重さ343g!コンパクトで簡単に薪割りできるクサビ
キャンプの醍醐味といえばやはり焚き火ですよね。自分で割った薪を使用すれば、一味違ったなんともいえない充実感を感じられます。
薪割りには、斧やナタ、ナイフといった刃物を使うのが一般的ですが、キャンプ初心者や、力に自信のない人にはハードルが高いのではないでしょうか。かくいう筆者も、キャンプをはじめたころはヒヤッとした経験が何度かありました。
そのような人におすすめしたいのが、corerocca(コレロッカ)の薪割りクサビ「HKロケット」です!
スペックは、全長約175mm×幅53mm。重量は約343gと、一般的なクサビよりも軽量!ペグケースにすっぽりとおさまるコンパクトなサイズ感です。
斧やナタも不要なので、荷物を減らしたいキャンパーにおすすめですよ。
ユニークなデザインながら、薪割りもしやすい!
まず、なによりも目をひくのが、このユニークな形状。その名のとおり、ロケットのような見た目で、先端部分は鋭く薪に食い込みやすい構造になっており、打ち込み部分に向かって幅が大きく広がっています。
この形状がポイントで、薪に入り込んだクサビが自然と薪を押し広げ、少ない力で薪割りが可能。見た目のデザインだけでなく、使い勝手も考えられているのがうれしいですね。
尖った先端部分が薪に楽々と食い込み、あとはハンマーでたたくだけで薪がパカンと割れるので、なんともいえない快感を得られます。
coreroccaの薪割りクサビシリーズは、鉄製ならではのインダストリアル感があり、独特のネーミングも魅力。そのなかでも、HKロケットはこれまでのシリーズで一番太いクサビです。太い薪を割ることが多い人に、とくにおすすめのアイテムです。
本当に簡単に割れる?実際に薪割りをしてみた
HKロケットを使って、実際に薪割りをしてみました。
針葉樹・広葉樹のどちらでも使える!
使い方はとても簡単。薪の割りたい部分にHKロケットをあてて、ハンマーで叩くだけです。
最初に用意した薪は、比較的やわらかくて割りやすい針葉樹。
さっそく使ってみると…
叩くごとに、先端からどんどんと食い込んでいき、あっという間にパカンと割れました。これは楽しい!
つぎに、硬くて割れにくい広葉樹で試してみました。
さきほどよりはやや力を必要としますが、これも問題なくパカンと気持ちよく割れました。
クサビが薪に刺さりすぎても大丈夫!
HKロケットの打ち込み部分は、ハンマーよりも幅が広めです。ここがポイントで、薪に刺さり切った場合でも、そのまま気にせず叩き続けられます。
「ハンマーヘッドが薪にあたって打ちにくい」といったわずらわしさがありません!
筆者はいつもナイフや手斧を使って薪割りをしていますが、それに比べてもかなり楽です。これなら、薪割り初心者さんや力に自信のない人でも、簡単に薪割りを行えそうです。
とはいっても、すべての薪が同じように割れるわけではないので、無理せず作業しましょう。
細薪から丸太までこれ1つでOK!
HKロケットはほかにも、丸太を割ったり細薪をつくれたりと、マルチに使えるのもポイントです。
試しに、焚き付けなどで使う細薪をつくってみました。薪を横にして、間にクサビを打ち込んでみます。
あっという間に細薪の完成!
先端が木の繊維に食い込み、どんどんと割けていくので、短時間で大量生産できそうです。
簡単に楽しく薪割りを行える画期的なアイテム!
実際に使ってみてもっとも魅力的に感じたのが、安全に配慮して使えばケガのリスクが少ない点です。
斧のように大きく振り下ろす必要がなく、上部の打ち込み部分をハンマーで叩くだけという単純作業なので、大ケガのリスクも抑えられます。また、クサビ自体の割く力が強いため、叩く際に無理に力をいれる必要がありません。
筆者も、子どもに薪割り体験をさせてみましたが、楽しそうに黙々とやっていました。
まさしく、coreroccaブランドの理念どおり、子どもの好奇心・向上心・探求心を広げられるアイテムです。
なお、子どもと薪割りを行う際には、そばから離れずにしっかりと見守ってあげましょう。年齢や能力などに応じて、クサビは大人が持つなどの配慮も必要かもしれませんね。
斧やナイフに比べて危険性は少ないと思いますが、使い方によってはケガのリスクもあります。使用の際には手袋を着用するなど、取り扱いには十分注意しましょう。
HKロケットで簡単・手軽に薪割りをして、楽しいキャンプ時間を過ごしてください!
corerocca(コレロッカ)「薪割りクサビ HKロケット」
素材:鉄
サイズ:175mmx53mmxD15mm
重量:343g
ライター
SUGURU
キャンプ歴11年。アウトドアと家族を愛するパパキャンパー。ともに暮らす妻と2人の娘はインドア派。家族の機嫌をうかがいながら週末キャンプ・ギア収集を楽しんでいる。最近は、気軽に楽しめる「おうちキャンプ」で一味違った新たなキャンプスタイルを模索中。2019年には庭の物置をDIYでキャンプガレージに改装。お気に入りのギアに囲まれて過ごす「ガレージキャンプ」という新たな試みも行っている。