一酸化炭素チェッカーを選ぶときのポイント
安全に関わる道具なので、選ぶためのポイントはしっかりとおさえておきましょう。具体的に4つの項目を紹介します。
動作保証環境の確認
正常に動作する環境を事前に把握しておくことが重要です。製品によって、適切に作動する温度や湿度が異なります。ロケーションや季節など、自分の使用シーンに合っているかどうか、購入する前に調べておきましょう。
表記の分かりやすさ
複雑な表記の一酸化炭素チェッカーより、シンプルなもののほうが扱いやすいでしょう。最低限、必要な情報は、一酸化炭素の濃度と電池残量の2つ。慣れないうちはとくに、雑多な表記のものはあまりおすすめしません。
警報を鳴らす数値
機種ごとに警報音が鳴る基準が異なるので、数値はチェックしておきましょう。厚生労働省のガイドラインでは、一酸化炭素の濃度を50ppm以下に保つこととされています。この数値を基準に、警報音が鳴るものを選びましょう。
警報音の大きさ
警報音の大きさは、選ぶときの重要な要素のひとつ。小さな警報音だと、一酸化炭素の濃度が高くなっても気づかないことがあります。大きな警報音のものは聞き取りやすいですが、うるさく感じることがあるかもしれません。使用環境に合わせて選びましょう。
一酸化炭素チェッカー使用時の注意点
一酸化炭素チェッカーを上手に活用するために、使用時の注意点を紹介します。
動作チェックをしておく
使用する前に、動作チェックをしておくことをおすすめします。チェックする方法として、車の排気ガスやマッチの炎、ろうそくなどで試すのがよいでしょう。反応しない、反応が遅いなど、違和感があれば使用をやめておいたほうが無難です。
顔ぐらいの高さに設置する
設置する場所は、顔ぐらいの高さにするとよいでしょう。テント内のランタンハンガーを活用できます。一酸化炭素は空気より少し軽いので、人が呼吸するのと同じくらいの高さに設置することで、正確に感知してくれます。
換気を怠らない
石油ストーブや薪ストーブを使用するときは、常に換気を怠らないことが大切です。テントの換気窓を活用するなど、一酸化炭素チェッカーを使用していても、油断せずに換気を心掛けましょう。
冬キャンプにおすすめの一酸化炭素チェッカー5選
冬キャンプにおすすめの一酸化炭素チェッカーを5つ紹介します。
①LIBO ACTIVITY 一酸化炭素チェッカー
日本製センサーを搭載した、高精度なハンディータイプの一酸化炭素チェッカーです。使いやすさを考慮したデザイン。アラーム音だけでなく、大型の液晶が視覚でもわかりやすく伝えてくれます。
電池式で電源ケーブルが不要。災害時でも使用できます。持ち運びしやすい手のひらサイズなので、キャンプのような移動が伴う趣味に最適です。
②BOSEAN 一酸化炭素測定器
起動してからの計測時間が早いのが特徴です。バックライト付きで、夜間でも気になったときに、すぐに確認できます。USB充電式で、連続使用時間は約10時間以上と経済的。防水・防塵機能を備えた丈夫なつくりで、キャンプの回数が多い人におすすめです。
③FORENSICS製 一酸化炭素・CO検知器
コンパクトなポケットサイズながら、高性能な一酸化炭素チェッカーです。表示はシンプルでわかりやすい、電池残量と一酸化炭素濃度のみ。ボタン電池で駆動するタイプなので、持ち運びに便利です。
移動中に車が大雪で立ち往生したり、マフラーが雪に埋もれたりするのが心配なときは、この一酸化炭素チェッカーを用意しておくとよいでしょう。
④PTTech キャンプアラーム
手のりサイズのキャンプアラームです。単3電池が3本ついてくるので、すぐに使えます。便利なメッシュ袋入りで、吊り下げてもOK。使い方はわかりやすく、調整やモード設定などは必要ありません。初めて一酸化炭素チェッカーを使う人にぴったりです。
⑤Cam.G Mini ポータブル 一酸化炭素チェッカー
いざというときに鳴らせる、非常ベル機能付きの一酸化炭素チェッカーです。フル充電で約48時間も稼働するので、冬キャンプの頼もしい相棒になること間違いなし。専用のアプリをダウンロードすると、本体操作なしで、リアルタイムにモニタリングできます。細かく一酸化炭素の濃度を管理したい人にイチオシです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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