コジーとは、外でご飯を温かく食べるための保温バッグです。「あればいろいろと便利だろうな」と以前から狙っていたのですが、売っているものは値段が高い!そこで試しに100均の材料で自作してみました。簡単に作れたのでよかったら参考にしてくださいね。
コジーがほしかったわけ
コジーはアルファ米などを食べるときに使用するだけでなく、いろいろなことに活用できるんです。
山飯を軽量化できる
荷物の軽量化やゴミの削減のために、カップラーメンやカップメシの中身をジップロックなどのファスナー付き食品保存用袋に移し替えて持っていくことがあります。コジーがあれば食品保存用袋ごとコジーに入れて食べられるので、余計なクッカーを持たずに済むんです。軽量化だけでなくクッカーを洗う手間も省けますよ。
ご飯を温かく食べられる
外での調理は麺などがやわらかくなるまでに時間がかかったり、すぐに冷めたりするのが悩みでした。コジーがあれば保温力がアップするので温かさが持続します。
とくに寒い季節は急速に温度が下がるので重宝するでしょう。
保冷バッグとして使える
コジーはご飯を保温するだけでなく、夏は凍らせたゼリーなどを入れて保冷バッグとしても使えます。1年とおして使用できますよ。
【製作時間20分】100均の材料でできるコジーの作り方
市販のものを買う前に、100均の材料を使って自作してみました。アルミバッグとテープで簡単に作ってみたので紹介しますね。
①材料はアルミバッグ(アルミシート)・透明テープ・接着タイプのファスナーテープの3つのみ。
②アルミバッグを裏返し、輪の部分を底辺にしてファスナー付きの食品保存用袋の小を上に置きます。アルミシートの場合は二つ折りにして食品保存用袋を置きましょう。食品保存用袋の左右両端から5mm出たところを、底辺からファスナーの下部分まで線を引きます。
③線のとおりにカット。開いて測ったサイズは縦26cm×横19cmでした。アルミシートを開いたままカットする場合はこのサイズに切りましょう。
④二つ折りになっているシートを開き、片面の左右両端を5mmカットします。
⑤アルミの面が表になるように二つ折りにし、5mm長い片面を外側に折って両端を透明テープで止めます。透明テープなので外から貼っても気になりません。
⑥底に4cm前後のマチを作ります。角を上の写真のように折って、透明テープを貼り固定します。
⑦袋の内側にファスナーテープを接着したら完成。重さは5gと軽量で薄く、ザックに入れても場所を取りませんよ。
アルファ米がアツアツでおいしく食べられた!
自作したコジーを実際に山で使ってみました。今回はジップロックにトマトリゾットを入れてみます。マチがあるため袋が自立し、お湯を注ぐのが楽でした。
お湯を注いだらジップロックとコジ―をしっかり閉じて4分待ちます。できあがりはしっかりとアルファ米が戻りアツアツで食べられました。
食べるときはジップロックを折り返すと入口が大きく開き食べやすかったですね。今回使用したアルミバッグは薄かったので、もう少し厚みがあるとよりしっかりと保温力も増すのではないかと思います。改善の余地がありそうです。
また、ジップロックでそのままご飯が食べられることで、ご飯やラーメンの汁が残った場合には、しっかり密封すれば汁を残せるメリットもあります。
DIYが面倒な人におすすめのコジー
「作るのはちょっと面倒……」という人におすすめのコジーを紹介します。
asobito(アソビト) サーモポーチ
フードコジーとしてだけでなく、アウトドアに欠かせないモバイルバッテリーの保温にも利用できる優れものです。
おしゃれなデザインの内部には仕切りがついており、アルファ米を2食分収納できます。両利き対応のハンドル付きなので、食べるときに持ちやすいでしょう。
20cmくらいまでのカトラリーが収納可能で、折りたためないカトラリーも持ち運べますよ。
また、モバイルバッテリーの収納時には、フタを閉じてもコードが無理なく引き出せるため破損防止になります。雪山をやる人にはおすすめしたい商品です。
BIG SKY INTERNATIONAL(ビッグ スカイ インターナショナル) INSULITE POUCH
超軽量で、高機能素材が使用されている保温バッグです。中綿には人口羽毛素材のプリマロフト、表生地にはアルミニウムフィルムを使うことで保温性を高めています。
アルファ米だけでなく、ロータス製のアルミポットもすっぽり入る大きさなので、さまざまなシーンで活躍させたい人にはピッタリです。
mont-bell(モンベル) フードコジー
寒い時期でもご飯を温かく食べられる保温カバーです。両端にはループが付いており、ヒモをとおせば首からぶら下げられます。サコッシュ代わりに小物入れなどにも使いたい人は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。