現地でしっかり乾かすことが大事!
テントのお手入れの基本は「しっかり乾かすこと」です。
野外で使ったテントには、結露や寝汗で濡れていることが多いです。
この湿気を放置していると、カビや劣化の原因となってしまいます。
キャンプが終わったら、撤収する前に現地でテントとフライシートをしっかりと乾かしましょう。
まずは、撤収する1時間~2時間前にはペグやポールを抜く前に入口を全開にしてテント内に風を通します。
雨の日は特に、テント内に湿気が溜まっていることが多いので、風を通すことでしっかりと湿気を飛ばしましょう。
その後すぐに畳まず、ポールにロープを張ってかけたり、空いたスペースに広げて完全に乾かします。
干せる場所がない場合は、テントを裏返しにして木の枝やチェアにかけておくのもおすすめ。
テントを横に倒して日当たりの良い場所や風通しの良い場所に置いておくのも良いでしょう。
テントがひどく汚れていたりビショビショに濡れているときは、布や簡易モップで拭き取ってから乾かすと早く乾燥させることができます。
軽い汚れであれば、しっかりと乾燥させた後に手で叩けば簡単に落とせます。
帰宅後にテントを乾かすときは?
朝早くに撤収する場合や、撤収時に天候が悪く乾燥できなかった場合は、帰宅してからなるべく早く乾かしましょう。
スペースがある場合は、天気が良い日に庭に広げておくとすぐに乾きます。
テントに直射日光を当て続けると劣化の原因となるので、干す場所は日陰で風通しの良い場所がおすすめです。
日当たりの良い場所に干す場合は、完全に乾燥したら早めに収納するようにしましょう。
夕方になると気温が下がり結露が発生してしまう場合があるので、干すタイミングはなるべく日中にするのがおすすめ。
庭が無い場合は、車の上やベランダに干すのも良いでしょう。
カーポートがあれば、フックをかけて干しておくと邪魔にならずに干すことが出来ます。
テントを洗うときの注意点
ある程度の汚れはテントを乾燥させた叩くことで落とせますが、長く使っているとだんだん汚れが目立ってきますよね。
そんなときは自宅で綺麗に汚れを落としていきましょう。
気をつけてほしいのが、洗濯機を使用しないこと。
テントを洗濯機で洗ってしまうと、防水加工や撥水加工が落ちてしまって、劣化の原因になります。
正しい汚れの落とし方は、中性洗剤を使って手洗いする方法です。
まずは水で薄めた中性洗剤を雑巾に浸し、拭いていきます。ある程度の汚れであれば、これで綺麗になるはず。
それでも落ちないひどい汚れがある場合は、テント専用の洗剤が販売されているのでそれを使って手洗いしましょう。
この時力を入れてゴシゴシ洗ってしまうと傷みや劣化の原因となるので、コーティングを傷つけないように優しく洗うことが大切です。
洗った後は、しっかり乾燥させてから収納しましょう。
最後に防水スプレーを全体にかけておくと、雨に強くすることができます。
防虫性能のついているものを選べば虫対策にも効果的です。
また、テントのジッパーの動きをなめらかにするためのお手入れグッズも販売されています。
しばらく使用しているとジッパーの動きが悪くなってきます。むりやり開けようとしてジッパーが壊れてしまった、なんてことにならないために、定期的に対策しておくと良いでしょう。
劣化が気になるときはプロに頼ろう
大切なテントをより長持ちさせたい場合は、プロのメンテナンスサービスを利用するのもおすすめです。
自分でできるお手入れには、限度があります。
何度も使用していると、丁寧にお手入れしていても防水加工や撥水加工が落ちてきたり、劣化してしまいます。
長期で使用して汚れや劣化が目立ってきた場合や、長期間使用しておらず匂いや傷みが気になる場合は、プロに任せてみてはいかがでしょうか。
テントに付いた汚れを落としてしっかりと乾燥させ、撥水加工や防水加工、UV加工を行ってくれるので、新品同様に快適にテントを使用することができます。
大切なテントを、より長く使用することができますよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。