ハイキング初心者が子どもと楽しむ際注意したい5つのこと
親子連れでも気軽に楽しめるハイキングですが、ちょっとしたミスが重大な事故につながる可能性があるのはほかのアウトドアアクティビティと同じです。
では、子ども連れの場合とくにどんなことに気をつければよいのでしょうか?
次の5つをしっかり覚えておけば、より楽しハイキングをお子さんと一緒に楽しめるはずですよ。
人気のハイキングコースを選ぶ
人気のハイキングコースだと、混雑していて子どもと一緒に楽しめないのでは…。
確かにそういう一面もありますが、ハイキング初心者でしかも小さな子ども連れともなれば、最大限に気を配りたいのが安全面です。
人気のコースは確かに人が多いですが、万が一なにかあった場合にすぐに助けを呼ぶことができます。
人の少ないコースでは、遭難した場合などに孤立してしまい極めて危険なのです。
また、人気のコースの場合トイレや休憩所などが整備されているところが多くあります。
小さな子どもはトイレが近いですし、多めに休憩を取ってあげることも必要です。
こういった点からも、人気のコースが初心者の子ども連れにはおすすめなんです。
朝早く出発する
ハイキング初心者でなおかつ子ども連れとなると、所要時間はそのコースの目安の数倍はかかると思っておいてもいいかもしれません。
余裕を持って楽しむためにも、朝早く出発するようにしましょう。
また、子どもはお昼ご飯を食べたりあるいは長時間の歩行で疲れたりすると、眠くなってしまいがちです。
するとますますペースが落ちてしまいますので、早めに家を出て早めにお昼ご飯を食べ、早めに帰途につく、ということを心がけるようにしましょう。
夏場でも長袖長ズボン
子どもは夏場になるとどうしても、長袖長ズボンを嫌ってしまいます。
しかし、ハイキングなどの山歩きでは肌の露出は可能な限り避けなければなりません。
草や木の枝で体が傷ついてしまうのを避ける狙いがあるのはもちろんですが、あなどってはいけないのが紫外線のシャットアウト効果です。
半袖半ズボンでは日焼けしてしまいますが、紫外線を浴びると人は思った以上に体力を奪われてしまいます。
子どもの場合、帰りは歩けなくなってしまうということも考えられます。
ケガだけでなく紫外線からも身を守るために、長袖長ズボンを必ず着用するようにしましょう。
沢遊びなどアクティビティも取り入れてあげる
ただひたすら歩いているだけでは子どもは飽きてしまいます。
沢遊びや虫捕りなど、子どもが大好きなアクティビティを少しだけ取り入れてあげることで、より楽しみながらハイキングを続けることができるようになります。
「ハイキングにまた行きたい」というすてきな思い出を作る意味も含めて、なにかアクセントになるアクティビティを取り入れてあげてください。
ただし、沢遊びの場合は水難事故などの危険と背中合わせでもあります。
十分に安全が確保できる場所であるかを事前にリサーチしておきましょう。
また、安全な場所であっても、前日などに雨が降った場合は避けた方が無難であることも覚えておきましょう。
おんぶひもを持って行く
子どもは突然疲れて、「バッテリー0」の状態になってしまう場合があります。
とくに小さな子どもの場合「もう歩けない!」と駄々をこねてしまうケースや、最悪の場合眠りに落ちてしまうケースなどもあります。
そういった時にあると助かるのが「おんぶひも」です。
抱きかかえると手がふさがってしまう上に前も見えにくくなってしまい危険ですが、おんぶひもがあれば子どもを簡単に背負うことができます。
また、大きめの丈夫なおんぶひもを用意しておくと、歩けなくなるようなけが人が出た場合にも応急処置として対応できるので重宝します。
ハイキング初心者におすすめの親子で行けるスポット【東京近郊】
ハイキング初心者でとくに子ども連れの場合、どこがおすすめか迷ってしまう方も多いのでは?
そこで、東京近郊の子ども連れでハイキングに行くと楽しめるスポットを3つ厳選して、ご紹介したいと思います。
高尾山(東京)
言わずと知れた都内屈指の人気観光登山スポットです。
都心から近いこともあり、休日などは登山道が渋滞するほどの人でごった返しています。
ただ、それだけ安心して誰でも登れるハイキングコースであるということ。
トイレや休憩所も充実していますので、初心者子連れにはうってつけのハイキングコースといえるでしょう。
金比羅山(東京)
アスファルトで舗装されているなど、小さな子ども連れ用のハイキングコースもあります。
ただし、山頂が近づくにつれコースの険しさも増してきますので油断は禁物です。
鎌倉ハイキングコース(神奈川)
こちらのコースは住宅街に隣接しているため、万一途中でハイキングを諦めなければならなくなった際でも安心です。
鎌倉大仏が見られる「葛原岡・大仏コース」は人も多いので安心ですし、大仏が見えてきたときの達成感は子どもにきっと「また行きたい」と思わせてくれることでしょう。