サイクリングの「ポタリング」とは?
ロードバイクには、ロングライドやレース、ブルべといったさまざまな楽しみ方があります。
でも多くがベテラン向けで、初心者が初めて挑戦するには少し敷居が高いですよね。
そんな初心者の方は、ロードバイクを買って初めてのサイクリングにはポタリングがおすすめです。
気軽な「自転車散歩」
ポタリングを簡単に言えば、お散歩感覚のサイクリングです。
ロングライドのように体力も必要ありませんし、距離もつらくない距離でOKです。
息が上がるような乗り方をせず、道中のお店に立ち寄ってみたり、いつもと違う風景を見に行くような楽しみ方もいいですよね。
それでもロードバイクの性能であれば、ママチャリなどで体験したサイクリングとは一味違う魅力が感じられるでしょう。
ロードバイクに限らずいろいろな自転車で楽まれるレジャー
ポタリングはロードバイクでも楽しめるレジャーですが、気軽な楽しみ方なので自転車の種類に縛られません。
クロスバイクはもちろん、本来オフロード用のマウンテンバイクでも楽しむことができます。
とくに、マウンテンバイクであればロードバイクでは走れないような荒れた路面も走れますし、また違う風景が見られるのでおすすめです。
「ゆるポタ」と「ポタリング」の違いは?
ポタリングには、「ゆるポタ」とよばれるジャンルもあります。
どちらも造語なので明確な基準はありませんが、ゆるポタはよりスピードを落としたポタリングを指します。
ベテランライダーのポタリングは、やや距離の短いロングライドを意味することもあり、初心者にはついていけないこともあります。
ベテランライダーと一緒にポタリングに行くときには、「ゆるポタでお願いします!」とクギを刺しておくといいかもしれませんね。
ポタライダーが語るポタリングの魅力
かくいう筆者も、ロングライドやキャンプツーリングなどを楽しむ今でもポタリングを楽しむポタライダーです。
目的意識を持ったサイクリングももちろん魅力的ですが、やはりもっとも「楽しい」という気持ちを持てるのがポタリングだといえますね。
そんな筆者が考えるポタリングのリアルな魅力をご紹介します。
初心者でも楽しめる
ロングライドやブルべ、キャンプツーリングといったライドでは、目的地や目標などがあります。
その目的を達成するための体力と機材が必要になってくるので、まだ機材も体力も十分でない初心者にはつらい気持ちの方が大きくなってしまうことも。
ポタリングではそういった目的がなく、ただ気軽に乗って楽しむこともできるので、初心者でももっとも楽しみやすいサイクリングといえますね。
ロードバイクの基本が学べる
ロードバイクは自転車に乗った経験がある人ならば、乗ること自体はそうむずかしくはないでしょう。
ただしやはり乗ってみてわかること、乗りながら感覚を合わせていく必要もあります。
もちろんロングライドなどでも学べますが、過酷な状況だと変なクセがついてしまうこともありますし、トラブルが起こった時に遠出していると対処が大変です。
ポタリングではそういったロードバイクの基本的な部分を楽しみながら学べるので、ロングライドに出かける前に何度か挑戦することをおすすめします。
観光地に詳しくなれる
ロードバイクなら自動車よりも沿道のお店に気が付けるので、近場でも意外に知らなかった観光スポットや名店が見つかることも少なくありません。
車移動が多い方は、駐車場がなくて寄れなかったお店にも気軽に立ち寄れますよね。
友人と出かけたときや、恋人とのデートでも、隠れた名店を紹介すると喜ばれるかもしれませんよ。
ポタリングにおすすめの装備品
ポタリングは体力をサポートするためのアイテムも必要なく、気軽な装備で楽しめる趣味です。
しかし逆に気軽だからこそ意識するポイントがあります。
筆者の経験ももとに、ポタリングのおすすめ装備をご紹介します。
ポタリング向きのロードバイク
ポタリングは、用意したどんなロードバイクでも楽しめないということはありません。
ただしひとつだけ注意してほしいのが、高級なロードバイクだと盗難のリスクが高いということ。
高級なロードバイクを使うときは、カギをしっかり用意して、なるべく目の届く場所に駐輪するようにしましょう。
ポタリングの服装
ロードバイクではぴったりとしたサイクルジャージに身を包みますよね。
ポタリングでサイクルジャージもおすすめですが、お店に入ることを考えるとちょっと抵抗もあります。
筆者は、アウターは私服やカジュアルなスポーツウェアで、インナーにパンツタイプのレーパンを着用してポタリングを楽しんでいます。
ポタリングに持ち歩く荷物
ポタリングでも、サイクリング中のトラブルが起こる可能性は十分にあります。
とくに初心者だと、乗り方や手入れの不備からロードバイクにトラブルが起こるリスクもあるでしょう。
短距離のサイクリングでも、以下の基本的な工具は持ち歩いておきましょう。
- 替えチューブ
- タイヤレバー
- 携帯空気入れ
- 携帯マルチツール
ポタリングでも水分補給・栄養補給は必須
気軽なポダリングだとしても、体を動かすことには変わりありません。
熱中症や脱水症状を防ぐためのスポーツドリンクは必須なので、ボトルケージにドリンクを置いておくのは必須です。
もし距離を伸ばしたり、坂道を走ったりするなら、ハンガーノック対策に補給食も用意しておきましょう。
ロードバイクNEWS
ロードバイクの本場ヨーロッパで人気の北欧メーカー「SWIX社」が展開する「バイク ケアライン」がついに日本初上陸!
ポタリングでもロードバイクは汚れていきますし、汚いドライブトレインでは快適に走ることができません。
SWIXのバイクケアラインでしっかり自転車を手入れして、気持ちよくポタリングに出かけましょう!
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