができます。

メリット⑤いろいろな遊び方ができる

遊び方の幅が広がるので普段と違ったダイビングを楽しむことができます。

水中スクーターを片手で持ってその場でくるくる回ってみたり、水中スクーターにGoProをマウントしてスピード感のある水中動画を撮影したりすることも可能です。

おすすめの水中スクーター

最新のおすすめ水中スクーターをご紹介します。

SUBLUE WhiteShark Navbow+ 水中スクーター

シュノーケリングやダイビングに最適で、スピードに優れています。キャビンサイズのキャリングケースにより、飛行機に搭乗でき、ボートや自宅で簡単に保管できます。

機体に搭載されているGoProマウントや別売りの防水スマートフォンケースで、是非思い出を記録してください。

SUBLUE WhiteShark Navbow+ 水中スクーター
SUBLUE WhiteShark Navbow+ 水中スクーター

YAMAHA シースクーターエクスプローラー RDS 250

水深30m対応の水中スクーター「YAMAHAシースクーターRDS250」です。重量が8.2kgと少々重いですが、従来式のデザインで扱いやすさが特徴です。GoProマウント付き。

シュノーケリングで使用するなら、水深5m設計の「SEAL」と水深10m設計の「EXPLORER」もあります。

Yamaha シースクーターRDS 250
Yamaha シースクーターRDS 250

 

水中スクーター使用の注意点

水中スクーター使用の注意点

出典:unsplash

ダイビングやシュノーケリングの楽しみを広げてくれる便利な水中スクーターですが、次のようなトラブルも起こりうることを知っておくべきです。

まず、水中スクーターはダイバーをあっという間に遠くの目的地まで連れて行ってくれますが、もし、途中でバッテリーが切れてしまったら、残りの空気でダイバーは泳いで戻らなくてはいけません。

水中スクーター自体が故障しないとも限らないので、安全に帰ってこられる行動範囲で計画を立てることが肝心です。

また、水中スクーターは移動速度が速いため、ちょっと目を離しただけでバディを見失ってしまうこともがあり、バディ同士が離ればなれになりやすい面があります。

そのためにもバディと互いに離れないように距離を保ちながら行動することも大切です。

1台の水中スクーターがあれば2~3人のダイバーをまとめて牽引することも可能なので、バディグループで水中スクーターの台数を制限するのもひとつの予防策になるでしょう。

PADIなど各ダイビング指導団体では、水中スクーターの使い方に特化したスペシャリティーコースもあるので、心配な人は水中スクーター講習を受けてみることをおすすめします。

ダイビングやシュノーケリングの楽しみを広げてくれる水中スクーターをご紹介しました。レンタルできるダイビングサービスもあるので、興味のある人はダイビングショップに相談してみるのがよいでしょう。※2020年9月現在、新型コロナウイルスの影響で、各ダイビングサービスは人数を制限するなどの感染対策を行っています。ダイビングに出かける際は必ず現地の状況を確認し、事前予約をしてから出かけるようにしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。