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ロードバイクは高性能の自転車ですが、乗る技術がなければその性能を引き出せません。初心者が注意すべきなのがペダリングで、ママチャリを漕ぐのとは全く違う感覚が必要です。今回はロードバイクを買ったらぜひ習得してほしいペダリングについて解説します。

ペダリングが下手だとどうなる?

ロードバイク ペダリング

 

ママチャリに乗った経験があれば、きっとロードバイクに乗り換えても、前に進むだけなら難なくこなせるでしょう。

しかしロードバイクはスペックが高く、ただ乗れているだけではその性能を引き出せません。

とくに初心者が勘違いしたまま乗りがちなのがペダリングで、ロードバイクの動力になるので下手なペダリングにはデメリットも多いです。

 

巡行距離が短くなる

ロードバイクは長距離を走りやすい自転車ですが、ペダリングで体力を無駄に使ってしまうと、長距離走るのがむずかしくなります。

とくに、初心者の壁ともいわれるロングライド100㎞は、ペダリングの改善でぐっと低い壁になるでしょう。

せっかくロードバイクを買ったのに、なかなか思ったように体力が続かないという方は、ペダリングを見直してみましょう。

 

スピードが出ない

ロードバイクは各部を軽量化し、抵抗を少なく設計してあるので、スピードは出しやすい自転車です。

初心者はまず25㎞/h巡行を目指そうといわれますが、25㎞/hを維持するには、無駄なペダリングで体力を無駄にしていては実現がむずかしくなります。

適切なペダリングはスピードを維持しやすくなるので、ロードバイクに乗るならぜひ会得しておきたい技術ですね。

 

 

①ロードバイクのペダリングは踏まずに「回す」

ロードバイク ペダリング

 

今回は、初心者がロードバイクのペダリングを改善する方法を3つのポイントでまとめてみました。

まず注意してほしいのが、技術というよりは、根本的な意識を変えるポイントですね。

ママチャリから乗り変えた場合、よくやりがちなのがペダルを踏みこんでしまうペダリングです。

たしかにペダルに力を乗せて回すことには変わらないのですが、踏み込むというイメージだと、ロードバイクのせっかくの性能を無駄にしてしまっている可能性があるのです。

 

グイグイ踏むのは誤り

ママチャリは安くて荷物を載せやすい代わりに、自転車自体が重く、ギアも少ない自転車です。

このため、けっこう力を入れなければ進んでくれませんよね。

一方ロードバイクは、ギアの枚数も多く、軽量で、タイヤも惰性でスイスイ回るよう設計されています。

つまりロードバイクは、ママチャリに比べて予想よりもかなり軽い力でペダルを漕ぐことができます。

これから解説する技術を身に付ければ、ママチャリのように踏み込まず、ペダルをクルクル回すようなイメージで十分進んでくれますよ。

 

軽い早歩きぐらいのイメージで

ペダルを回す脚の感覚ですが、ママチャリでは歩いているときに、急な階段を上るのと同じぐらいの力を使っている方が多いかと思います。

この力を長時間のサイクリング中ずっと続けると考えたら、体力的に厳しいのは明白ですよね。

一方ロードバイクでは、平坦な道を軽い早歩きするぐらいのイメージで十分です。

もしそれ以上の力を使っているようなら、すこしペダリングに無駄な力を使っている可能性があります。

もちろんこれはロードバイクで平地を走っている場合なので、坂道などではもう少し力が必要になりますね。

 

②適切なギアマネジメント

ロードバイク ペダリング

 

初心者の方と一緒に走るときに、すごく気になるのがシフトチェンジです。

ギアもやはりママチャリのイメージに引っ張られてしまって、せっかくのロードバイクの多段ギアの多くが、使われず新品同様になっていることすらあります。

ギアマネジメントも、最初のうちはかんたんな意識を持つだけで、劇的に改善することができます。

 

ギアは思っているより頻繁に変える

ママチャリの変速は、スピードを出したいとき、坂に差し掛かったときぐらいしか使わなかったかと思います。

ロードバイクでは変速が活躍するシーンはもっともっと多いです。

専門用語を使って解説すると、ケイデンス(1分間に回したペダルの平均回転数)を維持できなくなったら上げる、ないし下げるタイミングです。

ただし、ロードバイクに乗り始めのうちは、ぴったりケイデンスを測って合わせるというよりも、ギアチェンジのタイミングを覚えることを重視しましょう。

 

ロードバイクのケイデンスに関しては、こちらの記事も参考にしてくださいね。

 

下げる意識を強く持とう

細かく「こうなったらギアを上げる」、「こうなったらギアを下げる」という基準もありますが、最初はなかなか意識できませんよね。

初心者にまずはこれだけ覚えてほしいのが、「ギアを下げる意識」です。

スピードに乗ってペダルが軽く感じると、自然とギアは上げますよね。

しかし、ギアが重いときはパワーを出せば回せてしまうので、初心者はなかなか下げてくれません。

ちょっと重いな、ペダルが回っていないな、と思ったら、リアのギアをひとつ下げて余裕を持って走ることで、かなり体力的に楽になります。

もちろん、ただ軽いギアで楽をしてしまうと意味がないので、おおよそケイデンスが維持できているか、スピードは維持できているかを確認しながら調整しましょう。

 

 

③「引き足」の有効活用

ロードバイク ペダリング

 

ロードバイクのペダルには、シューズと接続できる「ビンディング」という機能があります。

フォームを固めるという意味もありますが、なにより大きいのが、「引き足」を使ってペダルを回せることです。

すこし予算がかかりますが、ぜひ初心者にもビンディングを導入して、クセがつく前に引き足を使ったペダリングに慣れておくのがおすすめです。

 

体力消費が半分に?

引き足は、本来休んでいる脚でもペダルを回せるので、踏み込む脚のパワーが少なくて済み、「体力消費が半分になる」と言われますが、実際にはそこまで楽になるイメージはないでしょう。

実際かなり体力の消費は抑えられますが、減る、というより緩和するといった方が正しいですね。

引き足は実際にペダルを持ち上げるわけではなく、踏み込む脚の効果範囲を広くするのが主な役割です。

つまり、使う筋肉が増えて、疲労が広範囲に緩和されるイメージに近いです。

いずれにせよ体力の温存には効果があるので、ぜひ早いうちにビンディングの導入を検討してくださいね。

 

踏み足をサポートするイメージで引こう

ペダリングでいちばん力が伝わりやすいとされているのは、踏み込みはじめです。

あまり引き足に意識を持っていくと、せっかくいちばん力が伝わりやすいタイミングが無駄になってしまうこともあります。

あくまで引き足は踏んでいるペダルのサポートで、あまりペダルを引き上げる意識は持たないほうがスムーズなペダリングにつながります。

 

ロードバイクNEWS

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ペダリングの技術というと難しそうに思えますが、すこしの意識で改善します。まずはペダルを強く踏みすぎないよう意識し、ギアをしっかりと使い、ビンディングの活用することを重視しましょう。もちろん今日明日に身につくものではないので、サイクリングの中ですこしだけペダリングに意識をもって楽しんでみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。