自転車に関する道路標識は主に3つに分類されます
自転車に関する交通ルールといえば、車道の左側を走行する原則や、30㎞/hの制限速度などがありますが、道路上にある標識で自転車に関するものについて意識されている方は少ないでしょう。
一般的に、こういった道路標識は自動車の免許を取得する際でしか学ぶ機会がないため、免許をもっていない人はほとんど知らない可能性があり、仮に免許を持っていたとしても、自転車を運転するときにはあまり意識されていない傾向にあります。
自転車に関する道路標識は、①走行禁止②走行注意③走行可能3つに分けることができます。
基本的には、走っている道路が走行できるかできないか、注意して走るべきか、などがポイントのようです。
では、この3種類の道路標識について、それぞれまとめて紹介していきます。
道路標識①走行禁止
自転車の走行が禁止されていることを表す道路標識を紹介します。
ここで示される標識がある道路では、自転車で走ることができませんので注意してください。
歩行者専用道路
この標識がある場所では、歩行者しか通行することができません。
したがって、自転車の通行は禁止されます。
もし、この標識が掲げられている道路を通行する場合は、自転車から降り、押し歩いて通ってください。
車両進入禁止
こちらの標識がある場所では、車両の進入が禁止となり、通行することはできません。
自転車も軽車両に分類されるので、この標識は自動車だけではなく、自転車にも適用されます。
ただ、標識の下に「自転車を除く」という指示があれば、通行することができます。
自転車通行止め
こちらの標識では、自転車のみが通行できないことを示しています。
高速道路の入り口や、大型車両が通行する道路によく見かけるかもしれません。
この標識が掲げられている車道では、自転車で走ると大変危険なので、しっかりルールを守ってくださいね。
一方通行
こちらは矢印が指定する方向以外の通行を禁止するものです。
自転車でも一方通行の標識があったら、指定する進行方向を守る必要があります。
また、こちらの標識にも「自転車を除く」と書かれている場合があるので注意して見てください。
道路標識②走行注意
次は、速度を上げて走行すると危険な場所や、停止をして周囲を確認してから走行することを指示する標識を紹介します。
一時停止
こちらは交差点の入り口や、合流地点によく見かける標識ですね。
この標識が掲げられている場所では、指定の停止線で一時停止をして、安全を確認しなければいけません。
自転車の事故で多いのが、この一時停止の標識を無視した走行が原因によるものです。
自転車とはいえ、見通しの悪い交差点から飛び出すのは非常に危険です。
一時停止は、自転車で走っているときによく見かける標識でもあるので、必ず視界に捉えて守らなければいけません。
徐行
歩行者の多い道路などに掲げられています標識で、徐行しなければいけません。
徐行とは、どんな状態でも咄嗟に停止することができる速度を意味します。
具体的には、自動車で10㎞/hほどといわれています。
自転車の場合はもっと速度を落として、走る必要があり時速4〜8㎞/hが適切といわれています。
道路標識③通行可能
こちらは自転車で走ることが許可されている場所を示す標識です。
原則として、車道の左側を走行することになっている自転車ですが、以下で紹介する標識がある場合は、車道以外でも走行することができます。
自転車及び歩行者専用
こちらは歩道の中でも、自転車と歩行者が通行することができる道路を表す標識です。
この標識が掲げられている場合、自転車でも歩道を走行することが可能です。
逆に言えば、この標識がない場合は、原則として車道を走行しなければいけないので、歩道を走行したい場合は、この標識を探してください。
また、自転車と歩行者が通行することを考えて、スピードの出しすぎは控えるようにしましょう。
自転車横断帯
交差点などで自転車が横断することができることを示す標識です。
標識と誘導線に従って、正しく走行しましょう。
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ライター
Greenfield編集部
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