ディープリムホイールとは?
ロードバイクのホイール交換は、本格的にロードバイクを楽しんでいればいつかは検討するだろうカスタマイズです。
ロードバイクの改造は軽量化が第一目的ですが、重いのに価格が高いディープリムホイールもあり、プロのレースでも装備したマシンをよく見かけますよね。
そもそもディープリムホイールとはどのようなものなのでしょうか。
リムが深いホイールのこと
ディープリムホイールは、その名のとおりリムが深いタイプのホイールです。
おもにリムの太さが30㎜以上のものをセミディープリム、50㎜を超えるホイールをディープリムと呼び、見た目的にも一般的なホイールとは大きな違いがありますよね。
基本的にカーボン素材が使用されていますが、それでもノーマルのホイールよりは重たいことが多いです。
レース用としてよく用いられる
ディープリムホイールは、一部のモデルを除いた完成車にはあまり搭載されておらず、交換で取り付ける場合が多いです。
とくにレース志向のライダーが好んで使用しているので、グランツールのマシンでもよく見かけますよね。
高価であること、また、メリットだけでなくデメリットもあるため、趣味乗り用マシーンで使われることは珍しいです。
ディープリムホイールにするメリット
ディープリムホイールは効果で、カーボン製が多いのでやや扱いがデリケートな部分があります。
それでも多くのライダーがディープリムホイールを欲する理由は、成績を残すために有効なメリットがあるからです。
空気抵抗を軽減する
ロードバイクはスピードが速いため、空気抵抗も感じやすいです。
ノーマルのロードバイクでも、向かい風でスピードが出にくくなる経験をした方も多いでしょう。
ディープリムホイールは空気抵抗を減らすため、スピードが出しやすく、維持しやすいメリットがあります。
エアロフレームを採用したロードバイクだと、フレームの性能を生かすために、完成車でもディープリムを採用しているモデルがありますね。
速度を維持しやすい
ディープリムホイールは空気抵抗が減らせるため、ペダリングが軽快になって速度を維持しやすいメリットがあります。
さらに、リムが太い分重さがあるので、慣性でホイールが回りやすく、スピードが落ちにくい特性もあります。
筆者がディープリムホイールを使っていたときは、空気抵抗よりも重さでホイールが回る感覚のほうが強く感じられました。
速度を重視するトラックレーサーやトライアスロンバイクでも、ディープリムホイールを装備したマシンが多いですよ。
剛性が高い
通常、リムは柔らかいため、スポークに引っ張られることで形を保っています。
ディープリムタイプはリム自体の太いため、剛性が非常に優れているメリットもあります。
普通に走っているときにその差は感じにくいですが、ダンシングで走るときには、剛性が高いホイールのほうが安心感がありますよね。
ディープリムホイールにするデメリット
スピードを出す場合にはメリットも多いディープリムホイールですが、標準装備がディープリムホイールにならないのにはそれなりのデメリットがあります。
とくに趣味で気軽にサイクリングする場合には、負担が大きいデメリットもあるので、導入する際には以下のようなデメリットもチェックしておきましょう。
走り出しや坂道がキツい
ロードバイクのホイールの重さをもっとも感じるのが、走り出しや坂道など、ホイールの回転数が低いときのペダリングです。
ディープリムホイールも重さがあるため、走り出しはスピードに乗りにくく、坂道もペダルが重く感じるでしょう。
走り出しや坂道を重視したい場合、セミディープリムホイールであれば、重さもある程度抑えられますし、強く漕ぎ出しても十分な剛性を感じられますね。
横風の影響を受けやすい
ディープリムホイールは、進行方向から受ける風に対しては空力を発揮しますが、横からの風の影響も受けやすくなります。
とくに橋の上など横風にさらされやすい環境では、バランスを崩しやすいため、よく注意する必要があります。
値段が高め
ディープリムがあまり使われない理由の一つが、価格の高さにあります。
アルミ製もありますがデメリットが多く、実用性を考えればカーボンホイールが多くなるため、価格もその分高くなります。
最近は価格を抑えたのディープリムホイールも登場しているので、ディープリムホイールの性能を試したいという方にはハードルが低くなっていると言えますね。
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Greenfield編集部
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