厳しい寒さや雪でロードバイクが楽しめない・・・そんなことはありません!「インドアトサイクリング」なら、サイクリングが難しい気候でもロードバイクレースやトレーニングが楽しめます。今回はインドアサイクリングをおすすめする理由と、より楽しくなるおすすめのアプリも紹介します。
ロードバイクの新常識?「インドアサイクリングとは」
「インドアサイクリング」は、名前のとおり室内でロードバイクを使ったサイクリングができる方法です。
室内で使う自転車というと、ジムで見かけるエアロバイクを想像する人がいらっしゃるかもしれません。実際は、自身のロードバイクとサイクルトレーナーを組み合わせてより実走に近い形で行います。
さらに、インドアサイクリングアプリと連携すれば、より楽しく効率的にトレーニングやレースが可能です。通常であればツーリングが不可能な遠方(海外含む)に住む友人や、ときにはプロ選手とも一緒にライドできるインドアサイクリングは、今やロードバイクの新しい楽しみ方のひとつといっても過言ではないでしょう。
外でサイクリングができずにそのままやめてしまっては、趣味も機材ももったいない。モチベーションを保つアイテムとしてもおすすめです。
「インドアサイクリング」がおすすめな理由
私がインドアサイクリングにハマったきっかけは、ズバリ「時間の有効活用」でした。子どもが産まれてからは趣味に時間が費やせなくなり、トレーニングボリュームは激減。同時にモチベーションも下がってしまい、なんとかしたいと考えた末にインドアサイクリングに力をいれました。
約1年インドアサイクリングに注力した私がおすすめしたい理由は、4つあります。
天候に関わらずロードバイクが楽しめる
室内なので、天候に関係なくロードバイクが楽しめます。仕事が休みで時間があるときに限って雨が降るのは、アウトドアが趣味な人にとっては辛いものです。
さらに、筆者の暮らす新潟の冬は雪が降るため、早いときは11月下旬から4月まで外のサイクリングができなくなることも。インドアサイクリングならば、どんな天候でも自身の好きなときにロードバイクに乗れますよ。
隙間時間に運動できる
隙間時間に運動ができるインドアサイクリングは、忙しい人にピッタリです。実際に私や仲間のサイクリストも、「仕事後からお風呂に入る間」や「子どもが昼寝している間」などさまざまな隙間時間を有効活用しています。
ロードバイクは外で乗るスポーツという概念を取り除くと、時間がないからといってロードバイクに乗るのを諦めずに済むかもしれませんよ。
服装が楽ちん
天候や気温に左右されないため、サイクリングの服装に悩みません。ビブパンツとTシャツ、ビブパンツとインナーなど、自身がよければどんな服装でもサイクリングできます。また、日焼け止めやメイクがいらないのもうれしいポイント。必要最低限の装備で気軽にサイクリングしましょう。
太りやすい冬のダイエットに有効
インドアサイクリングは、体重管理に適しています。周りの環境に左右されにくいため、計画的に続けやすいのも特徴のひとつです。
私は産後の体重管理のために、隙間時間を利用して週に3〜4日1時間程度インドアサイクリングを取り入れました。結果、過度な食事制限なく徐々に体重の減少に成功。負荷や乗れる時間は人それぞれなため個人差はありますが、太りやすい冬に運動習慣を継続させるアイテムにおすすめです。
また、インドアサイクリングをうまく活用できれば、レースにもチャレンジできます。以下の記事では、ほぼインドアサイクリングで富士ヒルクライムに挑んだ模様が記載されています。
インドアサイクリングアプリの連携でモチベアップ
「ツーリングに行けず室内でトレーニング。でもただ乗るだけなのは自然も感じられず退屈・・・」という人におすすめなのがインドアサイクリングアプリの活用です。
スマートトレーナーと連携させれば、バーチャル空間で他者と繋がれたりトレーニング設定ができて、よりインドアでのロードバイクが充実する素敵なアイテムです。実際に私もアプリのおかげでモチベーションを上げて楽しめています。
価格はさまざまで無料のアプリもあり、以下のアプリが活用されているのを目にします。
サイクリングアプリ | 料金 |
ZWIFT(ズイフト) | 月額2,400円 |
Road Grand Tours(ロードグランドツアーズ) | 月額無料〜 |
Trainerroad(トレーナーロード) | 月額3,380円 |
MyWhoosh(マイウーシュ) | 無料 |
数多く存在するアプリがあるなかで、私が使用しているインドアサイクリングアプリは「ZWIFT(ズイフト)」です。ZWIFTは、バーチャル空間で自分の実力にあわせたトレーニングやサイクリングが楽しめます。
また、ZWIFTアプリを取得しているサイクリスト仲間で同時刻にミートアップや独自レースも開かれています。家にいながらバーチャル空間を通じて、全世界のサイクリストと楽しめる点がとても魅力的です。
私は、子育てと仕事の関係で隙間時間や早朝のトレーニングがメインで、週4日ほどZWIFTを活用しています。そして休みの日は、時間が合えばイベントにも参加しています。ZWIFTを使ってインドアサイクリングができるおかげで、お自宅にいながらとても充実したロードバイク生活が送れていると感じています。
まずは無料アプリから始めるのも手
ZWIFTの料金は2024年から価格改定があり、1,650円/月が2,400円/月に上がりました。
価格が上がったため、やむを得ず解約した人もいるようですが、結局続けている人がほとんどです。インドアサイクリングアプリが初めてで継続できるかわからない場合は、無料アプリから始めてみるのもいいでしょう。
必要なもの
- 必要なもの
- ロードバイクのフレームまたは、スマートトレーナーの専用フレーム
- スマートトレーナーまたは、固定ローラー台や3本ローラー (スマートトレーナー以外の場合はパワーメーターなどが必要)
- パソコンまたはスマホ、タブレット
まずはスマートトレーナー専用のフレームが必要。もしくは、ロードバイクのフレームでも可能です。そして、ローラー台は固定式でも可能ですが、通信機能や負荷調節機能のあるスマートトレーナーを使用するのが一般的です。
アプリはパソコン・スマホ・タブレットなどで利用できます。パソコンの場合はbluetooth機能が必要であり、ない場合はアダプターが必要な点に注意しましょう。
冬も楽しくロードバイクを継続しよう
冬にもロードバイクを続けるには、天候にとらわれずに楽しめることが大切です。インドアサイクリングは、継続した運動習慣と、基礎的な持久力や体型の維持にぴったり。素敵な趣味を冬も継続したいものですね。
ライター
yomec(よめしー)
自然豊かな新潟県在住、夫婦でロードバイクを楽しんでいる自転車ライター。子育てしながらトレーニングする方法を日々模索中です。今ではヒルクライムを中心としたレースが家族旅行に。愛車はSPECIALIZEDとBROMPTON。夫婦での所有スポーツバイクはなんと8台。ファミリーでも楽しめる自転車の魅力を発信します。