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スキーやスノボ―を楽しむうえで、スキー・スノボウェアは欠かせません。水の染み込みを気にせず楽しむためには、ウェアの防水性・撥水性が重要です。今回は、防水性や撥水性の向上に役立つ防水スプレー・撥水スプレーの基礎知識やおすすめ商品を紹介します。

≫ 【おすすめの防水スプレー・撥水スプレー13選】をすぐに見たい人はこちら

目次

防水スプレーと撥水スプレーはどう違う?

防水スプレー 撥水スプレー

防水とは、繊維が水をまったく通さないことをいいます。撥水は、繊維の表面で水を弾くことです。防水スプレーと書かれているものでも、水圧によっては水を通してしまいます。そのため、厳密にいえば、市販の防水スプレーはすべて撥水スプレーということになるでしょう。

メーカーによって呼び方は使い分けられているようですが、ここでは「撥水」に統一して進めていきます。

新品のウェアに撥水スプレーの必要性と効果は?

防水スプレー 撥水スプレー

結論からいうと、ウェアによります。

ゴアテックスなどの防水透湿メンブレンを使用したウェアは、メンブレンが水を通さないことに加え、基本的に生地表面にDWRという撥水加工が施されています。このようなウェアは、新品の時点では撥水スプレーは必要ありません。

こまめに洗濯をして汚れを落とし、乾燥機にかけるか、当て布をしてアイロンをかけるなどの熱処理をするだけで、撥水効果が復活します。使用していて、水の弾きが悪くなった、染みてくるようになったという場合に、初めて撥水スプレーや撥水剤を使用します。

対して、メンブレンを使用していない、ウィンドブレーカーのようなナイロン製のウェアや、スキーウェアと謳っていても安価なものは、防水や撥水効果は期待できません。このようなウェアをスキーやスノボーに使用する場合は、新品のうちに撥水スプレーを施したほうがよいでしょう。

スキー・スノボウェアにおすすめの防水スプレー・撥水スプレー13選

防水スプレー 撥水スプレー

おすすめの防水スプレー・撥水スプレーを紹介します。用途や目的に適したものを見つけ、ぜひ購入してください。

①M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)「プロテクターアルファ」

 

M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)「プロテクターアルファ」
M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)「プロテクターアルファ」

スキー・スノボウェアだけでなく、シューズや傘などにも幅広く使えるオールマイティな商品です。防水性・防風性・透湿性に優れた素材のゴアテックスにも使用できるのが大きな魅力です。サイズは、60mL・125mL・220mL・300mLの4種類から選べます。効果は1週間ほど持続するでしょう。

ウェア類に加え、ブーツにも使用したい人は必見のアイテムです。

②LOCTITE(ロックタイト)「ハイクラス防水スプレー 撥」

LOCTITE(ロックタイト)「ハイクラス防水スプレー 撥」
LOCTITE(ロックタイト)「ハイクラス防水スプレー 撥」

ハイスペックフッ素樹脂により、最高レベルの防水・防汚性を発揮すると謳う商品です。高い防水性を示しつつ、通気性を損なわないのが大きな魅力です。スキーやスノボーをする際に蒸れやすくなることはないでしょう。また、防水性に加え、防汚性に優れている点も特徴です。濡れにくさだけでなく、汚れにくさも重視する人はぜひチェックしてください。

③LOCTITE(ロックタイト)「超強力防水スプレー〔長時間〕」

LOCTITE(ロックタイト)「超強力防水スプレー〔長時間〕」
LOCTITE(ロックタイト)「超強力防水スプレー〔長時間〕」

従来の防水スプレーと比べ、撥水効果が10倍ほど長持ちすると謳っている商品です。高性能の防水剤が繊維を一本一本包み込むことにより、高い撥水効果を発揮します。繊維商品であれば全般的に使用できるため、幅広い用途で活用できるでしょう。スキーやスノボ―を長時間する機会が多く、撥水効果ができるだけ長持ちする商品を探している人にぴったりです。

④COLUMBUS(コロンブス)「アメダス420mL」

COLUMBUS(コロンブス)「アメダス420mL」
COLUMBUS(コロンブス)「アメダス420mL」

防水・撥油・防汚の3つの効果を備えている市場の定番品です。フッ素系の撥水剤・撥油剤により、繊維の一本一本までしっかりとコーティングします。また、コーティングをしながらも、繊維の柔軟性や通気性を損なわないのが魅力です。420mLと大容量なので、スプレーを使用する機会が多い人は見逃せないでしょう。

⑤Collonil(コロニル)「カーボン プロテクティングスプレー」

Collonil(コロニル)「カーボン プロテクティングスプレー」
Collonil(コロニル)「カーボン プロテクティングスプレー」

さまざまな生地に幅広く使用できる、持続効果が高いスプレーです。生地の表面に網目状の保護膜を形成し、通気性を損なわずに撥水します。また、保護膜は耐久性が高いため、長時間にわたって防水効果が持続するでしょう。スキーやスノボ―を楽しむ機会が多い人に、ぜひ検討してもらいたい商品です。

⑥KONISHI(コニシ)「防水スプレーF」

KONISHI(コニシ)「防水スプレーF」
KONISHI(コニシ)「防水スプレーF」

スキー・スノボウェアだけでなく、アウトドア用品やバッグ、傘などにも使える商品です。フッ素系の撥水剤が含まれているため、水・油をしっかりと弾きます。また、皮革製のバッグやシューズなどにも使え、高い防水性と防汚性を発揮するでしょう。ウェアと一緒にブーツにもスプレーしたい人にとっては、第一の選択肢となります。

⑦THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)「TNFケア ウォータープルーフスプレー」

THE NORTH FACE「TNFケア ウォータープルーフスプレー」
THE NORTH FACE「TNFケア ウォータープルーフスプレー」

環境に配慮してフッ素を使用していない、シリコン樹脂を主成分とするスプレーです。スキー・スノボウェアだけでなく、レインウェア・テント・バッグなど、幅広い商品にも使用できるのが大きな魅力です。さらに、ガスの圧力によるエアゾール噴霧により、防水・撥水処理を手軽に施せます。環境への負荷をできるだけ少なくしたいと考えている人は、検討する価値がある商品です。

⑧TOKO WAX(トコワックス)「Eco テキスタイル プルーフ」

TOKO WAX(トコワックス)「Eco テキスタイル プルーフ」
TOKO WAX(トコワックス)「Eco テキスタイル プルーフ」

生地の表面に噴霧しても、通気性を損なわない点が特徴的な商品です。通気性をウリにしている商品全般に使用できるのが大きな魅力。なかでも、ゴアテックスなどの防水透湿素材に吹きかけても、通気性を維持できるのが特徴です。

ゴアテックスを用いた高価なスキー・スノボウェアを使用している人は、ぜひ注目してください。以下の記事では、世界的なワックスブランドであるTOKO WAXの詳細を紹介しています。気になる人はこちらもあわせてご覧ください。

TOKO ワックス
【世界的ワックスブランド】TOKOの環境と人にやさしい洗剤・撥水剤ケアラインシリーズとは?

⑨TOKO WAX(トコワックス)「テキスタイル プルーフ」

TOKO WAX(トコワックス)「テキスタイル プルーフ」
TOKO WAX(トコワックス)「テキスタイル プルーフ」

厳しい環境下でも高いパフォーマンスを発揮すると謳うスプレーです。通気性を確保しつつ、防水・撥水するのが大きな魅力。ゴアテックスのような高性能な素材にも使用できます。また、水を弾きやすくするだけでなく、汚れにくくなるのも特徴です。

効果が長時間続きやすいため、ウィンタースポーツを頻繁にする人は要注目です。

⑩LION(ライオン)「レインガード」

LION(ライオン)「レインガード」
LION(ライオン)「レインガード」

独自の撥水剤を用いている、短時間で乾燥しやすいスプレーです。強力な撥水剤により、少量で高い防水性・撥水性を発揮します。また、噴霧後は約10分という短時間で乾燥するのも魅力。出かける前や外出時に気軽に使えるでしょう。

できるだけ短時間でスプレーをしたいなら、この商品をぜひチェックしてください。

⑪アサヒペン「繊維用防水スプレーEX」

アサヒペン「繊維用防水スプレーEX」
アサヒペン「繊維用防水スプレーEX」

生地の風合いや通気性を損なわずに防水できると謳っているスプレーです。スキー・スノボウェアだけでなく、作業着・傘・スポーツウェアなど、さまざまな商品にも使える点が魅力です。また、噴霧後は約20分で効果を発揮します。

スキー・スノボ―のときだけでなく、普段の生活でも使用したい人におすすめです。

⑫RUST-OLEUM(ラスト・オリウム)「ネバーウェットNEO」

RUST-OLEUM(ラスト・オリウム)「ネバーウェットNEO」
RUST-OLEUM(ラスト・オリウム)「ネバーウェットNEO」

アメリカで開発された独自の技術により、高い撥水性能を示す商品です。スプレーを吹きかけた生地表面の撥水力は非常に高く、水が球体のまま転げ落ちるほどです。また、スキー・スノボウェアに加え、帽子や傘、リュックなどにも活用できます。

湿り気のある雪面でもウィンタースポーツを楽しむ機会が多い人は、ぜひ検討してみてください。

⑬ライト「X-318 防水スプレー」

ライト「X-318 防水スプレー」
ライト「X-318 防水スプレー」

シリコンとフッ素を配合したハイブリッドタイプのスプレーです。2種類を混合することで、非常に高い撥水力を示します。さらに、効果が長時間続くのもうれしいポイントです。スキー・スノボウェアのみならず、繊維商品・皮革商品・アウトドア用品など、さまざまなアイテムにも活用できます。

フッ素系とシリコン系のいいとこどりをしたい人にとっての、第一の選択肢となるでしょう。また、比較的安いため購入しやすいのも好印象です。

防水スプレー・撥水スプレーの使い方と注意点

防水スプレー 撥水スプレー

ここでは、防水スプレー・撥水スプレーの使い方と注意点をそれぞれ紹介します。実際に行う際の参考にしてください。

防水スプレー・撥水スプレーの使い方

洗濯をして十分に乾燥させたあとにスプレーを噴霧しましょう。ウェアから20~30cmほど離れた位置で、表面がしっとりと濡れる程度にスプレーをし、風通しがよい場所で30分ほど乾かしてください。肩・お尻・膝などの、雪面に触れて濡れやすい部分にしっかりと噴霧するのがポイントです。

使用時の注意点

防水スプレーや撥水スプレーに含まれる撥水性の樹脂が肺に付着し、健康被害を引き起こすおそれがあります。また、火気の近くでの使用による引火や爆発の危険性も考えられるでしょう。安全性を十分に考慮し、以下の点にのっとって使用してください。

  • マスクを必ず着用する
  • 屋外で必ず使用する
  • 風上から風下に向かって使用する
  • 顔の近くでスプレーしない
  • 一度に多量に使用しない
  • 子供やペットのそばで使用しない
  • 火気の近くで使用しない

フッ素系とシリコン系の違いは?

防水スプレー 撥水スプレー

防水スプレーや撥水スプレーは主に、主成分の違いからフッ素系とシリコン系に分けられます。2つの大きな違いは、弾くものの種類と持続性です。フッ素系は、水・油に対して効果を示します。しかし、摩擦などで剥がれやすいため、持続性が弱い傾向があります。

シリコン系は、防水・撥水効果を示す一方で、油はほとんど弾けません。しかし、剥がれにくいため、持続性が高いという特徴があります。

種類 効果の対象 持続性
フッ素系 水・油 弱い
シリコン系 水 ※油への効果はほとんどない 強い

スキー・スノボウェアに撥水スプレーをするときの正しい方法

防水スプレー 撥水スプレー

スキー場の駐車場で撥水スプレーを吹きかけている光景をたまに見かけますが、それでは十分な効果が発揮されません。撥水スプレーの正しい使い方の手順をご紹介します。

洗濯をして汚れを落とす

新品の場合は省いて構いませんが、すでに着たウェアは必ず洗濯をして汚れを落としてください。見た目は汚れていなくても、意外に汗や皮脂、油分などが付着しているものです。

洗濯後、乾いた状態で撥水スプレーをかける

洗濯後は陰干しでしっかり乾かします。完全に乾いたら、20~30cmほど離れたところから、全体が湿る程度にまんべんなくスプレーをしていきます。

しっかり乾かす

最低でも、スプレーしてから30分は乾燥させましょう。できるなら、スキーやスノボに行く前日までにやっておくのがおすすめです。乾かしたあとは、乾燥機に30分くらいかけると撥水効果がより高くなります。ただし、熱処理を推奨していない撥水剤もあるので、使用前に表示を確認しましょう。

なお、撥水スプレーを使用する際は、必ず屋外で噴霧を行ってください。撥水スプレーの成分であるフッ素やシリコンは、大量に吸い込むと人体に悪影響を及ぼすことがあります。また、子供やペットがいる場合は、細心の注意を払って取り扱ってください。

ブーツの防水スプレー・撥水スプレーのやり方

防水スプレー 撥水スプレー

スキー・スノボウェアだけでなく、ブーツにもスプレーをすることで、ウィンタースポーツをより快適に楽しめます。ブーツにスプレーをする際の手順を紹介するので、参考にしてください。

まずは、洗剤とブラシを用いて、ぬるま湯でブーツを洗いましょう。新品のブーツも洗うことで、スプレーの効果を最大限に活かせます。洗ったあとは、日陰でしっかりと乾燥させてください。なお、天日干しは劣化の原因となり得るため避けましょう。

その後、約20~30cm離れた位置からスプレーを吹きかけ、30分ほど乾かします。このとき、ブーツ全体にまんべんなく吹きかけましょう。約30分後にスプレーを再度吹きかければ完了です。

防水スプレーや撥水スプレーは、スキーやスノボ―といったウィンタースポーツをする際に役立つアイテムです。スプレーを活用することで、水の浸み込みをそれほど気にせずに楽しめるでしょう。今回紹介したポイントを踏まえ、自身に適したスプレーを選んでください。また、スプレーを使用する際は、注意事項を事前に理解し、正しい手順で取り扱いましょう。万全の準備を整え、最高のウィンターシーズンを過ごしてください。

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ライター

Greenfield編集部

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