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キャンプ料理のなかでも人気が高いステーキですが、上手に焼くのが難しそう…とためらっている人はいませんか?コツさえつかめば簡単に美味しく焼き上げられます。ステーキを美味しく焼くための下準備や焼き方のコツを詳しく紹介するのでぜひ参考にしてください。

キャンプで食べるステーキはとびきり美味しい!

キャンプ ステーキ肉

キャンプで楽しむ料理のなかでも特に、ステーキは圧倒的な人気を誇ります。キャンプファイヤーの炎をバックに大きなステーキを焼く光景はまさに絵になる瞬間です。表面はパリッと香ばしく焼き上げられ、ナイフを入れるとジューシーな肉汁が中から溢れ出るような完璧なステーキは、キャンプでの食事を一層特別なものにするでしょう。

友達や家族と協力して焼き上げたステーキを大自然のなかで食べることで、いつもとは違った特別な味わいを感じられるでしょう。

ただし、ステーキをうまく焼き上げるためにはある程度の技術と慣れが必要です。シンプルな調理法で食べられるステーキですが、理想的な味にするためには、肉の選び方・下準備の仕方・焼き方のコツを把握する必要があります。

また、通常のキッチンとは異なる調理条件であるキャンプでは、火加減のコントロールや使用する道具選びも重要です。この記事では、ステーキを美味しく焼き上げるための具体的な仕込み方法・道具の準備・上手に焼き上げるための秘訣を詳しく紹介します。

ステーキを焼く際のいくつかのコツを把握して調理に活かすことで、家族や友達同士で過ごすキャンプでの食事が忘れがたい思い出になるでしょう。

ステーキを焼くならスキレットが必須!

キャンプ ステーキ肉

キャンプでの調理において、スキレットは重要なアイテムのひとつです。特にステーキを焼く際は重宝するでしょう。キャンプで炭火を使う場合、火で直接肉を焼く場合が多いかと思います。しかし、直火は熱の通り方にムラができやすいため、肉の一部が焦げてしまったり、中心部が生焼けのままになったりしてしまうことがあります。スキレットを用いれば、肉に熱を均一に通せるので非常に便利です。

スキレットは重厚な鋳物(いもの)であるため、食材に均一に熱を通せるのが特徴です。この特徴により、ステーキの表面に綺麗な焼き色をつけつつ、中心部まで熱をしっかりと通してジューシーに仕上げられるのです。また、スキレットは熱を長時間保持できるため効率的に調理できます。さらに、食材をあたたかい状態に保ち続けられるでしょう。炭火や焚き火といった火力のコントロールが難しい状況でも、ステーキを美味しく焼き上げられるでしょう。

またスキレットは、炭火や焚き火だけでなくバーナーを用いての調理も可能です。限られた調理器具を用いてさまざまな料理を作る機会が多いキャンプにおいて、幅広い火気に対応しているスキレットは万能アイテムと言えるでしょう。キャンプでステーキを作りたいと考えている人は、スキレットの購入をぜひ検討してみてください。

LODGE(ロッジ)「スキレット L5SK3 8インチ」
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LOGOS(ロゴス)「合体できるスキレット M」
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「アルミ スキレット16cm <IH対応>」
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ステーキを焼く前に用意するアイテムと下準備

ここからは、実際にキャンプでステーキを焼く際の下準備を紹介していきます。キャンプに行く前にある程度の準備をしておけば、現地についたときスムーズに焼き上げられますよ。

アイテムと下準備:道具

ステーキを焼く際の道具選びは非常に重要です。なかでもスキレットは最も重要な道具と言えるでしょう。スキレットの熱ムラの少なさにより、肉を美味しく焼き上げられます。しかしスキレットだけでは十分ではありません。スキレットのほかに必要な道具を紹介します。

屋外でステーキを焼くうえで重要なのは風よけ対策です。風よけ対策にはウインドスクリーンが非常に有効です。ウインドスクリーンは風防(ふうぼう)とも呼ばれています。ウインドスクリーンを活用すれば炎が横風にあおられにくくなるため、ステーキ全体にムラなく熱を通せるでしょう。炎が風にあおられるのを防ぎ、熱源を安定させるのに役立つウインドスクリーンはあると非常に便利です。

また、トングも重要な調理道具です。ステーキを焼く際は定期的に肉をひっくり返す必要があります。肉をひっくり返すことで、ステーキの両面を均一に焼き上げられるのです。この際、トングを使用することで熱い肉を安全に取り扱えるでしょう。またトングの使用は肉のジューシーさを保つことにもつながります。フォークなどの尖った道具を使うと肉汁が流れ出てしまうことがあります。トングであれば、肉の旨味をしっかりと保ちながら焼き上げられるでしょう。

スキレット・ウインドスクリーン(風防)・トングの3つは、キャンプでのステーキ調理において必要不可欠な道具と言えます。これらの道具をしっかりと揃え、美味しいステーキを作ってください。

Etpark「風除板 ウインドスクリーン 折り畳み式 防風板 アルミ製 10枚」
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Todai「18-0 クレーバートング エコノミータイプ」
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アイテムと下準備:下ごしらえ

スーパーなどで買える大きなステーキ肉は迫力があるので、キャンプでのメイン料理にぴったりです。しかし、いざ焼いてみたらちょっと硬かった…などという経験がある人もいるのではないでしょうか?お肉を柔らかくするためには、筋を切ったり漬け込んだりといった入念な下ごしらえが大切です。

とっても簡単!ステーキをやわらかくするためのひと工夫

それでは、お肉を柔らかくするための具体的な方法をチェックしていきましょう。

ステーキをやわらかくするためのひと工夫①

キャンプ ステーキ肉

下ごしらえでは、上記の写真を参考にして以下の作業を必ず行ってください。この作業によってお肉が柔らかくなり、筋が気にならなくなるでしょう。

2~3センチごとの垂直な切れ目を筋に入れ、肉全体にフォークで穴を開けます。あまりに数多くの穴を開けすぎてしまうと肉汁が逃げてしまうので、10か所程度にとどめておくのがポイントです。

ステーキをやわらかくするためのひと工夫②

お肉をやわらかくする効果のある材料で漬け込む方法を紹介します。食材ごとにそれぞれの特徴があるので好みのものを選びましょう。

漬け込み用食材: 塩麹

塩麹(しおこうじ)とは、塩と麹(こうじ)でできた万能調味料です。塩麹に含まれるプロテアーゼという酵素が、お肉に含まれるタンパク質を分解することでやわらかくなります。

塩麹を肉全体にまぶし、ジップロックなどに入れて1時間以上置きます。なお、焼く前に塩麹をある程度拭き取りましょう。しっかりとした味付けになる一方で、やや焦げやすい点に注意する必要があります。

漬け込み用食材:フルーツ

キャンプ ステーキ肉

お肉をやわらかくする効果のあるパイナップル・キウイ・梨などのフルーツに漬ける方法です。フルーツに含まれる酵素がタンパク質を分解するため、やわらかく焼き上げられます。

細かく切ったり潰したりしたものを両面にまぶし、ラップにくるんで1時間以上置けば下準備完了です。また、漬けるときに使ったフルーツはソースとして活用できます。お肉と相性抜群のさっぱりとした味わいのソースが出来上がりますよ。

漬け込み用食材: 玉ねぎ

タンパク質を分解するプロテアーゼという酵素が含まれているので、お肉をやわらかくする効果があります。フルーツのときと同様に、すりおろしたり刻んだりしたものを両面にまぶし、ラップをして1時間以上置きましょう。漬けたときに使った玉ねぎは、付け合わせのソースとして活用できます。

漬け込み用食材:舞茸

キャンプ ステーキ肉

舞茸もほかの素材と同様に、お肉をやわらかくする酵素を含んでいます。舞茸を小房に分けてお肉を包むようにまぶし、ラップをして1時間ほど寝かせてから焼きます。玉ねぎと同様にソースや付け合わせに活用しましょう。

漬け込み用食材:酢

ワインビネガーなどのお酢でステーキ肉をマリネする方法です。シンプルに焼きたいときにおすすめです。

漬け込み用食材:ヨーグルトや牛乳

ヨーグルトや牛乳にはお肉をやわらかくする効果があります。肉全体にまぶしてジップロックに入れて1時間以上寝かせます。肉の表面についている水分を丁寧に拭き取ってから焼きましょう。

漬け込み用食材:炭酸水または炭酸飲料

炭酸水や炭酸飲料にはお肉をやわらかくする効果があります。気の抜けたものでも問題ありません。1時間ほど漬け込んでから焼き上げましょう。

実際のステーキの焼き方

下準備をしっかりしたお肉を実際に焼いていきましょう。今回は舞茸をソースにする方法で焼いてみました。

キャンプ ステーキ肉

<材料(3~4人分)>

  • ステーキ肉(300~400g程度)……1枚
  • 舞茸……1パック
  • 塩・こしょう……適量
  • バルサミコ酢……小さじ2
  • 醤油……小さじ2
  • 酒……小さじ2
  • みりん……小さじ2
  • サラダ油……適量

<作り方>

キャンプ ステーキ肉

1.ステーキ肉の筋を切り、フォークで10か所ほど刺して穴をあけます。舞茸は小房に分けておきましょう。

キャンプ ステーキ肉

2.ラップの上にステーキ肉をのせ、その上に舞茸をのせてラップごとくるみます。このまま1時間ほど冷蔵庫で寝かせておきましょう。

3.2.のお肉を常温に戻します。舞茸は別皿に取っておきましょう。

4.お肉が常温に戻ったら、ステーキ肉の両面に塩・こしょうを振って味つけをします。

キャンプ ステーキ肉

5.サラダ油をひいたスキレットで片面1~2分ずつ強火で焼き、お肉の両面に焼き色をつけます。

キャンプ ステーキ肉

6.焼き色がついたらホイルで包んで5~10分寝かします。

キャンプ ステーキ肉

7.肉を寝かせている間に、4.のフライパンに舞茸を入れて炒めます。しんなりしてきたら調味料を入れて少し煮詰めましょう。

キャンプ ステーキ肉

8.ステーキをホイルから出し、食べやすい大きさにカットして皿に盛ります。ステーキの上に舞茸のソースをかけて出来上がりです。

あると便利!ステーキを焼くときの便利グッズと調味料

ステーキを焼くときに持っていると便利な道具や調味料を集めました。シンプルにお肉を焼きたいときなどに持っていくと便利ですよ。

便利グッズと調味料①ミートテンダライザー

肉の筋を切るのに使う道具です。お肉に押し当てるだけで大きな筋もしっかり切れるので、お肉の食感が良くなります。

ウォームタイム(Warm time)「肉筋切り器 ミートテンダライザー 肉たたき お肉が柔らかくなる 48刃」
ウォームタイム(Warm time)「肉筋切り器 ミートテンダライザー 肉たたき お肉が柔らかくなる 48刃」

 

便利グッズと調味料②ミートローラー

肉の上を転がすだけで簡単に穴をあけられる道具です。効率的にまんべんなく穴をあけられるため、肉がより柔らかくなりやすいでしょう。

佐藤金属興業「SALUS ミートローラー」
佐藤金属興業「SALUS ミートローラー」

 

便利グッズと調味料③マキシマム

宮崎生まれの万能調味料です。宮崎では知らない人がいないほど有名だと謳っている商品です。ステーキの味付けにはもちろん、ドレッシング・炒めもの・チャーハンなど幅広く活用できるでしょう。

中村食肉「魔法のスパイス マキシマム 140g」
中村食肉「魔法のスパイス マキシマム 140g」

 

便利グッズと調味料④黒瀬のスパイス

北九州市の鶏肉専門店が販売している万能調味料です。スパイシーで肉や魚によく合うので、キャンプなどに1本持っていくととても使いやすいでしょう。

黒瀬食鳥「黒瀬のスパイス 瓶 110g」
黒瀬食鳥「黒瀬のスパイス 瓶 110g」

 

便利グッズと調味料⑤ほりにし

アウトドアスパイスとして売られている、ハーブやスパイスを配合した万能調味料です。肉や魚の串焼きはもちろん、炒めものなどにもぴったりです。にんにくが強めなのでステーキなどによく合います。

アウトドアスパイス「ほりにし」
アウトドアスパイス「ほりにし」
シンプルな調理法で美味しく食べられるのが魅力のステーキですが、作り方にこだわれば一層美味しく仕上げられるでしょう。必要な道具・下準備・美味しく食べるためのひと工夫を知ることで、今までよりもレベルが高いステーキが作れます。またさまざまなスパイスが販売されているため、好みの味を探すのも面白いでしょう。この記事を参考にし、キャンプでのステーキ作りにぜひ挑戦してみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。