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山岳部は登山のギアをそろえなくてはいけないのでお金がかかりそう、とお思いのかたも多いかと思います。今回は山岳部に入ったらどのくらい費用がかかるのか、具体的に紹介していきます。山岳部への入部を検討しているかたは参考にしてください。

山岳部に入部したらそろえる道具は?

山岳部 費用

山岳部OBの立場から実際にかかる費用のうちわけ内訳を紹介していきます。いちど購入したら10年単位で使えるものばかりです。

山岳部に入部したときにそろえる登山ギア一覧

登山靴 約10,000円
ザック 約10,000円
シュラフ 約20,000円
雨具 約10,000円
登山ウェア 約20,000円
合計金額 約70,000円

登山ギアはどこで購入すればいい?

登山ギアは、学校でまとめて購入するケースや個人で購入するケースなどさまざまです。とくに初めて購入する場合は、専門知識を持つスタッフのいる店で買うのがおすすめ。

実際に使った経験のあるスタッフから道具の使いかたやメンテナンス方法などをきいて学ぶようにしましょう。

こちらの石井スポーツには、登山にくわしいスタッフがいるのではじめて登山ギアを購入するかたにおすすめです。フタッフによる登山学校なども開催しています。

石井スポーツ

 

山岳じゃなくても必須の登山ギア

山岳部 費用

登山ギアはネットでも購入可能です。以下筆者が愛用中のものを中心におすすめの登山ギアを紹介します。

登山靴(トレッキングシューズ):サロモン トレッキング X Ultra 3 Gore-TEX

筆者が愛用しているトレッキングシューズです。ゴアテックス素材のため雨に濡れにくく、乾きやすいという特徴があります。靴紐が秀逸で、しめたりゆるめたりがワンタッチでおこなえます。足にフィットして蒸れにくい、トレッキングだけでなく登山にもおすすめです。

[サロモン] トレッキング X ULTRA 3 GORE-TEX メンズ
[サロモン] トレッキング X ULTRA 3 GORE-TEX メンズ

 

ザック:Amazonベーシック ハイキング バックパック

このザックも筆者が愛用しているものです。5千円ほどの良心的な価格でありながら、機能的で荷重が負担にならない設計となっています。20㎏ほどの荷物が収納可能。

シュラフ:Snugpak(スナグパック) ベースキャンプ スリープシステム

インナーとアウターの二重構造になっており、春夏秋冬すべてのシーズンに対応しています。このシュラフも筆者が愛用しているものです。

快適温度はマイナス12℃までとなっています。冬はインナーとアウターの2枚、春や秋はアウターだけ、夏はインナーと季節にあわせて使いわけることができます。

Snugpak(スナグパック) 寝袋 [快適温度3度~-12度]
Snugpak(スナグパック) 寝袋 [快適温度3度~-12度]

 

雨具:ザノースフェイス ポンチョ タグアンポンチョ

急な雨にあったとき、上下にわかれた雨具の装着は手間がかかり時間の無駄になります。また、蒸れやすいため疲れの原因にも。筆者がおすすめする雨具はポンチョです。

ポンチョにはすぐに着ることができて、蒸れにくいというメリットがあります。

[ザノースフェイス] ポンチョ タグアンポンチョ NP11931
[ザノースフェイス] ポンチョ タグアンポンチョ NP11931

 

登山ウェア(アウター): モンベル ストームクルーザージャケット

防水性能と透湿性能をそなえた軽くて着心地のよいアウターです。レインウェアとしても使えます。

mont-bell ストームクルーザージャケット 1128615
mont-bell ストームクルーザージャケット 1128615

 

山岳部の活動でかかる個人負担の費用

山岳部 費用

学校によってかかる費用にも違いがありますが、一般的には以下のような費用が別途必要になります。

個人負担の費用①登山活動の交通費や宿泊費

ギアの購入以外に登山のときの交通費や宿泊費などは個人負担となることがほとんどです。一泊二日の登山のケースで1万円ほどの費用がかかります。

個人負担の費用②山岳保険

以前は山岳保険というものがなくて、山で遭難したら財産をなくすといわれていました。しかし、最近は山岳保険が充実しているので安心して登山ができます。

とはいえ、ひとつ間違えたら命にかかわるので登山のときにはじゅうぶん注意しなくてはいけません。

今は1日単位で加入できる保険があります。おすすめはYAMAP登山保険です。1日280円で、もし遭難したときのヘリコプターによる捜索費用や救助隊の費用がまかなえます。

YAMAP登山保険

みんなが使える共同装備があるところも

山岳部が所有して共同で使用するギアや、歴代の先輩が残していったギアが使える場合があるので、個人で登山をするよりも安あがりです。

山岳部が所有する共同装備

テント ほとんどの山岳部が所有
ピッケル 先輩が残していったものなど
アイゼン 先輩が残していったものなど
シュラフ 先輩が残していったものなど
調理ギア ほとんどの山岳部が所有
マット ほとんどの山岳部が所有

 

高校の山岳部にはインターハイもある

山岳部 費用

高校の山岳部はインターハイにも出場できます。体力や技術だけで競うほかのスポーツとことなり、山岳部の場合は体力・技術・知力が審査されます。

インターハイに出場するための交通費などは部費でまかなうことが多いようです。

山岳部インターハイの審査項目

体力 定められた区間を制限時間内に通過しているかどうかの体力と、歩行技術が審査内容です。
読図 現在地は地図上のどこにあたるのか印をつけて提出します。
地形 今回登る山の地形や山に関する知識をペーパーテスト形式で審査します。
調理の技術 あらかじめ提出した食糧計画にそった調理ができているかどうか、安全でスムーズな調理方法かどうかが審査対象です。
装備 安全な登山をするための装備をそろえているかどうか審査されます。
テントの設営 パーティ4名が力をあわせてテント設営します。制限時間内に設営できるかどうか、チームでスムーズに設営できているかどうかが審査されます。
気象 ラジオの気象情報を聞きながら天気図を完成させます。また気象に関するペーパーテストもあります。
救急対応 ケガ人や熱中症などの救急対応の知識がペーパーテスト形式で審査されます。
計画書 登山装備や食糧計画、登山にかかる想定時間などを計画書に書き込んで提出します。
マナー 審査員が全コースに散らばってマナーを審査します。
山岳部に入ったらかかる費用について解説してきました。筆者は高校大学と山岳部に所属していましたが、思ったほどお金がかからないという印象を受けました。高校の山岳部には部活動補助金が支給されることが多く、交通費などもそこからまかなえます。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。