今年2024年11月は例年より暖かい傾向にあり、まだまだ快適にキャンプできるのがうれしいですね。岡山県倉敷市の奥座敷・矢掛町にある「桃源郷はなしの里」は、11月30日(土)まで「矢掛手ぶらキャンプキャンペーン」を実施中。今回は、お得に手ぶらキャンプができるこのプランの体験レポートをお届けします。
日本の原風景が美しい岡山県矢掛町「桃源郷はなしの里」
「桃源郷はなしの里」は、岡山県の南西部、倉敷市の中心部から北西へ車で30分程度。岡山駅からでも車で1時間ほどで行ける羽無(はなし)地区の里山にあるのどかなキャンプ場です。美しい星空が望める町として知られる岡山県美星町に隣接しており、都会の喧騒を離れ、静かな時間を過ごすには最適な場所です。
お得な体験チケット付き!「矢掛手ぶらキャンプ」キャンペーン実施中
2024年11月30日(土)まで、この「桃源郷はなしの里」で、手ぶらキャンプキャンペーンを実施中。モンベル社の充実したキャンプ用品がレンタルできるプランで、夕・朝の食事セットをオプションで予約できます。
チェックアウト日に、矢掛町周辺の12カ所の施設やショップで利用できる、2,000円相当の「矢掛魅力体験チケット」が付いているので、プラン料金は実質3,000円という価格はとってもお得!
・料金:5000 円(税込)
・定員:最大4名/1区画
・プランに含まれるもの:モンベル社のキャンプセット(2名分のマルチホールディングテーブル、椅子、テント<ムーンライトキャビン 4>、寝袋<ファミリー・バッグ 1>、テントマット、グランドシート、キャンプパッド 50、鍋などの食器、焚き火台、寝袋用シーツ、ヘッドライト、ライター、ペグハンマー)
※矢掛町周辺の12カ所の施設やショップで利用できる「矢掛魅力体験チケット」 (2,000円相当)付き
・料金:2名セット 5000 円(税込) 、4名セット10,000円(税込)
・内容:
[夕食]BBQセット(牛肉、豚肉、鶏肉、玉ねぎ、ピーマン他)
[朝食]ホットサンド(食パン、ハム、チーズ、シーチキン他)
※BBQ に必要となる炭や薪も現地で購入可能
ご飯(地元の「羽無米」)も1合から注文でき、食事の時間を伝えれば、炊き立てのご飯を提供してくれるのもうれしいポイント。また最大出力3キロワットの大容量 Jackery(ジャックリー)ポータブル電源とソーラーパネルも備えられており、予約時に空きがあれば無料で貸し出してくれます。スマホの充電はもちろん、電気毛布などを持参してあたたまりたいときに便利です。
「桃源郷はなしの里」手ぶらキャンプを体験してきた!
今回、「矢掛手ぶらキャンプキャンペーン」をさっそく体験!
初日は山陽自動車道鴨方 IC(もしくは玉島 IC、岡山 IC からも可)から北上し、矢掛町中心部を横目に「桃源郷はなしの里」を目指します。矢掛町内に入ったあと、ゆるやかな山道は行き交う車もほとんどなく、快適なドライブを楽しめました。
20分程走ったのち、キャンプ場への表示板を頼りに少し細い道へ入ります。道にたくさん落ちている栗に季節を感じながらさらに5分程走ると、一気に里山の景色が広がりました。
予約していたサイトA付近に車を停め、事務所に入りチェックインの手続きをしました。「桃源郷はなしの里」は公設ですが、地元の有志の方々が運営しているそうです。
山歩きやハイキングをする地元の方々の休憩施設としても親しまれていて、季節ごとに体験イベントなども開かれているそう。ピザ窯でのピザづくり体験(子ども700 円、大人1,000 円)は、特に人気なのだとか。
スタッフの方と楽しくおしゃべりした後、焚き火用の薪(1パック500 円)と BBQ 用の炭(1パック 500 円) 、地元の米を炊いて下さるというのでご飯(1合300 円)を追加購入。地産の米「羽無米」は、砂地で作る珍しい米で稲は強いものの収量は少なく、市場にあまり出回らない希少なものということで、とても楽しみです。
モンベルのキャンプギアで快適キャンプ!
モンベル社のキャンプギアセットを一式貸り、テントを設営。中盤で美しい夕焼けが現れ、日ごろの疲れも吹き飛びました。
テーブルやチェアもシンプルなデザインで、簡単に組み立てられるものばかり。リビングもあっという間にセッティング完了。
夕食はBBQを満喫。お皿やお箸なども人数分用意してもらえるので、細かなものまで持参する必要がなく便利です。町内の精肉店から取り寄せているというお肉はどれも美味。甘じょっぱいタレに、炊きたてほかほかのご飯がよく合います。頼んで正解。男性でも満足です!
お楽しみの焚き火。揺れる炎だけでなく、静けさの中で薪の燃える音までゆっくり鑑賞。この静かな時間が貴重で贅沢。
そして今夜は美しい星空のサプライズが!この日はラッキーなことに、施設に1つしかない望遠鏡を無償でお借りすることができました。
翌朝8時に気持ちよく起き、朝食のホットサンドを作りました。炭で焼くホットサンドは、表面カリっと具はジューシーに仕上がっていて、一段とうまい!コーヒーで一息ついたら、10時のチェックアウトを目指して片づけ開始。
施設は清潔感があり、設備も充実
自然の中とはいえ、やはり気になる水回り。「桃源郷はなしの里」は公設のキャンプ場だけあり、トイレやシャワー室もよく手が行き届いており、清潔できれいでした。
シャワー室は、1回300円/10分で利用可能。
個人的には、ビールなども冷やしておける、共有冷蔵庫の貸し出しがとてもありがたかったです。自身で持ち込んだ食材なども名前など貼っておけば安心。
翌日は矢掛町の中心へ。歴史ある町並みを満喫
時間までにレンタル用品を返却し、無事チェックアウトが済んだあと、せっかくなので町へ立ち寄ることに。まずは町の玄関口にある道の駅「山陽道やかげ宿」を訪ねました。
館内には町内の店舗や物産品などが紹介されているコーナーがありましたが、一切販売はしていませんでした。 「ここで知ってもらい、町内のお店で購入してもらう」というコンセプトだそうです。気に入ったものがあれば、お店で直接買う楽しさがありますね。
2階には、ボールプールをはじめ、カラフルな室内遊具や絵本がそろうキッズルームを完備(要予約)。ファミリーにはうれしいサービスですね。
館内はテキスタイルの展示などがあり、見ているだけでも心弾みます。
江戸風情漂う商店街を散歩
1,2分ほど歩けば、すぐに江戸風情漂う矢掛町商店街に到着。江戸時代に宿場町として栄えた、歴史的な町並みは国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されています。
瓦屋根に白壁の商店に囲まれると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
参勤交代時に大名の宿泊場所となっていたお屋敷、「旧矢掛本陣石井家住宅」では、矢掛魅力体験チケットが入館券として使えます。本陣から400mの場所に「旧矢掛脇本陣髙草家住宅」があり、当時の本陣と脇本陣が両方現存している宿場町は全国でも矢掛町だけです。
佐藤玉雲堂
天保元(1829)年創業の老舗和菓子屋「佐藤玉雲堂」。参勤交代の時に訪れた天璋院篤姫が、おいしさのあまり、多数土産に購入したと伝えられる柚べしを購入。昔ながらの製法で丁寧に作られていて、関東方面で知られる柚べしとは味わいも作り方も異なるのだそうです。
佐藤玉雲堂
住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛 3084
電話番号:0866-82-0164
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日
ぼっこう堂
創業60年の「ぼっこう堂」でおせんべいも。そら豆、生姜、みそ、ピーナッツなど数10種類の手焼きおせんべいは、素朴な味わいが人気。「せんべいの特別セット」が、矢掛魅力体験チケットと交換できますよ!
ぼっこう堂
住所:岡山県小田郡矢掛町矢掛 3198
電話番号:0866-82-0369
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定休
焚き火が恋しい秋のキャンプ。「矢掛手ぶらキャンプ」なら、関東からもコンパクトな荷物で異国のキャンプが叶います。キャンペーン終了日まであとわずかなので、気になる方はお早めにチェックしてくださいね!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。