長年登山をしていると、ラーメンばかりの山飯に飽きてきませんか?そんなときに出会った『U.L.弁当』。超軽量で簡単に食べられる上に栄養満点なんです。実際に山で食べたら感動レベルだったので、商品の手軽さやおいしさなど、リアルなレビューをお届けします。
『U.L.弁当』ってなに?
『U.L.弁当』(@ul_bento) は、MOUNTAIN PARTY(マウンテンパーティー)が手がける、超軽量でお湯を注げば食べられるアウトドアユーザー向けトレイルフードです。
荷物を少しでも軽くしたいハイカーやトレイルランナーだけでなく、電車キャンパーやソロキャンにもGOOD。非常食や手軽なおうちご飯にも活用できるでしょう。
もっと詳しく知りたい人は下記の記事をチェックしてみてくださいね。
こんな山飯がほしかった!『U.L.弁当』でご飯の悩みを解決
筆者が山飯に感じていた悩みを、U.L.弁当が解決してくれたので紹介します。
お湯を入れるだけで手軽に食べられるので手間いらず
山でおいしいご飯が食べたいけれど、準備や手間が手間になるときありますよね。U.L.弁当なら面倒な調理をしなくても、本格的なカレーや親子丼などの食事が楽しめますよ。
とくに雪山では体が冷える前にご飯を終わらせたいので、この手軽さはいいでしょう。
1食100gと超軽量で荷物のUL化ができる
レトルトやさまざまな種類の食材を持っていくと、意外に重量が増すので困ります。U.L.弁当はドライフードでできているため荷物のUL化ができ、重さを気にする必要がありません。私が食べたU.L.弁当のカレーには、ご飯・野菜・ルーがすべてひとつのパックになっていて、重さがわずか115gでした。
荷物の軽量化は毎回頭を悩ませる問題ですが、これなら縦走時にも食事の重量やお水の管理がしやすくおすすめですね。
どの商品も高い栄養価が高く、野菜不足を解消できる
パンやカップラーメンでもカロリーは摂取できますが、気になるのが栄養です。U.L.弁当なら登山に必要なカロリーが取れ、ビタミンやミネラルなども補給できますよ。野菜がたっぷり入っているメニューを選べば、山でも十分に野菜が食べられます。
豊富なバリエーションで飽きない
丼・カレー・パスタ・フォー・ビーフンなどさまざまな種類のテイストが選べるので、縦走ご飯も飽きずに楽しめます。私は5種類ほど試してみましたが、どれもリピしたくなるおいしさでした。クオリティが高く、全種類食べてみたいです。
【実食】山で『U.L.弁当』を食べてみた
登山のときに悩むのが山飯問題。テント泊だけでなく日帰り登山もなるべくUL化したい筆者は、お昼ご飯にU.L.弁当の「野菜たっぷり親子丼」と「鶏と野菜の具沢山カレー」をチョイス。どんなお弁当なのか食べてみました。
カラフルなかわいいパッケージ
市販のドライフードとは違い、ピンクや緑などカラフルなパッケージとかわいいイラストが目を引きます。
今回はパッケージのまま持っていきましたが、縦走などでゴミをなるべく出したくない場合は、自宅でパッケージをはがし、商品名・水の量・時間を袋に直接記載して持つとより軽量化できできます。
中にスプーンが入っている心遣い
袋には切り込みが入っており、握力がない筆者でも簡単に開けられました。口を広げてみると、中からスプーンが!カトラリーを忘れても安心して食べられますよ。
5分でご飯がやわらかくなった
必要なお湯を入れ既定の時間を待ちます。袋が自立して立つので、お湯を入れるのが楽です。
また、一般のドライフードは大抵15分くらい待つので長く感じていましたが、U.L.弁当は5分でできる優れもの。寒い日にはコジーに入れておけば、冷めずに温かいまま食べられますよ。
5分たったのでかき混ぜてみると、ご飯も野菜も丁度いいやわらかさになっていました。
しっかりした味と野菜の食感でおいしい
まずは親子丼を一口。ダシのうま味とほんのりとした甘さのあるやさしい味わいです。健康にも気を使う年頃になった筆者は、山飯での悩みのひとつが野菜をどう摂取するかだったので、自家製で作られているゴロゴロお野菜は1番のうれしいポイントでした。
カレーも鶏肉と野菜がいっぱい入り、スパイスが効いている本格派。どちらもアルファ米独特の匂いもなく、ダシやスパイスの香りで食欲がそそられますよ。
量は男性には少し物足りないかもしれませんが、カロリーは足りているため登山途中に食べるには腹八分目でちょうどよいでしょう。
袋がゴミ袋として使える
食べ終わったあとは、スプーンやほかのゴミを一緒に入れてゴミ袋代わりにでき便利です。ジッパーがしっかりと閉じるため、臭いや汁がもれることもありません。
お湯の目盛りがあれば120点満点
残念ポイントを上げるとしたら、お湯を入れる目盛りがあるとより便利だなと思いました。目盛付きのクッカーでお湯を沸かせば問題ありませんが、今回は2つ分のお湯を沸かしたので、1つ目を目分量で注がなければならなかったからです。
それでもおいしくできたので大した問題ではありませんが、あったらいいなと思ったポイントでした。
ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。