秋冬キャンプに使える防寒シューズの特徴
防寒シューズとは、寒さ対策が施されている靴のことです。防寒シューズのおもな特徴を以下で説明します。
保温性が高い
中綿などの保温材や起毛により、熱を逃さず、暖かさを保つのが特徴です。足首よりも高さのある靴や履き口を絞れるタイプの靴だと、雨や雪の侵入も防げ、より保温性が高まるでしょう。
防水性が高い
防水性は、素材や構造に防水機能を持たせているため、機能が劣化しにくいのが特徴です。雨や雪などの水分を通さず、靴の中が濡れないことで足が冷えるのを防ぎます。
長靴で使われるゴムやメンブレンと呼ばれる薄い膜を重ねた素材が主流。メンブレンにはいくつか種類がありますが、透湿性と防水性を合わせ持つ「ゴアテックス」が有名で、ゴムよりも蒸れにくいため、防水シューズによく使われています。
撥水性が高い
防水性と同じく水をはじく機能で、靴の中が濡れないことで足が冷えるのを防ぎます。防水と違う点は、素材や構造による機能ではないこと。シューズの表面をコーティングすることで水をはじくため、時間の経過とともに機能性は下がります。
高水圧の強い雨や長時間の雨だと水を通してしまうこともありますが、通気性がよく、防水性の靴よりも手頃な価格で購入可能です。
秋冬キャンプの防寒シューズを選ぶ3つのポイント
防寒シューズをキャンプで履く場合は、暖かいだけでは不十分。防寒にプラスして、気を付けるべき3つのポイントを以下で紹介します。防寒シューズの特長をふまえ、総合的に判断し選びましょう。
ポイント①動きやすさ
日常生活よりもアクティブに過ごすことが多いキャンプでは、「動きやすさ」はマストです。暖かさを重視するあまり、重い靴や締め付けを感じる靴はキャンプには向きません。また、雪の降る地域でキャンプする場合は、滑りにくさも大切です。
ポイント②履きやすさ
テントに入ったり出たりを繰り返すキャンプは、履きやすさも外せない条件です。スリッポンタイプのものを選べば、脱ぎ履きするたびに靴ひもをほどく必要もなく、手間もかかりません。
ポイント③燃えにくさ
キャンプの醍醐味でもあるバーベキューや焚火。気温の低い秋冬キャンプではとくに火をたく時間は長くなるでしょう。燃えにくい生地や加工が施されている靴がおすすめです。
秋冬キャンプにおすすめな防寒シューズ5選
秋冬キャンプにおすすめの防寒シューズを紹介します。
SUBU NANNEN 2021FW ダウンサンダル
かかとがないサンダルタイプの防寒シューズ。雪のないキャンプ場向きです。内側は起毛加工されており、足をじんわり暖めます。暖かい靴下と合わせるのもよいですが、素足で履くこともできますよ。
インソールは4層構造でフィット感も抜群。難燃タイプのモデルのため、キャンプでのバーベキューや焚き火の際にも火の粉を気にせずに楽しめます。
専用のおしゃれな収納バックも付属しているので、リラックスタイムのサブシューズとして持っていくのもよいでしょう。とにかく脱ぎ履きが楽な防寒シューズを探している方におすすめです。
ニューバランス スニーカー SUFMID MOC MUD
撥水加工されたスニーカー丈の防寒シューズです。中綿には、保温性・柔軟性・撥水性を兼ね備えた人口羽毛プリマロフトⓇを採用。
履き口の広さはマジックテープのついたベルトで調整できます。履いたあとにしっかり絞れば、寒気の侵入も防げ、より防寒対策できるでしょう。
足首までのスニーカー丈で、脱ぎ履きしやすく動きやすいため、アクティブなキャンプにぴったりです。
Putu ハイカット 登山靴
登山靴としても使用可能なほどタフな防寒シューズです。靴の内側は裏起毛になっており真冬でも大丈夫な保温性。
さらに表面には、防水・透湿・保温効果のあるポリウレタン加工が施されています。靴底は、耐摩耗の滑り止めの筋があるため、雪の上でも滑りにくく歩きやすいです。
雪上キャンプにも使える機能性ですが、見た目はそれほどゴツイ印象はなく、日常づかいもできるでしょう。
コロンビア スピンリールミニブーツ
保温機能にこだわりがつまったショートブーツです。コロンビア独自の最先端保温機能が搭載されており、履いた瞬間から暖まります。履きやすい広い履き口は絞ることもできるので、雨や雪の入り込みも防げるでしょう。
軽くてクッション性のあるミッドソールは長時間履いていても疲れません。雪の上でも氷の上でも高い防滑性を発揮するアウトソールも特徴です。
撥水加工と防水フィルムによる防水性能も備わっています。雨の日や雪の日、そして地面が凍結している日にも対応できる心強い防寒シューズです。
ソレル バックストンレースWP
保温力と滑りにくさに定評のあるレースアップ防寒シューズです。なんと−32度の寒さまで耐えられます。靴の内側は暖かい起毛になっており、足裏部分には2.5mmの厚さがあるフェルト製フロストプラグを採用し、地面からの冷気も感じさせません。
防水レザーアッパーにより防水性もあり、雨の日にも対応可能です。アウトソールは豪雪や凍結にも対応。雪が多く、寒さが厳しい場所でのキャンプにおすすめです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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