キャンプ愛好家にとって不可欠なアイテムであるカセットコンロは、火力抜群でさまざまな料理を楽しめるのが特徴です。さらに、コンパクトで持ち運びやすいのも大きな魅力です。今回は、選び方のポイントや特徴、選りすぐりのおすすめ商品を紹介するので、参考にしてください。
≫ 「おすすめの人気カセットコンロ商品20選」を先に見たい方はこちら
キャンプ用カセットコンロの特徴とは?
キャンプ用カセットコンロは、アウトドア愛好家にとって欠かせないアイテムです。開放的な自然のなかで楽しく料理できる、非常に便利な道具といえるでしょう。キャンプ用カセットコンロがあれば、キャンプをより一層楽しめます。
コンパクトさ・高い火力・手軽さなどのさまざまな面で、初心者やベテランのキャンパーなどの幅広いニーズに対応しています。ここでは、キャンプ用カセットコンロの主な特徴を3つ紹介します。それぞれの特徴を把握し、キャンプ用カセットコンロを上手に活用しましょう。
キャンプ用カセットコンロの特徴とは?
- コンパクトかつ軽量で運びやすい
- 燃料を効率的に燃焼させやすい
- 点火と火力調節を簡単に行いやすい
1.コンパクトかつ軽量で持ち運びやすい
キャンプ用カセットコンロは、自宅用のカセットコンロに比べて、コンパクトで軽量なものが多いのが特徴です。自宅用のカセットコンロと同程度の大きさのものや、折りたためばボールペン程度のサイズになるものもあります。コンパクトなサイズのものを選択することで、テントサイトという限られたスペースを有効活用できるでしょう。
また、キャンプなどのアウトドアでは移動することが多いため、荷物は最小限におさえたいものです。その点、軽量で持ち運びやすいキャンプ用のカセットコンロは非常に重宝されます。なかでも、バックパックに収納可能な折りたたみ式は非常に軽量でコンパクトなため、ソロキャンプや少人数でのアウトドア活動に適しているでしょう。
2.燃料を効率的に燃焼させやすい
キャンプ用カセットコンロの便利な特徴のひとつとして、燃料を効率的に燃焼させられる点があげられます。寒い時期でもガスが気化しやすいように設計されているため、効率的に燃焼するのです。
たとえば、バーナーの熱がカセットガスに伝わるような設計により、ガスの気化が促進されます。これにより、低温の環境でもガスが効率的に気化するため、安定して燃焼し続けられます。ガスの気化が促進される設計の商品は、気温が低い冬のキャンプや高地で活躍するでしょう。
さらに、マグネット式の着脱システムが採用されているモデルがあります。マグネットの力によって、カセットガスの交換が非常に簡単にできます。料理中にガスがなくなった際、カセットガスをスピーディに交換できるでしょう。
また、マグネット式の着脱システムは力をあまり必要としないため、力の弱い人に優しい設計と言えます。さらに、カセットガスを正しい位置へ取り付けやすいため、誤った使い方による事故のリスクを減らせるでしょう。
3.点火と火力調節を簡単に行いやすい
点火装置が搭載されている点が、キャンプ用カセットコンロの特徴です。点火装置により、簡単かつ迅速な点火が可能です。点火ボタンを押すだけで瞬時に火がつくため、マッチやライターを使う必要がありません。また、風の強い屋外でも手間なく容易に点火できるでしょう。
さらに、点火時に火を取り扱わないため、ヤケドのおそれが減るでしょう。点火装置は、キャンプ初心者や子供がいる家族にとくに向いているといえます。
火力の調節機能も、カセットコンロのもつ便利な特徴です。火力調節ノブを回すことで、弱火~強火にかけて火力をコントロールできます。ゆっくりと煮込むシチューやリゾット、炒め物やグリル料理など、さまざまな料理に対応できるでしょう。アウトドアでの料理の幅が広がります。
また、火力を調節することで、燃料の消費効率を高められます。料理に応じて火力を細かく調節すれば、燃料を無駄に消費せずに済むでしょう。このように、点火装置と火力の調節機能があれば、キャンプシーンで効率的で快適な料理ができます。
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キャンプ用カセットコンロとガスバーナーの違いは?
キャンプで火を使って調理をする際には、キャンプ用カセットコンロの他にガスバーナーを使うこともできます。キャンプ用カセットコンロとガスバーナーは、主に燃料・火力・持ち運びやすさ・価格などの点で異なります。
総じて、キャンプ用カセットコンロの方が手軽に入手でき、使い方も簡単です。一方で、ガスバーナーにはキャンプ気分を味わえたり、火力含む性能がカセットコンロより本格的なものが多かったりすると言った特徴があります。
燃料
まず、使用する燃料が異なります。キャンプ用カセットコンロはカセットガス、ガスバーナーはアウトドア缶やカセットボンベを使用しています。アウトドア缶が1本約500円なのに対して、カセットガスは1本100円ほどで、比較的リーズナブルです。また、カセットガスはコンビニやスーパーなどで販売しており入手しやすいでしょう。
火力
火力は、一般的にアウトドア缶を使用するガスバーナーの方が、カセットコンロよりも火力が強いです。これは、カセットガスよりアウトドア缶の方が燃焼効率が高いためです。
同じ燃料容量の場合、カセットコンロの方が火力の持続時間が長くなります。これは、カセットコンロに使用するカセットガスの方がアウトドア缶より燃焼効率が低いため、燃料をゆっくり消費するからです。また、点火や火力の調整はカセットコンロの方が簡単に行えます。
持ち運びやすさ
次に、持ち運びやすさはキャンプ用カセットコンロの方が優れていると言えます。キャンプ用カセットコンロは、コンパクトで軽量な設計が特徴であり、ガスカセットを使用するため、燃料タンクなどが別途必要なガスバーナーよりもポータビリティが高いです。
さらに、カセットコンロは燃料を使い切った後はガスカセットを取り外して捨てるだけで済むため、持ち運びや片付けが簡単です。そのため、キャンプに持っていく場合は、カセットコンロの方が手軽に持って行けるでしょう。
価格
最後に、ガスバーナーよりキャンプ用カセットコンロの方が手ごろな価格で入手できる場合が多いです。キャンプ用のカセットコンロは一般のカセットコンロと比べてポータブルでコンパクトな設計であり、燃料を使い捨てる使い方が一般的なため、初心者向けのエントリーモデルから高性能なモデルまで、幅広い価格帯で提供されています。
一方、ガスバーナーは、種類や機能、ブランドによって価格が大きく異なります。比較的安価なものもありますが、再充填可能なガスボンベやタンクを使用するため、初期投資が必要です。
また、高性能なガスバーナーは、特殊な機能や耐久性が求められる場合があるため、価格が高くなることがあります。
一般的に言えば、同じ性能や機能を持つ場合、キャンプ用カセットコンロの方がガスバーナーよりも価格が安い傾向があります。しかし、ブランドや特定のモデルによっては価格の差があるため、購入前に比較検討することが重要です。
自宅用カセットコンロとの違いは?
キャンプ用カセットコンロと自宅用カセットコンロの間には、いくつかの明確な違いがあります。まず、キャンプ用カセットコンロは、自宅用カセットコンロよりも携帯性に特化しています。コンパクトかつ軽量なつくりの商品が多いため、屋外で持ち運びやすいでしょう。
また、キャリングケースが付属していたり、持ち手がついていたりするため、持ち運びやすさに優れています。そのため、キャンプやピクニックなど、屋外での使用に最適です。
さらに、キャンプ用カセットコンロは、アウトドアの過酷な環境の変化に対応できるような耐久性と堅牢性(けんろうせい)を備えています。外部からの衝撃や天候の変化に耐えられるようになっているため、長期間にわたって使用し続けられるでしょう。
一方で、自宅用カセットコンロは安定性を重視しており、キャンプ用カセットコンロよりもやや大きめの設計である点が特徴です。ダイニングテーブルやキッチンカウンターの上で使うことを前提につくられているため、このような設計になっています。安定性に非常に優れているため、フライパンや鍋が落ちるといった料理中の事故を防ぎやすいでしょう。
自宅用カセットコンロのその他の特徴として、火力の強さと調理機能の豊富さがあげられます。これら2つの特徴により、炒め物・煮物・蒸し料理など、幅広い料理を効率的かつ快適につくれます。
キャンプ用カセットコンロの3つの選び方
キャンプ用カセットコンロを選ぶ際は、ポイントを見極めた適切な選択が重要です。ここでは、キャンプ用カセットコンロを選ぶ際の3つの重要なポイントを紹介します。購入する際は、以下のポイントをぜひ参考にしてください。
- キャンプのシーンに合ったサイズを選ぶ
- 燃焼効率とランニングコストに注目
- 耐久性にすぐれた信頼できるブランドをチェック
- 手入れのしやすさで選ぶ
- 風防がついているかどうかで選ぶ
1.キャンプのシーンに合ったサイズを選ぶ
適切なサイズのコンロを選ぶことで、キャンプで快適に料理ができます。そのため、キャンプに参加する人数や料理の種類を考慮して、最適なサイズのコンロを選ぶ必要があります。
たとえば、少人数でのシンプルな料理を想定している場合、コンパクトなシングルバーナーが適しています。大人数でのグループキャンプやファミリーキャンプで、複数の料理を同時に調理したい場合は、機能性に優れている大きなコンロが必要でしょう。
また、キャンプ場で使用するテーブルやキッチン台のスペースとの兼ね合いも考えるとよいでしょう。設置スペースにしっかりとコンロが置けるかをあらかじめ確認することで、安全かつ快適に調理ができます。スペースの広さに見合わないコンロを使用すると、周囲の物に火が燃え移るリスクがあります。
燃焼口が2つあるツーバーナータイプのコンロは、複数人でのキャンプに最適です。2つの燃焼口があることで異なる種類の料理を同時につくれるため、時間を効率的に使えるでしょう。たとえば、1つのバーナーでメインの料理を調理しながら、もう一方でスープをつくれます。ただし、ツーバーナーはサイズが大きなものが多い傾向があるため、車のラゲッジスペース(荷室)に収納できるかをあらかじめ確認してください。
2.燃焼効率とランニングコストに注目
キャンプ用カセットコンロを選ぶ際は、燃焼効率とランニングコストにも注目してください。燃焼効率の高いコンロを選ぶことで燃料が節約でき、ランニングコストを抑えられるでしょう。燃焼効率とは、消費した燃料でどれだけの熱を発生させたかを示す指標であり、取扱説明書や製品仕様書に記載されています。燃焼効率が高いコンロは、少ない量のガスで効率的に熱を生み出せるため、燃料コストの節約につながるでしょう。
また、カセットガスの種類もチェックしてください。カセットガスは、充填されているガスの種類や混合比率の違いから、いくつかのタイプにわけられます。タイプによって低温環境下での気化のしやすさが異なります。自身が使用する場所の気温を考慮して選ぶのがポイントです。
3.耐久性にすぐれた信頼できるブランドをチェック
キャンプ用カセットコンロを選ぶ際は、信頼性と耐久性を重視しましょう。アウトドアシーンでは、様々な環境下でコンロを使用することになるため、信頼できるブランドの耐久性が高い商品を選ぶのがおすすめです。なかでも、国内の有力なアウトドアブランドは見逃せません。これらのブランドは、厳しい品質基準と検査をクリアしており、安全性がしっかりと保証されています。
信頼できるアウトドアブランドの商品の多くは、過酷なアウトドア環境に耐えられるように設計されています。耐候性・耐熱性・耐久性に優れ、自然環境の変化に強く、長時間使えるのが特徴です。また、緊急時にも迅速に対応できる安全機能が搭載されている点も魅力。たとえば、過熱防止機能・自動消火システム・ガス漏れ防止装置などが搭載されているものがあります。
このように、キャンプ用カセットコンロを選ぶ際は、価格やデザインだけでなく、耐久性や安全性、信頼性も重視して選択することが重要です。長期間にわたって安心して使用できる商品を選ぶことで、キャンプでより楽しく過ごせるでしょう。
4.手入れのしやすさで選ぶ
カセットコンロを選ぶ際、性能や安全性だけでなく手入れのしやすさも重要なポイントです。
アウトドア活動後には、吹きこぼれや油はねが避けられず、コンロの清掃が必要になります。
まず、コンロの構造を見て、五徳(ゴトク)や汁受け部分が簡単に取り外せるかどうかを確認しましょう。これらの部品には食材の汁や油がたまりやすく、定期的に洗う必要があります。
取り外し可能なパーツであれば、水洗いや拭き取りが格段に楽になります。
次に、トッププレートにフッ素加工が施されているモデルは、油や食材の汚れが付きにくく、拭き取りやすいため、清掃時間を大幅に短縮できます。これにより、カセットコンロをいつも清潔に保ちやすくなります。
5.風防がついているかどうかで選ぶ
強い風が吹くと火力が弱くなったり、火が消えたりしてしまうことがあります。これを避けるために、風対策がされているカセットコンロを選ぶといいでしょう。
具体的には、風除けがついているカセットコンロを選ぶことで、強い風の中でも火力を安定させることができます。
さらに、風除けだけでなく、コンロ全体の設計も風に強いものを選ぶと良いでしょう。例えば、五徳の形状が風を避ける設計になっているものや、バーナー自体が風の影響を受けにくい設計のものは、より高い風防効果を期待することができます。
おすすめの人気カセットコンロおすすめ商品20選
ここでは、キャンプ向けのおすすめカセットコンロを、3つのタイプに分けて紹介します。
- 軽量・コンパクトモデル
- 多機能・高耐久モデル
- コスパ優秀・使いやすいモデル
用途や目的に適したものを選んでください。
軽量・コンパクトモデル
軽量かつコンパクトで、持ち運びやすいモデルを厳選しました。ソロキャンプや少人数でのキャンプに適しているのが特徴です。
Snow Peak(スノーピーク)「HOME&CAMP バーナー カーキ」
家庭だけでなく、アウトドアでも大活躍するカセットコンロです。 最大の特徴は、卓上で利用しやすいコンパクトさです。収納時にバッグにおさまりやすいサイズなので、持ち運ぶのに苦労しません。室内でも省スペースで保管できます。
火力は、最大約2,100kcal/h程度あるうえ、火加減も自在に調節可能です。ボリュームのある料理に対応しているのもうれしいポイントです。
また、洗練されたおしゃれなデザインは、インテリアの一部としても活用できるでしょう。持ち運びやすさとデザイン性を重視する人にとっては、第一の選択肢となる商品です。
Iwatani(岩谷産業)「カセットフー“タフまる”」
アウトドア用途に特化したカセットコンロです。最大の魅力は頑丈な設計です。本体が金属製なので、耐衝撃性・耐熱性にすぐれています。
本体は約2.4kgとやや重めですが、専用のキャリングケースが付属しているので持ち運びやすいでしょう。さらに、たこ焼きプレートや網焼きプレートなどのオプションが豊富なのもうれしいポイントです。
また、風対策として二重の風防と多孔式バーナーを使用しているのも魅力です。海辺や山間部のキャンプ場など、風が強い場所で使いやすいでしょう。
さらに、耐荷重は約20kgあるため、ダッチオーブンでの料理が可能です。レシピの幅がグンと増えるダッチオーブン料理に挑戦したい人は見逃せません。
Iwatani(岩谷産業)「カセットフー“風まるIII”」
耐荷重が約15kgあるカセットコンロです。キャンプだけでなく、寸胴鍋(ずんどうなべ)を用いた炊き出しや、野外イベントなどでも重宝するでしょう。専用キャリングケースが付属しており、持ち運びや収納を楽に行えます。
また、十字型のつまみにより、細かな火力調節が可能です。風の影響を最小限におさえるため、二重の風防である「ダブル風防ユニット」も搭載しています。海辺や山のふもとのキャンプ場といった、強い風が吹きやすい場所でキャンプをする人はぜひチェックしてみてください。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ウインドブレイク カセットコンロ〈ジュニア〉」
アウトドアレジャーでの使用だけでなく、防災用や緊急時にも活用できると謳っている商品です。バーナー部分を取り囲むように風防がついているため、風の影響をうけにくいのが魅力です。
また、調理器具を置くゴトクはX字型で、小型のクッカーなどを安定した状態で使用できます。ガス缶はマグネット式で、簡単に取り付け可能です。
専用のケースがついており、持ち運びやすさにもすぐれています。キャンプなどでの使用だけでなく、万が一の場合にもそなえておきたい人はぜひ検討してみてください。
ニチネン「マイコンロ・ティノ」
炎のロスが少ないカセットコンロです。調理時間の短縮や、ガス消費量の効率化が図れます。内側から中心に向かって炎がでる内炎式。炎が鍋底の外側にはみ出ないため、小さな鍋を効率的に加熱できます。
火力は約750kcal/hとやや弱いものの、連続燃焼時間が約235分と非常に長いのが特徴です。コンパクトなサイズなので、アウトドアで使用する際はストレスなく持ち運べるでしょう。
じっくりと加熱するような煮込み料理をメインでつくる人の有力な候補となる商品です。
FORE WINDS(フォアウィンズ)「LUXE CAMP STOVE」
デザイン性と機能性にこだわってつくられたカセットコンロです。2021年にグッドデザイン賞を受賞。無駄を省いたシンプルなデザインは、屋内外を問わずマッチするでしょう。
トップカバーと風防がついており、風の影響をうけにくい点も魅力のひとつです。風防は着脱可能です。ゴトクは耐久性が高く、重量がある鍋ものせられます。
本体には持ち手がついているため、苦労せず簡単に持ち運べるでしょう。デザイン性がとくにすぐれているので、おしゃれなカセットコンロを求めている人にぴったりです。
多機能・高耐久モデル
ファミリーキャンプやグループキャンプに適したモデルを厳選しました。つくりたい料理や人数に応じて選んでください。
PRIMUS(プリムス)「オンジャ(ブラック)」
ほかにはない独特のデザインが目をひく、ツーバーナータイプのカセットコンロです。最大火力が約3,500kcal/hあるため、さまざまな料理に幅広く対応できます。
設置した際の安定感がすぐれているので、フライパンやスキレットをのせてもぐらつきません。スリムな形状をしており、油はねが本体に付着しにくい点も特徴です。後片付けが楽にできるでしょう。
料理をのせるサービングボードや、鍋敷きとして使えるウッドボードが付属しているのも見逃せないポイントです。家族や友だち同士でのテント泊で、料理をメインに楽しみたい人は必見の商品です。
Coleman(コールマン)「パワーハウス(R)LP ツーバーナーストーブⅡ」
最大火力が最強レベルの約3,500kcal/hもある、高出力のカセットコンロです。バーナーを2つそなえたツーバーナータイプなので、一度に複数の料理をつくれるのが大きな魅力です。
また、トップカバーとサイドカバーがあるため、風の影響をうけにくい点も特徴。点火装置が搭載されており、ライターなどを使わずに簡単に着火できます。
重量は約4.2kgとやや重いものの、持ち手がついているので比較的楽に持ち運べるでしょう。高出力の2つのバーナーは心強く、火力が必要な料理に挑戦したい人におすすめです。
SOTO(ソト)「2バーナー ST-527」
安価で購入しやすいカセットガスを燃料とする商品です。アウトドア専用のOD缶と呼ばれる燃料と比べ、ランニングコストをおさえられます。
本体には2つのバーナーを搭載しており、効率的に料理ができるのが魅力です。約3,300kcal/hと高い火力もうれしいポイントです。また、トップカバーとサイドカバーがあるため、風の影響をうけにくいでしょう。
システムスタンドやアルミグリドル、ウォータージャグなどのオプションが豊富である点も見逃せません。ランニングコストをできるだけおさえたい人に、ぜひ注目してもらいたい商品です。
UNIFLAME(ユニフレーム)「ツインバーナーUS-1900」
持ち運びやすさと燃焼効率を追求してつくられているカセットコンロです。ツーバーナータイプでありながら、約3.9kgと軽量な点が大きな魅力です。引き出し式の持ち手がついており、楽に持ち運べます。
バーナーの熱をカセットガスに伝え、液化ガスの気化を促進する「パワーブースター」を搭載しているのも特徴です。ガスの出力低下がおさえられ、最後まで効率的に燃焼させられるでしょう。
トップカバーとサイドカバーがあり、風対策はばっちり。また、ゴトクは頑丈で、ダッチオーブンをのせて使用できます。ガスが気化しにくい寒い時期にキャンプをする機会が多い人に好適です。
Iwatani(岩谷産業)「カセットガステーブルトップBBQこんろ “フラットツイン・S”」
風にあおられにくく、最後まで火力を維持できるのが特徴的な商品です。バーナーからでる炎の長さが短いうえ、深型なので風があたりにくいのが魅力です。
バーナーの熱をカセットガスに伝える「ヒートパネル」を搭載しているため、最後まで火力を維持できるでしょう。
別売りですが、たこ焼きプレート・網焼きプレート・焼肉プレートといったオプション用品が充実しているのもポイント。いつもと違う料理をキャンプで楽しみたい人に、ぜひ着目してもらいたい商品です。
Snow Peak(スノーピーク)「ギガパワーツーバーナー 液出し」
デザイン性と機能性を高水準で両立しているカセットコンロです。シルバーで統一されたカラーリングと無駄のないシンプルなデザインは、さまざまなシーンになじみやすいでしょう。
バーナーが2つあるツーバーナータイプなので、一度に2つの料理に対応可能です。ガス缶を逆さまに取り付けることで、気温に左右されにくい安定した火力を保てるとされています。
点火装置が搭載されており、手間なく簡単に火をつけられる点も特徴です。季節を問わずキャンプを楽しむ機会が多い人は要チェックの商品です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「ステイジャー コンパクトガスツーバーナーコンロM-8249」
洗練されたシンプルなデザインで、使いやすいカセットコンロです。バーナーが2つついたツーバーナータイプのため、一度に2種類の料理ができます。
トップカバーとサイドカバーがあり、炎が風にあおられにくいのが特徴です。点火装置がついており、ライターなどを使わずに使用できます。丸型のつまみにより、料理にあわせて細かく火力を調節できるでしょう。
約4.6kgとやや重さはありますが、本体に持ち手がついているため、それほど困らずに持ち運べます。ファミリーキャンプやグループキャンプなどで、さまざまな料理をつくる人におすすめです。
Aladdin(アラジン)「センゴクアラジン ポータブル ガス カセットコンロ kama-do(ツーバーナー)」
日本の伝統的な暮らしの道具である「かまど」をイメージしてつくられたカセットコンロです。ほかにはない個性的なデザインが目をひきます。
バーナーが2つあるツーバーナータイプで、まとめて料理をつくれるのが魅力です。また、耐風性にすぐれたトルネードバーナーにより、効率よく加熱できます。トップカバーがついており、ある程度の風は防げるでしょう。
耐荷重が約20kgあり、ダッチオーブンや鍋など、重い調理器具を使えるのもうれしいポイントです。個性的なカセットコンロでキャンプ気分を高めたい人は必見の商品です。
コスパ優秀・使いやすいモデル
安価で入手しやすい、コストパフォーマンスにすぐれた商品を紹介します。予算面を重視する人は、こちらのなかから選ぶのがおすすめです。
Greenwood(グリーンウッド)「カセットコンロ」
効率的に加熱できるカセットコンロです。バーナーの熱をカセットガスへ伝える「ヒートパネル」がついており、最後まで無駄なくガスを燃焼させられるのが魅力です。
最大火力が約3,000kcal/hのため、火力が必要な料理も問題なくつくれるでしょう。また、ゴトクの下には汁受けがついており、スープや鍋をつくったあとの後片付けが楽に行えます。
価格が最優先ではあるものの、ある程度の火力もほしい人に適した商品です。
ニチネン「マイコンロ・ブレイズKC-338A」
高出力が特徴的なカセットコンロです。バーナーの燃焼口が外側に向いた外炎式で、火力が強いのが魅力。強い火力が求められる料理に適しています。
また、幅が広い汁受けがついているため、後片付けが楽なのもポイントです。つまみ部分が大きく、細かな火力調節ができるでしょう。
スープや鍋をメインにする機会が多い人に、ぜひチェックしてもらいたい商品です。
東海「コン郎」
安全性に考慮してつくられているのが特徴のカセットコンロです。圧力感知安全装置とボンベ誤着防止機能がついているため、正しく使用できるでしょう。
バーナーの熱をカセットガスに伝える「ヒートパネル」を搭載しており、安定した火力を維持できるのが魅力です。カセットガスはマグネット式なので、簡単に着脱できます。
焼肉・鍋料理・おでんなど、幅広い料理に対応しているのもうれしいポイント。安全面を考慮しつつ、料理を楽しみたい人はぜひ検討してください。
アイ・システムネットワーク「アイ・コンロ」
効率的にガスを気化させられる機能をもつカセットコンロです。バーナーの熱をカセットガスに伝える、「ヒートパネル」を搭載しています。
火力が約3,000kcal/hと高いため、さまざまな料理がつくれるでしょう。ゴトクの下には幅広の汁受けをそなえています。カセットガスはマグネット式なので、簡単に取り付けられます。
ほかの商品と比べて比較的薄型で、持ち運びやすいのも魅力。できるだけスペースをとらずに収納したい人の有力な候補となるでしょう。
Iwatani(岩谷産業)「カセットフー“エコプレミアムⅠⅠ”」
お手入れが簡単に行え、火力が強いのが特徴の商品です。本体上部にフッ素コーティングをほどこしているため、拭き取るだけで汚れが簡単に落ちます。
炎が内側から中心に向かう内炎式で、鍋底をまんべんなく加熱できるのが魅力です。また、たこ焼きプレート・焼肉プレート・網焼プレートなど、オプションが豊富なのもうれしいポイントです。
なるべく手間をかけずにお手入れをしたいと考えている人は、ぜひ検討してみてください。
Iwatani(岩谷産業)「カセットフー“プチスリムIII”」
少人数の使用に適したカセットコンロです。コンパクトなサイズで薄型なので、スペースをとらずに持ち運べるでしょう。
焼肉や鍋料理はもちろん、アルミ容器を用いた一人鍋にも対応しています。また、ジュニアマルチプレートやジュニアたこ焼きプレート、ホットサンドグリルなど、オプションも豊富に取りそろえています。
少人数でのキャンプや、ソロキャンプで使えるカセットコンロを探している人に好適です。
ユニークな形のモデル
イワタニのカセットフー タフまる オリーブ CB-ODX-1-OL
たこ焼きプレートとナイロンたこ焼きピックがセットになった、アウトドアクッキング向けのカセットコンロです。
たこ焼きプレートはフッ素加工されているため焦げ付きにくく、誰でも簡単にたこ焼きを作ることができます。
また、タフまる自体は耐荷重20kgで、重い調理器具やダッチオーブンの使用も可能であり、幅広い調理を楽しむことができます。
ダブル風防と多孔式バーナーにより風に強い設計となっているため、風対策もバッチリです。
Aladdin アラジン ポータブルガスカセットコンロ ヒバリン レッド SAG-HB01 R
「ヒバリン」は、日本の火鉢と七輪の伝統を融合させたユニークなデザインのカセットコンロです。
直火での調理が難しいお餅やお魚、スルメも、付属のグリルキットを使えば焼きムラなくじっくりと焼き上げることができます。
また輻射プレートにより均一な熱で食材を調理することができます。
風を防ぐことができるデザインのため、火が消えてしまう心配も少なく便利に利用することができます。
スノーピーク(snow peak) HOME&CAMPバーナー 卓上 ガスコンロ コンパクト
この卓上ガスコンロは、五徳をコンパクトに収納できる構造を備えており、直立するデザインであるためキッチンスペースの収納に場所を取りません。
インテリアとしても馴染みやすいスタイリッシュなカラーリングで仕上げられており、機能性もデザイン性も兼ね備えたカセットコンロです。
キャンプ用カセットコンロおすすめメーカー5選
キャンプ用のカセットコンロを販売しているメーカーのうち、特におすすめのメーカーを5つ紹介します。製品選びの参考にしてください。
Iwatani(岩谷産業)
Iwatani(岩谷産業)は産業・家庭用ガスの老舗専門商社であり、カセットコンロは主力製品です。本記事でもいくつか製品を紹介しました。イワタニのカセットコンロの特徴は、その品質の高さと製品ラインナップの幅広さです。
イワタニのキャンプ用カセットコンロには、「ダブル風防ユニット」が搭載されたモデルがあります。これは、ウインドスクリーンとして風を防ぎつつ燃料に必要な空気を取り込む機能を持っています。また、定番製品の「タフまる」には多孔式バーナーが使用されており、他の製品よりさらに火の消えにくさにこだわっています。
他にも、風や吹きこぼれなどで火が消えてしまったときに自動的にガスの供給をストップする「立ち消え安全装置」が搭載されたモデルもあり、安全対策にも定評があります。
また、機能やデザインが多様なのでキャンプの参加人数や天候などにあわせて自身に最適なカセットコンロを選べます。屋外・屋内兼用のカセットコンロは、自宅でもキャンプにおいてもカセットコンロで料理を楽しみたい人に持ってこいの商品です。
ニチネン
ニチネンはコンロ・燃料・レジャー器具の製造販売メーカーです。イワタニと並び、代表的なカセットコンロメーカーです。ニチネンのカセットコンロは、コンパクトなデザインと安全性が魅力です。
1.5kg前後の持ち運びに便利な軽量モデルが多く、自宅における収納にも悩むことはありません。
コンパクトでありながら安全性にも優れており、ガス漏れを防ぐ「加熱防止機能」や、転倒した際にガスの供給を遮断する「圧力感知安全装置」など、安全面に配慮して設計されています。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグはアウトドア用品の総合ブランドです。キャンプ用品やレジャー用品などのアウトドアアイテムを扱っています。
キャプテンスタッグのキャンプ用カセットコンロは、3.0kw以上の高火力モデルが多数あります。一般に2.5kw以上のカセットコンロは高火力とされており、キャプテンスタッグのカセットコンロの多くは炒め物なども調理できるほど火力が強いです。
また、キャプテンスタッグは、シングルバーナー、ツーバーナー、グリル付きなど、様々なタイプのキャンプ用カセットコンロを販売しています。ソロキャンプからファミリーキャンプまで、幅広いニーズに対応しています。
そして、高品質でありながら手頃な価格で購入できる点も魅力の1つです。初めてキャンプ用カセットコンロを購入する人にもおすすめです。
Snow Peak(スノーピーク)
スノーピークは、新潟県燕市に本社を構えるアウトドアメーカーです。
スノーピークのキャンプ用カセットコンロは、高いデザイン性と機能性を兼ね備えています。デザインはシンプルで無駄がなく、人気シリーズのHOME&CAMPは円筒の中に折りたたんで収納できます。
使用するときは工具不要で簡単に組み立てられるモデルが多く、初心者でもすぐに使い始められます。また、使用後はパーツごとに分解して洗うことができ、清潔に保てます。
機能面では高火力や風防付き、安定したゴトクなどが特徴です。素材には高品質なステンレス鋼やアルミ合金を使用し、耐久性にも優れています。
UNIFLAME(ユニフレーム)
ユニフレームは、新潟県燕市に本社を構えるアウトドアメーカーです。1975年創業以来、独創的なアイデアと高い技術力で、数々の革新的なキャンプ用品を生み出してきました。
ユニフレームのキャンプ用カセットコンロは、火力調整がしやすいことが特徴です。火力を微調整できる「精密火力調節バルブ」が搭載されており、とろ火から強火までどんな火力にも対応します。また、シースルー窓がついており、炎の状態を簡単に確認できます。
また、お手入れがしやすいことも特徴です。ゴトクはワンタッチで着脱可能で、取り外してパーツごとに洗えます。ステンレスでできているため、汚れがついてしまった場合も落としやすく、長きにわたって清潔に使えるでしょう。
SOTO(ソト)
ソトは、高品質なアウトドアギアを提供する日本のメーカーであり、そのカセットコンロも例外ではありません。SOTOのカセットコンロは、先進的な技術と使いやすさを融合させた製品です。
まず、その特徴の1つは優れたパフォーマンスです。独自の燃焼技術により、効率的で強力な火力を実現し、素早く料理を調理できます。さらに、風に強い設計や高度な調整機能を備えているため、悪天候下でも安定した火力を維持します。
また、コンパクトで軽量なデザインも特筆すべき点です。アウトドアでの移動や持ち運びに便利でありながら、安定性や耐久性に優れています。これにより、キャンプ・ハイキング・バックパッキングなどのアクティビティに最適なコンパニオンとなります。
さらに、安全性にも配慮されています。安定した着火システムや不意の火の回りを防ぐ設計など、安心して使用できる機能が備わっています。
総じて、ソトのカセットコンロは高性能で信頼性の高い製品であり、アウトドア愛好家やキャンパーにとって理想的な選択肢です。
カセットコンロと一緒に用意すると便利な関連アイテム
キャンプ向けカセットコンロと併用すると便利な3つのアイテムをチェックしましょう。カセットコンロと同時に購入するのがおすすめです。
- カセットコンロの性能を高められるアクセサリー
- 調理作業を快適にするキャンプギア
- 安全性を保つための保管・管理用具
- 料理のバリエーションを増やす鉄板
カセットコンロの性能を高められるアクセサリー
カセットコンロの性能を向上させられる便利なアクセサリーがあります。たとえば、ウィンドスクリーンは風の影響を軽減し、燃料を効率的に使えます。
ウィンドスクリーンは、カセットコンロの周りに設置する風よけ板です。風を遮断することで、以下のメリットを得られます。
- 安定した火力: 風が強い場所でも、火が吹き消されることなく、安定した火力で調理できる
- 燃料の節約: 風によって熱が奪われるのを防ぎ、燃料を効率的に使用できる
- 調理時間の短縮: 火力が安定することで、調理時間を短縮できる
- 安全性の向上: 風で火が煽られるのを防ぎ、火事の危険性を減らせる
ウィンドスクリーンには、アルミ製、ステンレス製、チタン製などさまざまな材質のものがあり、折りたたみ式、巻き取り式、パネル式など形状も様々です。高さや幅などの大きさも製品によって異なるので、使用するカセットコンロのサイズや、風の強さなどを考慮して選ぶのがおすすめです。
風が強い場所での調理、バーベキューなど屋外での調理、燃料を節約したい場合など、さまざまな場面でウィンドスクリーンは活躍します。
カセットコンロの性能を向上させ、快適なアウトドアライフを楽しむために、ぜひウィンドスクリーンを使ってみてください。
調理作業を快適にするキャンプギア
キャンプギアには、調理を快適にするのに役立つアイテムがあります。たとえば、折りたたみ式の調理台や、各種の調理器具セット、コンパクトな食器類などです。
調理台は、調理スペースを確保し、食材の準備や調理を行う際に便利です。調理器具セットには、包丁やまな板、フライパンなどが含まれており、必要な道具を一括して揃えることができます。
さらに、コンパクトな食器類は収納しやすく持ち運びに便利であり、アウトドアでの食事を快適に楽しむための重要な要素です。
購入時は、キャンプのスタイルや人数に適したキャンプギアを選びましょう。
安全性を保つための保管・管理用具
キャンプ用カセットコンロの使用後は、安全に保管するためにも、専用の収納ケースや収納袋に入れるのがよいでしょう。また、使用中に起きうる事故にそなえ、小型の消火器や各種の防災用具を用意しておくことを推奨します。
料理のバリエーションを増やす鉄板
カセットコンロと鉄板を組み合わせることで、外はカリッと中はジューシーな焼肉はもちろん、野菜のグリル、シーフードの焼き物、さらにはパンケーキやクレープなど、様々な料理を作ることができるようになります。
鉄板は後片付けが簡単であり、炭の処理や焼網を洗う手間と比較すれば、その差は歴然です。
アウトドアでカセットコンロを使うときの注意点は?
キャンプ用カセットコンロを使用する際に気を付けるべき点を3つ紹介します。安全面や環境面に十分に配慮し、楽しく過ごしましょう。
安全性を考慮して正しく使用する
カセットコンロを使用する際は、十分な安全対策が重要です。平らで安定した場所で使用し、風をよけるために風防を設置しましょう。
火の周囲には十分なスペースを確保し、火災やヤケドを防ぐために周囲に物を置かないようにしてください。
また、使用中だけでなく、使用後の冷却中も子供やペットが近づかないようにすることが重要です。
環境に配慮する
アウトドアでの使用時は、環境への十分な配慮が必要です。使い終わったカセットガスやゴミ類は適切な方法で捨て、自然を汚さないようにしましょう。
また、飛び火や不完全燃焼による火災を防ぐため、火の周りを綺麗に保ち、使用後は確実に消火することが不可欠です。
さらに、キャンプ場の規則や保護区のルールに従い、火の使用が許可されているかどうかをしっかり確認しましょう。
燃料を適切に取り扱う
カセットコンロの燃料であるカセットガスは、適切に取り扱うのが重要です。カセットガスの交換時や取り付け時には説明書を参照し、正しく操作しましょう。
カセットガスは、直射日光や高温になりやすい場所を避け、涼しく換気のいい場所で保管するようにすることが大切です。
また、使用済みのカセットガス缶は、圧力が完全に抜けていることを確認したうえで、地域の規則に従って適切に処分するようにしましょう。
カセットガスの取り扱いに際しては、ガスが漏れないように、接続部分がしっかりと締まっているか確認し、もしガスの臭いがする場合は直ちに使用を中止するようにしましょう。
テントや車内で使用しないようにする
カセットコンロは、テントや車内での使用を避けるようにしましょう。
カセットコンロからは一酸化炭素が発生し、高濃度で吸入すると一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。
また、テントや車内などの閉じた空間でカセットコンロを使用すると、酸素の消費が増えて酸欠状態になる危険性もあります。
屋外での使用であっても、狭い空間では換気をするようにして十分気をつけましょう。
ケースと一緒に持ち歩こう
カセットコンロはなるべくケースで保管し、ケースにいれて持ち歩くようにしましょう。
ケースに入れて持ち歩くことで外出時における衝撃や、ほこり、水からコンロを保護することができるため、コンロを長持ちさせることができます。
また、ケースは携帯性を高めるだけでなく、整理整頓にも役立ちます。カセットコンロ本体だけでなく、ガスカートリッジや点火器などの周辺機器も一緒に収納できるケースを選ぶと、出かける際に必要なものを一箇所にまとめておくことができ、準備や片付けがずっと楽になります。
キャンプ用カセットコンロで作るおすすめキャンプ飯
キャンプでカセットコンロを使って調理する際におすすめの料理を3つ紹介します。少ない材料で簡単に作れるものを選んだので、ぜひ作ってみてください。
焼きおにぎり
- 白米
- 醤油
- (お好みで)かつお節など
- 白米を炊く
- (中に具材を入れる場合は)お好みの具材を入れ、炊きあがった白米を握る
- フライパンを火にかけ、油を敷く。油が温まったら握ったおにぎりを並べて焼く
- 両面がこんがりと焼けるまで2, 3分焼く
材料は白米と醤油のみで簡単に作れます。通常のおにぎりではなく、ひと手間を加えることで外側は香ばしく、中はふっくらとした食感に仕上がります。火力を調節し、好きな焼き加減で焼いてください。醤油以外の調味料を試したり、中に具を入れたりして、アレンジを楽しむのもよいでしょう。
米はキャンプ場で炊くのもよいですが、「レトルト米飯」や「アルファ米」などを持っていくと手間をかけずにおいしいご飯を食べられるのでおすすめです。
おでん
- おでんの具材(大根・昆布・ちくわぶ・餅巾着・はんぺん・しらたきなどお好みの具材)
- おでんつゆ
- 水
- (家での下準備)大根は皮をむいて厚めに輪切りにし、面取りをする。こんにゃくは三角形に切り、アク抜きをする。さつま揚げは食べやすい大きさに切る。はんぺんは三角形に切る。卵はゆで卵にして殻をむく
- (現地での準備)鍋に水とおでんつゆを入れ、沸騰させる
- 大根、こんにゃく、さつま揚げ、はんぺん、ゆで卵を鍋に入れ、弱火で30分ほど煮込む
- 具材に味が染み込んだら完成
冬の寒い日にぴったりのおでん。具材をあらかじめ家で切っておくことで、寒い冬でも比較的水を使わずに調理できます。また、大根や卵などは味が染みこみにくい食材です。卵は事前に茹でておいたり、つゆを染みこませておくことをおすすめします。
作り方は、切ってきた具材をおでん出汁とともに鍋に入れて煮込むだけ。皆で鍋を囲み、温まりましょう。野菜や卵など、栄養価の高い食材を加えることで、キャンプで疲れた体に必要な栄養素を取り入れられます。
また、具材として「おでんセット」を準備することもおすすめです。はんぺんやちくわぶ、餅巾着など、おでんの定番食材をまとめて手に入れられます。
ソーセージコーンホットサンド
- 食パン
- ピザソース
- スライスチーズ
- ソーセージ
- コーン
- ホットサンドメーカー
- ホットサンドメーカーの片面をフライパン代わりにしてソーセージを焼く
- パンにピザソースを塗り、半分に切ったスライスチーズをのせる
- ②の上に①で焼いたソーセージと、コーンを並べる
- もう半分のスライスチーズをソーセージとコーンの上にのせる
- ④の上からパンをのせ、ホットサンドメーカーで挟む
- 両面をそれぞれ2~3分ずつ焼く
ホットサンドメーカーを使って、具材を焼いて挟むだけで作れます。ホットサンドメーカーがあるとキャンプやアウトドアで手軽に美味しいホットサンドを作れます。
焼き立てのパンの香りと、溶けたチーズと具材の組み合わせは、アウトドアの食事をさらに豊かなものにします。ぜひお試しください。
キャンプ用カセットコンロでおいしい料理に挑戦しよう!
キャンプ用カセットコンロがあれば、自然のなかでの料理をさらに楽しめます。持ち運びやすいものやデザイン性にすぐれたもの、機能性に富んだものなど、さまざまなタイプがあります。
自分のスタイルやニーズに適した理想的なコンロを見つけられるでしょう。お気に入りのキャンプ用カセットコンロを手に入れ、幅広い料理に挑戦したあとは、焚き火を囲んで思い出をより特別なものにしてください。
Q&A
キャンプ用カセットコンロを使用する際の疑問点をQ&A形式でまとめたので、ぜひ参考にしてください。
Q:カセットコンロは主にどのような素材でつくられていますか? A:主に、アルミニウムやステンレス鋼などの、サビにくい金属が使われている場合が多いでしょう。 Q:カセットコンロの耐久性はどのくらいですか? Q:キャンプ場でのカセットコンロの使用制限はありますか? Q:キャンプ用カセットコンロの燃料にはどのような種類がありますか? Q:カセットコンロでの調理中に注意すべきことは? Q:カセットガスの取り扱い方について教えてください。 Q:使用後のカセットガスの正しい廃棄方法は? Q:カセットコンロの点火方法は? Q:カセットコンロの火力の調節方法は? Q:キャンプ後のカセットコンロのお手入れ方法は? Q:カセットコンロは水洗いできますか? Q:キャンプ後のカセットコンロの適切な保管方法は? |
こちらの記事でも、キャンプ向けカセットコンロについてまとめています。気になる人は、あわせてチェックしてみてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。