キャンプで飲むワインで極上のひととき
キャンプで食事の時にお酒を飲む方は多いと思います。広大な自然の中で、できたての食事とともに飲むお酒は格別ですよね。
焚き火を囲んで、食後のゆったりとした時間を過ごすお供には、シーズンを問わず楽しめるワインがおすすめ。
スパークリングや白、ロゼ、赤と、タイプもいろいろあり、好みのものを見つけるのも楽しみのひとつ。また、栓を開けてからの香りや味わいの変化を、おしゃべりをしながらゆっくりと味わえるのも魅力です。
この記事ではソムリエの資格を持つ筆者がワインを持っていく時に便利なグッズや、ワインに合うおすすめレシピをご紹介していきます。
“まずはおすすめのワインを知りたい!”という方はこちらの記事(「おしゃれキャンプはワインで乾杯vol.2!ソムリエの選ぶコスパの良いワインを大公開」)をご参照ください。
キャンプにワインを持って行く時のひと工夫
ワインをキャンプに持っていくのなら、いろいろと道具を揃えたくなりますよね。例えばワイングラスやオープナー、ワインバッグなど。
けれども、ワイングラスが割れたり、ワインの栓を抜くのが大仕事になってしまうのでは、その楽しみも半減してしまいます。
ここではキャンプにワインを持っていくときに、あると便利で、絵になる道具をご紹介します。
ル・クルーゼ(Le Creuset) ワイン アクセサリー テーブルモデル
ル・クルーゼから出ているシンプルなワインオープナー。
フォイルカッター(別売り)で栓のところにかかっているフォイルを切ってから、ボトルにセットしてスクリューを右に回し続けるだけで栓が簡単に抜けます。
力もあまり必要ないので、普段ワインの栓を抜くことがない、握力の弱い女性でも使いやすいのが魅力です。
ロゴス(LOGOS) ソフトランスタンブラー
ワインを飲むのなら、普段使っているマグカップなどではなく、見た目の色も楽しめるワイングラスがあるといいですよね。
とはいえ、レストランで使うような、薄いクリスタル製のワイングラスは、キャンプに持っていくのも、使うのも気を使い、かえって疲れてしまいます。
そこでおすすめなのが、ロゴスから出ているタンブラーです。
独自素材のソフトランスでできており、落としても割れにくいのが特徴。薄く仕上げられた飲み口は、ガラスのものと比較しても見劣りしません。
脚がないグラスですが、料理と一緒にワイングラスを撮影するとき、収まりがいいのもポイントです。
ちなみに、このグラスでクラフトビールを飲んでも、香りがたって美味しく飲めるので、食事を通して使えるのが何よりのおすすめポイントです。
アクリル(SALUS) ワインクーラー
ワインを楽しむ上で、難しいところがあるとしたら、それは白ワインを冷やすときの温度かもしれません。
そこで、キャンプでスパークリングワインや白ワインを開ける時に、持っていると便利なのがワインクーラーです。
SALUS アクリル ワインクーラーはアクリル製なので軽くて壊れにくく、中が見えるのが特徴です。
ポイントは、美味しいなと思う温度になったら、出したり入れたりしながら温度を保つこと。
出した時に濡れたボトルを拭くタオルも一緒に持っていくのをお忘れなく。
ワインバッグ 2ボトル断熱、ワインキャリアトラベルパッド付きクーラーバッグ
ワインのボトルはガラス製なので、持ち運び中に割れてしまう心配もあるのですが、専用のワインバッグを持っていればそんな心配もありません。
このバッグは、アウトドアシーンにも嬉しい断熱素材でできており、2本入る要領の大きさが魅力。少し大きめのスパークリングワインもすっぽりと収まるのもいいところです。
ショルダーストラップもついていて、デザインもシンプルでオシャレですよね。
ワインに合うおつまみも要チェック
ワインは、メインの料理に合わせてももちろんいいですが、軽いおつまみとともに食後に飲むのも楽しいですよね。ワインによく合う軽いおつまみをご紹介します。
赤ワインに!イタリア風レバーペースト
こちらのレシピは自宅であらかじめ作り置きできるメニューです。作っておいたものを持っていって現地ではトッピングするだけなので、その手軽さも魅力です。
ちょっとおしゃれなフィンガーフードをつまみながら特別なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
<材料(作りやすい分量)>
- 鶏レバー……200g
- 玉ねぎ……1/2個
- にんにく……1片
- アンチョビ……1/2缶分
- オリーブオイル……大さじ2
- 白ワイン……50cc
- 生クリーム……100cc
- こしょう……少々
- ソルトクラッカー……適量
- ピンクペッパー(あれば)……適量
<作り方>
- 鶏レバーは筋や血管を取り除き、適当な大きさに切る。玉ねぎは薄切りにする。にんにくはみじん切りに、アンチョビは細かく切る。
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、アンチョビを入れ、火にかける。香りが出たら玉ねぎを入れて炒める。しんなりしてきたらレバーを入れ、火が通るまで炒める。
- 白ワインをに加えてアルコール分を飛ばし、生クリームを加える。煮立ったらこしょうを加えて混ぜ、火を止める。
- 3.をフードプロセッサーにかけてなめらかになるまで撹拌する。粗熱が取れたら器に入れ、冷蔵庫で冷やす。ソルトクラッカーやバゲットなどにのせて食べる。食べる時にピンクペッパーがあれば散らす。
白ワインに!きのこのガーリックバターソースカナッペ
こちらは白ワインにぴったりのレシピです。ニンニクバターが食欲をそそる魅惑のおいしさですよ。
<材料(作りやすい分量)>
- しめじ……1パック
- 舞茸……1パック
- にんにく……1片
- 塩……ひとつまみ
- こしょう……少々
- 無塩バター……20g
- オリーブオイル……大さじ2
- バゲット……適量
<作り方>
- しめじと舞茸は石づきを取り、小房に分ける。にんにくはみじん切りにする。バターは調理の際に出しておく。
- フライパンににんにくとオリーブオイルを入れて火にかける。香りが出てきたらしめじと舞茸を入れて全体にオイルが回るように混ぜ、塩を加えてさらに炒める。
- しんなりしてきたらバターを加えて火を止める。バターが絡むように全体を混ぜ、胡椒を振る。薄切りにしたバゲットの上にのせていただく。