本宮山とは
本宮山とはどういう山なのか紹介していきます。
東三河のシンボル
標高789m の本宮山は、愛知県の岡崎市と豊川市、新城市にまたがる東三河地域のシンボル的な山です。日本列島を縦断する中央構造線のちょうど真上に頂上があり、そこに砥鹿神社(とがじんじゃ)奥宮が祀られています。
美しい富士山のような山容をしているため、三河富士の愛称で親しまれてきました。お天気に恵まれたら、頂上からは三河湾、豊橋平野、南アルプス、富士山などの眺望が楽しめます。
砥鹿神社奥宮の参詣道がおもな登山ルート
麓の「里宮」から本宮山山頂の「奥宮」をむすぶ、参詣道が本宮山へのおもな登山ルートです。信仰の山として親しまれ、地元に住む子どもから年配のかたまで、気軽にお参りできる山として知られています。
また、修験者が修行のために登る、鎖場のある険しい登山ルートもあります。次項では、登山初心者のかたでも楽しく登れる、3つのルートを紹介していきます。
本宮山山頂への登山ルートとアクセス方法
本宮山に登るルートは、大きく3つあります。それぞれのルートとアクセス方法について紹介します。
参詣道ルート
本宮山登山でもっとも利用される登山ルートです。この道は、本宮山の山頂にある砥鹿神社奥宮への参詣道で、登山口には広い駐車場と、情報収集ができてトイレのあるウォーキングセンターという施設があります。
本宮山表参道登山口から本宮山の山頂までの所要時間は、約3時間です。下山は約2時間ほどで登山口へ到着します。往復約5時間程度。
アクセス方法
JR飯田線の江島駅で降りて、北西方向へ1.5㎞ほど歩くと本宮山表参道登山口があります。車を利用する場合は、本宮山表参道登山口に広い駐車場とトイレがあるので、そこで情報収集などをして本宮山の山頂を目指してください。
牛の滝ルート
豊川市と新城市との境界線上にある尾根を伝って本宮山の山頂を目指す登山ルートです。
牛の滝登山口から本宮山山頂までの所要時間は約3時間、下りは約2時間ほどで登山口に到着します。往復約5時間程度。
アクセス方法
JR飯田線の東上駅から本宮山の方向へ1㎞ほど歩いたところに、三河の景勝地である牛の滝があるので、牛の滝登山口から、豊川市と新城市の境界にあたる尾根を伝って本宮山の山頂を目指します。
くらがり渓谷ルート
くらがり渓谷ルートは、岡崎市側から登るルートで、くらがり渓谷沿いを本宮山山頂目指して登ります。くらがり渓谷ルートは、ほとんど林道を歩くので難所はありませんが、沢沿いの涼しく気持ちのよいルートです。
くらがり渓谷には、キャンプ場などもあるため、週末にはアウトドアや沢遊びを楽しむ人たちでにぎわいます。
アクセス方法
くらがり渓谷の入り口(不動の滝)の大駐車場(岡崎市石原町牧原日影3-1)があるので、そこに車を停めて本宮山山頂を目指します。