親子登山は山の選び方が大切
親子登山で大事なことは、子どもを飽きさせないことです。
子どもはすぐに、「しんどい」とか「つまらない」とか言い出すもの。
せっかくの親子登山、つらい思い出だけが残ってしまうのはもったいないです。
「もう二度と山になんて登りたくない!」と子どもに思わせないためにも、親子登山での失敗しない山の選び方を紹介します。
行動時間は子どもの体力、精神力に見合ったルートを選ぶ
子どもと一緒だと想定外のことが起こります。
また、子どもにとってあまり長時間歩き続ける事は体力的、精神的に厳しいです。
子どもたちが無理なく登れるルートを選びましょう。
はじめは2時間程度、慣れてきたら徐々に行動時間をのばしていくのがおすすめです。
下山でロープーウェイなどが使えるルートやエスケープルートが容易に取れるルートを選ぶ
下りにロープーウェイを使えば、山頂に着いてからゆっくり休憩したり遊んだりできるのでおすすめです。
また、途中で体力の限界で「戻りたい」という時に、すぐ戻れるようにエスケープルートが簡単に取れるようなルートを選んでおくのがよいでしょう。
目的地や下山後に子どもが楽しめるスポットがあるルートを選ぶ
山に登って景色を楽しんで美味しいお弁当を食べるだけでも楽しいですが、子ども目線で考えるともう少し楽しめるアクティビティが欲しいものです。
山頂などに子ども向けの施設があったり、川遊びができるスポットがあると、特別な思い出になること間違いなしです。
おすすめのルート①六甲山系 布引の滝~市ケ原
おすすめポイント: | 豪快な布引の滝と市ケ原での川遊び |
コース: | 新神戸駅→布引の滝→市ケ原→布引ハーブ園→ロープーウェイで下山し新神戸駅へ |
コースタイム: | 2時間 |
神戸の布引の滝を経て市ケ原に向かうコースです。
新神戸駅の裏手が登山のスタート地点になります。
ルート上はほとんど整備された階段が多いので子どもでも安心して登ることができます。
布引の滝は都会のすぐ近くにあるとは思えない豪快な滝で見応えあり!
目的地の市ケ原は浅くて広い川原になっているので、子どもたちが遊ぶのにちょうどいいです。
サワガニなどの生き物もいて、見つけて遊ぶこともできます。
下りは市ケ原からすぐ近くにある布引ハーブ園のロープーウェイを利用すると楽です。
時間に余裕があれば布引ハーブ園で遊んで帰るのもよいでしょう。
アクセス:JR新神戸駅より北側へすぐ登山口あり。
おすすめルート②比良山系 蓬莱山 キタダカコース
おすすめポイント: | 子どもが楽しめる山頂施設と下山はらくらくロープーウェイ |
コース: | ロープーウェイ山麓駅→キタダカ道→打見山山頂→蓬莱山山頂→ロープーウェイで下山しロープーウェイ山麓駅 |
コースタイム: | 3時間半 |
冬はスキー場、夏はびわ湖テラスとしても有名な山岳リゾート施設びわ湖バレイ。
そのびわ湖バレイ有する蓬莱山を目指すルートです。
びわ湖バレイへ行くロープーウェイの山麓駅がスタートです。
登山道は整備されていて歩きやすく子どもにも安心です。
3時間半ほど登るとロープーウェイ山頂駅がある打見山へ到着。
そこから蓬莱山山頂へもう少しです。
山頂周辺には琵琶湖の絶景を望むことが出来るびわ湖テラスやカフェ、子どもが喜ぶジップラインなどのアスレチックもあります。
広い芝生のゲレンデは子どもたちが走り回って遊ぶこともできます。
下りはロープーウェイで下山できます。
アクセス:JR湖西線「志賀駅」より路線バス江若交通乗車(10分)ロープーウェイ乗り場下車
おすすめルート③金勝アルプスハイキングコース
おすすめポイント: | 清流での生き物との触れ合いと奇岩の絶景 |
コース: | 上桐生→オランダ堰堤→落ケ滝→天狗岩→耳岩→天狗岩線より下山し上桐生へ |
コースタイム: | 4時間半 |
金勝アルプスはアルプスと名が付く通り、小規模ながら巨岩など見応えたっぷりな本格的な登山コースとなっています。
しかし、ルートは整備されていて面白い岩や綺麗な小川などが流れていて子供も飽きることなく安心して登れます。
山頂付近にある天狗岩や耳岩という巨岩は変わった形をしていてとてもおもしろいです。
ゴール地点付近にある小川やオランダ堰堤は川遊びスポットとしても人気です。
小魚がたくさんいて捕まえて遊ぶのも楽しいですよ。
天狗岩まで行くのが厳しければ、下の方を周回するルートもあるので子どもの様子を見てルートを変更することもできます。
アクセス:JR琵琶湖線「草津駅」東口より帝産湖南交通バス「上桐生線」乗車(30分)終点上桐生下車。