秋登山の服装は重ね着(レイヤード)が基本
気温が徐々に変わっていく秋は、服装選びが大事です。
同じ秋でも9月と11月では山の気温や気候もかなり変わるので、服装には十分注意を払わなければなりません。
登山する場所や条件によっても服装の選び方が異なってくるため、注意が必要です。
冬山に出かけるような重装備は必要ありませんが、かといってシャツ1枚で出かけるのは危険。
風が強くなったり、雨が降って気温が下がったりした場合に備えて、重ね着をしていきましょう。
すぐに羽織れるようなアウターを用意しておくと、気温の変化に柔軟に対応できます。
登山の服装は素材選びが大事
快適な登山を楽しむには、素材選びが大切です。
素材選びを間違えると、事故につながる可能性もあるので要注意です。
少しでも快適な登山ができるように、汗をかいても乾きやすい速乾性に優れた素材を選びましょう。
コットン(綿)100%は避ける
コットンは一度濡れてしまうと、乾くまでに時間がかかってしまいます。
速乾性の低いコットンウェアを着て登山に出かけると、低体温症にかかってしまうこともあるので注意が必要です。
コットン素材の服は平地での着用にとどめて、秋の登山に着用するのは避けましょう。
登山にはポリエステルが最適
速乾性に優れたポリエステルは、登山に出かけるときの肌着として最適です。
大量の汗をかいても乾きやすく、吸着することも少ないため、登山だけでなく、あらゆるスポーツウェアに多用されています。
ポリエステルは断熱ウェアとしても優れており、登山に出かけるときのアウターにも適しています。
秋の登山は防寒グッズ・小物も用意しよう!
秋の登山に出かけるときは服装だけでなく、小物にも注意する必要があります。
秋の登山で必需品となるのは、帽子、手袋、ネックウォーマー、タイツなどです。
これらの小物は寒くなったときに大活躍してくれます。
日の出を見に登山に出かけるときは、パンツの下に速乾性の保温タイツを履いて行きましょう。
登山に出かける時期や条件によって、小物の素材を変えることが大切です。
秋登山のおすすめコーディネート
季節問わず、登山の基本コーディネートは、「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」の重ね着となります。
ベースレイヤー
ベースレイヤーとは肌着(インナー)のことです。
登山に出かけるときは、このベースレイヤーの選び方が非常に重要となります。
ベースレイヤーは速乾性、通気性、吸収性の3点が優れているものを選びましょう。
ポリエステル100%のmont-bell(モンベル)インナーシャツは、軽量で速乾性に優れており、ベースレイヤーとして最適です。
重ね着もしやすく、伸縮性にも優れているため、秋の登山はもちろん、オールシーズン活躍してくれます。
まだ暑さの残る9月であれば、ベースレイヤーは半袖でもかまいません。
汗がすぐに乾くように、速乾性のある化繊シャツを選びましょう。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーは、肌着とアウターの中間に位置する服です。
秋の山に出かけるときは、長袖シャツやフリースなどのミドルレイヤーを持参しましょう。
登山中に温度調節がしやすく、脱着可能な前開きの服を選ぶのがベストです。
あまり厚みがありすぎると動きにくくなってしまうので、保温性に優れた薄手の服を選びましょう。
アウターレイヤー
登山の途中で雨が降ってきたときに備えて、防水仕様のアウターレイヤーを持参しましょう。
レインウェアとアウターレイヤーを別々に用意するよりも、レインウェアをアウターとして代用したほうが手荷物も少なくなります。
防水や防風に対応したアウターレイヤーであれば、寒いときや雨が降ったときなど、さまざまな気象条件に柔軟に対応することができ、安全な登山を楽しめます。
ズボン
秋の登山には半ズボンではなく長ズボンが適しています。
半ズボンは軽快で動きやすい反面、足の保護ができないデメリットがあります。
半ズボンを履くなら下にタイツを履くなどして、足をきちんと保護してあげましょう。
長ズボンは動きやすく、ストレッチ性のあるトレッキングパンツがおすすめです。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)ロングパンツは、ストレッチが効いているため動きやすく、足上げもしやすい形状となっています。
シンプルなデザインなので、さまざまな服とコーディネートしやすく、クライミングやハイキングなど幅広いシーンに応用できます。
寒さが厳しくなってきたら、ズボンの下にもタイツを履くなどして、保温性を重視しましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。