環境再生型農業に取り組むパタゴニア プロビジョンズから、不耕起有機大豆を使った「オーガニック味噌」の新しいフレーバーが登場しました。自然と共生する農法で育まれた素材を、伝統製法で仕上げた味噌は、毎日の食卓にやさしさと豊かさをもたらします。

土を耕さず、未来を育む味噌が誕生

オーガニック味噌・不耕起有機大豆・リジェネラティブ・オーガニック

©2025Patagonia,Inc.

パタゴニアの食品ブランド「パタゴニア プロビジョンズ」は、2025年4月24日(木)に、国産の不耕起有機大豆を使用した「オーガニック味噌 白米」「オーガニック味噌 玄米」の2種類を発売しました。

どちらも自然由来の原材料と丁寧な製造工程により、環境と身体にやさしい調味料として誕生した新商品です。

今回の味噌は、千葉県匝瑳市にあるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の下で栽培された有機JAS認定大豆を使用しています。この大豆は、「Three Little Birds合同会社」により、不耕起管理によって栽培されました。不耕起とは、種をまく場所以外の土を耕さずに管理する農法のことで、土壌の浸食を防ぎ、水分を保持し、大気中の炭素を土壌にとどめる効果があるとされています。

今回の味噌は、千葉県匝瑳市にあるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の下で栽培された有機JAS認定大豆を使用しています。この大豆は、「Three Little Birds合同会社」により、不耕起管理によって栽培されました。

不耕起とは、種をまく場所以外の土を耕さずに管理する農法のことで、土壌の浸食を防ぎ、水分を保持し、大気中の炭素を土壌にとどめる効果があるとされています。

自家採種の麹菌と天然醸造で生まれる、深い味わい

オーガニック味噌・不耕起有機大豆・リジェネラティブ・オーガニック

Taro Terasawa©2025Patagonia,Inc.

「オーガニック味噌 白米」と「玄米」は、それぞれ福井県越前市の「マルカワみそ株式会社」で製造されています。麹には、自家採種された蔵つき麹菌を使用し、約10カ月間の天然醸造によって、自然の力を最大限に引き出しています。

白米味噌は、まろやかな甘みがあり、毎日の味噌汁や煮物によく合います。一方の玄米味噌は、力強くコクのある味わいで、炒め物やディップなど幅広い料理に活躍します。いずれも素材本来の風味を引き立てる、滋味深い味噌です。

また、新たに携帯に便利な「トゥー・ゴー」サイズ(200g)も登場し、アウトドアや旅先への持ち運びにも適しています。600gサイズとあわせて、用途に応じた選び方ができるのも魅力です。

土壌と気候にやさしい、リジェネラティブ・オーガニック認証をめざして

オーガニック味噌・不耕起有機大豆・リジェネラティブ・オーガニック_2

©2025Patagonia,Inc.

パタゴニアが目指すのは、食を通じた地球環境の再生です。2017年には、世界最高水準のオーガニック認証「リジェネラティブ・オーガニック(RO)認証」を複数の団体と共に確立しました。この認証では、土壌の健康、動物福祉、労働者の公正性という3つの柱が重要視され、その中でも「耕さない」農法=最小限の土壌撹乱が強く推奨されています。

パタゴニア日本支社では、茨城大学や神戸大学の専門家と連携し、Three Little Birds合同会社とともにRO認証の取得を目指しており、2023年産の有機大豆の収量は、千葉県や全国の平均を上回る成果を記録しました。環境にやさしいだけでなく、生産性の面でも高いポテンシャルを証明しています

食べることで、持続可能な未来に参加する

オーガニック味噌・不耕起有機大豆・リジェネラティブ・オーガニック

提供:朝食屋コバカバ

新商品発売にあわせて、期間限定でオーガニック味噌を使ったメニューを提供する飲食店も登場しています

鎌倉市の「朝食屋コバカバ」では、温かいご飯に味噌をそのまま乗せて提供。素材の味をダイレクトに楽しめる、シンプルながら贅沢なメニューです。また、山梨県北杜市の「DILL eat,life.」では、オーガニック味噌を隠し味に使ったミネストローネスープが登場。地元の有機野菜とオーガニックパスタを組み合わせた、身体が喜ぶ一皿が提供されています。

味噌は日本の食文化の根幹にある調味料です。その味噌が、環境保全や気候変動への対応にもつながる――。そんなストーリーが詰まった一品を、ぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

店舗情報(発売場所:日本限定)

パタゴニア直営店(オーガニック味噌・トゥー・ゴーは全店取り扱い。オーガニック味噌は鎌倉、京都、大崎、渋谷、梅田の5店舗での取り扱い)、パタゴニアオンラインストア、FOOD&COMPANY全店、コープ自然派、ヤマダストアー一部店舗、信濃屋 六本木店・食品館・cask、ムスビガーデン 青葉台店・千歳烏山店、グリーンコープいとしま店、ビオあつみエピスリー浜松。

Greenfieldニュース編集部

ライター

Greenfieldニュース編集部

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