おやつや飲み物は必須
登山は意外と、エネルギー消費が多いスポーツです。
山ですから、お腹が空いたときにすぐ購入することはむずかしいため、おやつや飲み物などは準備していきましょう。
子供は大人に比べると1回の食事量も少なめです。
手軽に食べられるものを、小まめに食べて栄養補給することが大切。
登山中におすすめのおやつは、小さめのおにぎりや、菓子パン、ソフトクッキー、チョコレートなどで、小分けになっているものが便利です。
そのほか、お子さんが好きなおやつ、塩あめなども持っていくとモチベーションアップになります。
飲み物は、水やお茶なども良いですがスポーツ飲料は必須。
汗によって失われたカリウムやナトリウムを補給することができます。
ただ、スポーツドリンクだけだと、甘みで喉が乾いたり、緊急時の傷の洗浄などに使えません。
余裕があれば、なん本かにわけて持っていくといいでしょう。
また休憩用のベンチがないことも多いです。
レジャーシートを一緒に持っていくと便利です。
子ども用の着替えとおんぶ紐
登山はかなり汗をかきます。
速乾素材ならばすぐ乾きますが、そうでない場合、汗をかいたあと冷えてしまったり、ベタベタで動きにくくなることもありますので、ベースレイヤーなど着替えを持って行きましょう。
また歩き慣れていない子どもの場合、ぐずることも。
おんぶ紐や抱っこひもなどは、念のために持っていくようにしましょう。
子供をイヤイヤ歩かせるのは大変ですし、なにより親と子供の両方にとって危険です。
抱っこやおんぶして登り、子供の機嫌が直ったら、また歩かせるようにすると良いかもしれません。
天気が良い場合は、トランプなど家族で遊べる物を持っていって、少し遊ばせてから登るというのも良いアイデアです。
実際に、山でトランプをしている家族を見たこともあります。
子どもが小さいうちは、楽しく山登りをさせるのが、大変な場合もあります。
またイヤイヤながらに登山をさせても、嫌な思い出しか残らなくなってしまいます。
そうならないように、カードゲームなど登山とは関係ない物でも持っていくようにしましょう。
ファーストエイド&雨具や防寒着
万が一の場合を考えて、絆創膏や常備薬などが入ったファーストエイドキットを持っていきましょう。
意外と多いのが、腹痛や頭痛。
冷えてしまったりすることで、起こることもあります。
最低限度の薬などを持っていくと安心です。
また、ウェットティッシュなどもファーストエイドのなかの1つとして持っていくと便利です。
小さいお子さんがいる場合、ウェットティッシュは必需品ですが、登山の場合は少し多めに持っていくと良いと思います。
このほかにも親子登山をするなら、ジップロックやビニール袋も多めに持っていくといいでしょう。
濡れたものを入れるだけではなく、どんぐりや石など拾った物を入れたりできて便利です
そして忘れてならないのが、雨具と防寒着です。
雨は降らないという予報だったとしても、山の天気は変わりやすいので、必ず持っていくべきです。
雨具は防水がしっかりとしたもので、長いコースに挑戦するなら上下別々になっているタイプの雨具がおすすめです。
防寒着は夏でも必ず用意しましょう。
山の場合は頂上付近は気温も下がり、天候や標高によっては低体温症になってしまうリスクもあります。
とくに子どもは、低体温症になりやすいので、長袖と長ズボンの用意をしていきましょう。
親子登山は荷物も多くなりがちなので、軽くて暖かいインナーダウンやフリースなどがおすすめです。