みなさんはランニングアプリを使用していますか?ランニングアプリがあればペース配分や正確な距離・スピードなどがすぐにわかってデータ化できるのでとても便利です。今回は現役ランナーの立場からおすすめしたい機能やアプリを紹介します。
 
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ランニングアプリの機能とは?

ランニングアプリ

筆者は毎年どこかのマラソン大会に出場している市民ランナーです。ランニングアプリの存在は知っていましたが、その便利さを理解したのは去年の福知山マラソンのときです。

となりを走っている方がアプリを使用していて、「現在の地点は何キロメートル、現在のペースは5分(1㎞を5分で走るペース)です」とランニングアプリがタイム・ワークアウトの情報を音声で知らせてくれます。

しばらくそのランナーと伴走しながら、アプリってこんなに便利なものなのかと感心させられました。早速アプリを使ってみることにしたのですが、その前にランニングアプリの機能について調べてみることにしました。

ランニングする際に便利な機能が満載!

実際にランニングアプリを調べてみて、便利だと思った機能について解説します。

  • 現在地と目標地点までの距離がすぐにわかる
  • 音声ガイダンスが現在地点や走行距離などを知らせてくれる
  • 消費カロリーがわかるので体調管理に活用できる
  • データや情報を蓄積して見える化がはかれる
  • 他のランナーの記録を見ることもできる

現在地と目標地点までの距離がすぐにわかる

ランニングアプリには、GPSトラッキング機能という現在地がすぐにわかる機能が搭載されています。

目標定点(たとえばマラソンのほかランニング・ジョギングだったらゴール)を設定しておけば、目標に対する進捗状況なども確認できます。

音声ガイダンスが現在地点や走行距離などを知らせてくれる

ランニングアプリの中には、音声ガイダンスの機能がついていて、現在地点までの走行距離や目標地点までの残りの距離、走行ペースなどを音声で知らせてくれるものがあります。

消費カロリーがわかるので体調管理に活用できる

ランニングアプリのなかには、走行距離に応じた消費カロリーがわかる機能が搭載されているものがあります。たとえば、お昼に少し食べ過ぎてしまったら、食べた分のカロリーを計算して、カロリー分だけの距離をランニングすれば、効率的な体調管理に活用できるでしょう。

データや情報を蓄積して見える化がはかれる

走行距離・ペース配分・脈拍数など、ランニング中のさまざまなデータを蓄積できます。データや情報を蓄積して見える化すると目指しているものが明確になり、どの程度近づいているのかも把握できるようになりますよ。

たとえば「4時間以内でマラソンを完走したい」という目標がはっきりとすれば、どの程度のペース配分で走ればよいのかがすぐにわかりますよね。データ化することで目標に向かって近づいていることを確認できるから、モチベーションアップにもつながります。

他のランナーの記録を見ることも

他のランナーの記録をチェックできる機能がついているアプリを使用することでモチベーションの維持につながります。
例として、Nike Run Clubは、他のランナーの活動を見たり、ランニング仲間と一緒にチャレンジに参加することができるアプリです。ランキング機能やチャレンジ機能を活用して、仲間と競い合いながらモチベーションを維持できます。

また、Stravaも、他のランナーの記録を簡単にチェックできる機能が充実しています。

ランニングアプリの選び方

ランニング アップルウォッチ

ここからは、ランニングアプリを選ぶポイントである以下の3つについてご紹介します。

  • 自分のスマホに対応しているOSか
  • オフラインでも使用できるか
  • 使いやすいシンプルな機能か
  • 自分のスマホに対応しているOSか確認する
  • 無料か有料かどうかを確認する

自分のスマホに対応しているOSか確認する

使っているスマートフォンによってインストールできるアプリが違います。iPhoneユーザーはApp Storeにあるアプリ、Androidの方はGoogle Play ストアにあるアプリを利用できます。

スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)のバージョンが古い場合、アプリをインストールできない可能性があるので、OSは最新の状態にアップデートしておきましょう。

オフラインでも使用できるか確認する

ランニングアプリによっては常にインターネットにつながった状態になり、通信量が気になる方もいるのではないでしょうか?オフラインで使えるアプリもあるのであわせて確認しましょう。オフラインの状態でもGPS機能は使えます。

走行距離や走ったルートなどの基本的なデータを測定可能で、データ通信量の上限が決まっている人におすすめです。

使いやすいシンプルな機能

ランニングアプリに便利な機能があっても、使いにくくて操作が大変だと長く続きません。アプリを選ぶ時は、ひと目見ただけでデータがわかるものや、ワンタップで開始できるランニングアプリがおすすめです。

ラップタイムを教えてくれたり、あらかじめ設定したルートをナビゲートしたりする機能が備わったアプリを選ぶとよいでしょう。

また、料金の有無を確認しましょう。無料か有料かはもちろん、課金があるかどうかも調べておくことが大切です。無料アプリでも、課金して機能を追加しないと使いにくいものもあるので、アプリの機能面を事前に確認するようにしましょう。

例えば「strava」というアプリでは、有料版のプランを購入することでセグメント機能やルート機能など、よりランニングに便利な機能を追加することもできます。

毎日のトレーニングの質をさらに向上させ自己ベストを早く更新したいという方は、有料版の利用も検討しましょう。

無料で使えるおすすめのランニングアプリ10選

ランニングアプリ

現役ランナーの立場から、これは便利、おすすめしたいと思う無料ランニングアプリをご紹介します。

Nike Run Club(ナイキランクラブ)

現在筆者も使用している、スポーツメーカーのNIKEがリリースしたランニングアプリです。

iPhoneが出たころからナイキはApple社と深い関係を結び、iPhone向けのスポーツアプリを開発してきました。そして生まれたのがこの「Nike Run Club(ナイキランクラブ)」です。

「とりあえず走行距離とペース配分が知りたい」という初心者ランナーや、マラソン大会に向けてトレーニングを積んでいる上級者など、幅広い層に広く支持されています。

最大の特徴は、音声ガイダンスによるランニングメニューの豊富さです。GPSを利用して、ランニングコース・走行距離・ペース配分・消費カロリーなどを音声ガイダンスが知らせてくれます。

自分の実力にあわせた練習メニューを組めるうえ、ナイキの専属パーソナルトレーニングを無料で受けられることも。

シューズメーカーらしく、シューズにタグづけができ、買い替え時期などをわかるようになっています。

Nike Run Club(ナイキランクラブ)は、ランニングの初心者からベテランまで、幅広い人におすすめのアプリです。

Nike Run Club(ナイキランクラブ)iOS

Nike Run Club(ナイキランクラブ)Android

Adidas Running(アディダスランニング)

ランタスティック(Runtastic)という名称で人気を博したアプリをアディダスが買収したものがアディダスランニングです。

基本的なGPS機能を備え、現在地・走行距離・目標地点までの距離や時間・ペース配分・消費カロリーなどがひとめでわかり、ダイエットにもおすすめです。他のランナーとSNSでつながり、ランニングのデータを共有したり、コメントしたりして交流でき、フィットネスに対するモチベーションアップにつなげられますよ。

ランタスティック(Runtastic)は、Apple Watchにも対応し、初心者にもおすすめです。

Adidas Running(アディダスランニング)iOS

Adidas Running(アディダスランニング)Android

ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)

ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)は、ランニング目標の達成をサポートする機能が揃っています。ランニングはもちろん、サイクリングやハイキングなど、さまざまなアクティビティや有酸素運動の記録にも活用できますよ。

ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)は、トラッカー機能がついているためランニングのペースや距離などのステータスをアプリの音声で聴きながら走れます。そして、運動の成果を仲間とシェアしてモチベーションの維持が可能です。

データ分析により進捗状況を管理し、専門的なトレーニングを積みたい方におすすめです。

ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)iOS

ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)Android

TATTA(タッタ)

TATTA(タッタ)は、ランニングに特化したアプリで、「RUNNET」というランニングポータルサイトと連動しています。ハーフマラソンやフルマラソンの大会のエントリーの記録やレース結果など、自動的にデータや評価を記録して、他のランナーと練習記録を比較できるのが特徴のひとつです。

TATTA(タッタ)は、友達と情報をシェアしたり、国内でランニングをとことん楽しみたい方におすすめです。

TATTA(タッタ)iOS

TATTA(タッタ)Android

Runtrip(ラントリップ)

Runtrip(ラントリップ)はランナーのモチベーション維持に特化したランニングアプリです。このアプリを使えば、ランナー専用のSNSで全国のランナー仲間とつながり、互いに励まし合いながらランニングやジョギングが楽しめます。

消費カロリーなどもわかるので、体調管理やダイエットに活用できます。また、このアプリは全国のランニングコースの紹介やガイドをしてくれるので、旅先や出張先での移動やランニング、ジョギングの際にさらに楽しく走れるでしょう。

お気に入りのランニングコースを投稿するのもGOOD!楽しくランニングやワークアウトを続けたい方におすすめのアプリです。

Runtrip(ラントリップ)iOS

Runtrip(ラントリップ)Android

Relive(リリブ)

Relive(リリブ)は、ランニングを「小旅行」と想定したランニングアプリです。旅の記録に画像を添えて、アルバムのように保存でき、長い距離を走るトレイルランニングなどにぴったりです。

SNS機能を備えているので、さまざまなランナー仲間と走った記録を共有できます。ランニングの行程をおしゃれにビジュアライズしてSNSでシェアすれば、ランニングやジョギングの追体験もできる楽しいアプリです。

Relive(リリブ)iOS

Relive(リリブ)Android

キョリ測

走った距離や残りの距離など、距離に特化したシンプルなランニングアプリです。マラソンでとくにありがちな、あとどのくらいの距離があるのか、今の速度はどれくらいか、目標達成までどのぐらいか、などの疑問がすぐに解決するでしょう。

画面のマップを指先でタップするだけで走行距離・タイム・コースがわかり、操作方法はシンプル。消費カロリーを「おにぎり何個分」「あんパン何個分」とわかりやすい単位に変えることができるのもおすすめポイントです。

キョリ測 iOS

キョリ測 Android

Pacer(ペーサー)

Pacer(ペーサー)は、歩数計の機能をもつランニングアプリです。世界中の6000万人以上のユーザーと繋がるコミュニティ機能も備わっています。

Pacerは、歩数計機能だけでなく、体重や血圧の管理機能も統合されています。

これにより、運動と健康管理を一つのアプリで行うことができ健康管理を簡単にすることができます。

また、Apple Watchとのデータ同期も可能で、Apple Healthにリンクすることにより、スムーズに運動データを管理できます。

過去の歩数の傾向を分析することで、自分自身の運動習慣や健康状態について新たな発見があるかもしれませんね。ランニングへの理解を深めたい初心者ランナーにもおすすめです。

Pacer(ペーサー)iOS

Pacer(ペーサー)Android

Google Fit(グーグル フィット)

Google Fit(グーグル フィット)は、Googleが世界保健機構(WHO)や米国心臓協会(AHA)と共同で提供している健康管理アプリです。

歩数と消費エネルギーをバックグラウンドで自動で計測し記録。ジョギングやウォーキングをする方に便利な機能ではないでしょうか?

時間・歩数・移動の距離などをリアルタイムで確認する「エクササイズの管理」機能では、これらを自動で計測してアプリに表示でき、ランニング中のペース・位置情報・効果を確認できて便利です。

心拍数の記録や睡眠の改善などの機能もあり、アプリから得られるデータをヘルスケアや健康維持に役立てたい方におすすめです。

Google Fit(グーグル フィット)iOS

Google Fit(グーグル フィット)Android

Strava(ストラバ)

Strava(ストラバ)は、GPSを使ってデータをチェックできるランニングアプリです。

距離やルートの記録をはじめ、SNSやランキングなど、モチベーションアップできる機能が満載。すべての機能を使うには課金が必要となりますが、無料の範囲内でも日々のトレーニングに役立つ機能が使用可能です。

マウンテンバイクやロードバイクなど、走るだけでなく、漕ぐのも好きな方におすすめのアプリです。

Strava(ストラバ)iOS

Strava(ストラバ)Android

ゲーム感覚で楽しめるおすすめのランニングアプリ3選

Zombies, Run! 5k Training

Zombies, Run! 5K Trainingは、イギリス発のユニークなランニングアプリです。

ランニングを始めると英語でアナウンスが始まり、ゾンビに襲われた街で生存者グループのランナーとして活動する物語が展開してゲーム感覚でランニングを楽しむことができます。

GPSを使えば走行ルートやペースが確認でき、自分のランニングパフォーマンスを詳細に分析することができます。

MAPLUS+ランニング

MAPLUS+ランニングでは個性的なキャラクターが走行中にペースに応じて声掛けをしてくれるアプリです。

自分が選んだ好きなキャラが応援してくれるので飽きずに続けられ、設定されたミッションをこなすことで自然に体を鍛えることができます。

1人だとなかなかトレーニングが続かないという方におすすめのランニングアプリです。

Hi!Tempo Player

このアプリは、音楽をランニングペースに合わせて流してくれるランニングアプリです。

音楽を聞きながら走る際に、スライドバーで簡単にテンポを調整でき、プレイリスト内の全曲を自動でペースに合わせてくれます。

またGPS機能で走行ルートを記録し、区間ペースや消費カロリーも計測することもできます。

音楽とランニングのテンポが一致することでモチベーションを維持し、楽しくトレーニングすることができます。

ランナーはもちろん、これから走り始めたい初心者の方にもおすすめのアプリです。

データを記録してくれるランニングアプリを上手に活用

ランニング アップルウォッチ

この記事では、ランニングアプリの機能や選び方についてご紹介しました。ランニングアプリを選ぶ時は以下の3つを確認するようにしましょう。

  • 自分のスマホに対応しているOSか確認する
  • オフラインでも使用できるか確認する
  • 使い方がシンプルな機能
  • 無料でどこまで使用できるか

また、どのランニングアプリにするか迷ったら、レビューを確認してみましょう。この機会に無料のアプリを取り入れて、トレーニングの毎日の継続・目標達成や大会へチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ランニングアプリQ&A

ランニング アームバンド

最後に、ランニングアプリを使用する際によくある質問をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

Q:ランニングアプリで測定できるデータはどんな種類がありますか?
A:距離・タイム・速度・平均ペース・消費カロリー・標高差・歩数・心拍数・失った水分量などのランニングに関わるデータ計測が可能です。      

 Q:ランニングアプリは無料で使えますか?
A:無料で使えます。追加機能に課金が必要なアプリもありますが、まずは無料で使ってみるとよいでしょう。ランニングアプリに寄せられたレビューを確認することをおすすめします。   

Q:.ランニングアプリをインストールできない時の対処法はありますか?
A:スマホのOSに対応していない、容量が少ないなどの原因が考えられます。以下の3つを確認してみましょう。

  • 自分のスマホのOSに対応しているアプリか
  • OSやのバージョンが最新か
  • ランニングアプリをインストールできる容量が十分にあるか

1つでも当てはまるようであれば、OSのアップデートや、写真・動画・スマホにインストールしているアプリなどを消して容量を確保するようにしてみましょう。

Q:ランニングアプリGPSの精度が悪いときはどうすればよい?
A:端末のOSやiosを最新版にアップデートしましょう。また、以下の方法も確認しましょう。

  • Googleの位置精度を設定
  • Wi-FiとBluetoothをオンにする
  • アプリを再インストールする
  • スマホ本体を再起動する

Q:スマホを手にもたないでアプリを使うことはできますか?
A:AppleWatchなどと連携するか、スマートウォッチやランニング用のスマホポーチを使いましょう。
スマートウォッチと連携できないランニングアプリもあるので、使っている外部機器と接続できるかも確認してください。

Q:ランニング中に音楽を聴くことはできますか?
A:ほとんどのランニングアプリは、音楽プレイヤーと連携してランニング中に音楽を聴くことができます。

おすすめのランニングアプリをご紹介しました。筆者はマラソン大会で感心させられた「ナイキランクラブ」を使用していますが、今回ご紹介したアプリはどれも同じような機能を備えているので、自分にあったものを選ぶようにしましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。