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ロードバイクを趣味で楽しむ上で、脱初心者の近道には人と一緒に走ることも大切です。そこでおすすめなのがブルベです。長距離を走るイベントで、趣味としても確立されています。今回はロードバイク初心者の方に向けて、ブルベの魅力やポイントを解説します。

ロードバイクイベント「ブルベ」とは

ロードバイク ブルベ

 

ロードバイクを使ったイベントとして、世界規模で開催されているのがブルベです。

ブルベはロードレースとは違い競技ではありませんが、自転車ブームに伴い日本でも各地で開催されるようになりました。

では、ブルベとはそもそもどんなイベントなのでしょうか。

 

ブルベとは長距離を走りきるイベント

ブルベの唯一の目的は、指定されたチェックポイントを通過し、ゴールまで走りきることです。

距離によっては数日に渡るものもあり、その間サポートなく参加者自身でマネジメントしながら進みます。

あくまでも順位は競わず、ゴールも完走を認定するもので、基本的に順位によって優劣をつけることはありません。

 

1,400kmの超長距離ブルベも

ブルベの醍醐味は長距離の走行で、200km、300km、400km、600kmのクラスがあり、1年間に認定イベントでこの4つの距離を走りきるとシューペル・ランドヌールに認定されます。

そして世界で最も古い歴史を持つイベント「パリ・ブレスト・パリ」では1,230kmの距離をノンストップで走るレースもあります。

ブルベの世界はそれにとどまらず、「ロンドン・エディンバラ・ロンドン」では、1,400kmを超えることすらあります。

あくまでイベントですが、これらの超長距離ブルべに挑戦するには、ロードバイクに乗る技術と体力のみならず、日程やコースを読みマネジメントする能力も必須になりますね。

 

 

初心者にもうれしいブルベの魅力

ロードバイク ブルベ

 

ここまで聞くと、ブルベは過酷な超人レースのようなイメージを受けるかもしれませんが、ブルベは初心者の方にもぜひ挑戦してほしいイベントです。

とくに脱初心者を目指したい方には、ブルベに参加することでさまざまな発見があるでしょう。

 

完走が目標!競技性が低いのが魅力

成績を競うロードレースだと、体力が伴わないことには付いて行くだけでも難しくなります。

ブルベは自分のペースをコースレイアウトに当てはめ、距離と相談しながら走ることができるので、普段のサイクリングとイメージは変わりません。

もちろん着順が早ければ自分の技術の証明にはなりますが、時間や順位に振り回されず、完走を目標とする競技性の低さはブルベの魅力です。

 

単独のお一人さま大歓迎!

ロードレースではチームで戦略を立てたり、サポートが重要になるので、単独で参加するのは難しいです。

一方ブルベは一人でも十分楽しめますし、多くの方が一人で参加しています。

単独参加する場合は、一人でトラブルにあったときに対処できる知識と装備を万全にして参加してくださいね。

 

完走するための技術が身に付く

ブルベはレースに比べれば参加しやすいイベントですが、完走を目指すならそれなりの技術が必要です。

コースやセクションを見て、力配分を考えたり、体力を消費しにくい乗り方も長距離は知る中で見えてくることもあります。

もちろん参加する前に完走を目指せる体力と、トラブルに対応できる知識と技術は身につけておくべきですが、実践の中で気付くことも多々あり、脱初心者の背中を押してくれるでしょう。

 

 

ブルベに必要な装備・機材

ロードバイク ブルベ

 

では、ブルベに参加するときの基本の装備はどのようなものが必要になるのでしょうか。

普段使っている機材を流用できる部分もありますが、超長距離走ることを考えれば、専用の装備を一式そろえておいたほうが安心です。

また、スタート前には車検(持ち物検査)があり、不備があると参加を認めてもらえません。

それぞれの装備品・機材で注意するポイントも含めてご紹介します。

 

ロードバイク以外でも参加可能

性能を考えてロードバイクを使うのが一般的ですが、じつはロードバイク以外も使えるブルベが多いです。

マウンテンバイクやクロスバイクなどで参加する人も見かけますね。

性能を考えればロードバイクが最適で、太目のタイヤを履けるエンデュランスロードがおすすめですが、実際のイベントでは多種多様なモデルが見られます。

 

ヘッドライト・テールライトは必須

最重要とも言える装備がライト類です。

ブルベは夜間走行も重要になるため、安全確保のためにライトは必須です。

ヘッドライトは光量や照射範囲の違う数種類を、テールライトも点灯と点滅で2つは付けておくと安心です。

光量など、規定で指定されている場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。

ヘッドライトは電池切れも不安なので、可能ならバッテリー取り外し可能なモデルで、予備バッテリーも十分に持ち歩いておくと安心です。

視界をより確保するために、ヘルメットライトも用意しておくとより安心ですね。

キャットアイ ヘルメットライト DUPLEX SL-LD400
キャットアイ ヘルメットライト DUPLEX SL-LD400

 

ベルは必ず装備する

ブルベでは公道を走るため、ベルも装備しておかなければいけません。

取り付けていないと整備不良になるだけでなく、「警笛鳴らせ」の標識がある場合、鳴らさないと道路交通法違反になります。

購入時から付いていなかったからそのままになっていると言う方も、必ずベルを取り付けましょう。

knog Oi CLASSIC BELL SMALL
knog Oi CLASSIC BELL SMALL

 

ヘルメット・ヘルメット用テールライトも用意する

ブルベの規定において、ヘルメットの着用義務を明記しているイベントがほとんどです。

万が一のときの信頼性と、規定で指定されている場合もあるのでJCF公認モデルを選んでおいたほうが安心です。

また、ヘルメット用のテールライトの着用を指定されている場合もあるので、夜間の安全性確保のためにヘルメット用テールライトも用意しておきましょう。

キャットアイWEARABLE mini CALRWRM
キャットアイWEARABLE mini CALRWRM

 

反射ベストは専用でなくて良い

同じく夜間の安全確保のために、反射ベストの着用が義務付けられている場合が多いです。

自転車専用の反射ベストは少ないので、ランニング用などを流用するといいでしょう。

TRIWONDER 反射ベスト 自転車バッグパック
TRIWONDER 反射ベスト 自転車バッグパック

緊急時のため携帯電話は持ち歩く

大会規定に記載のない場合もありますが、携帯電話はブルベの命綱です。

道中は基本的に参加者のみで走るので、ひと気のない道でトラブルに合うと死活問題です。

自分で緊急時に連絡できるよう、携帯電話は必ず持ち歩き、予備バッテリーもあると安心です。

Anker PowerCore 10000
Anker PowerCore 10000

 

その他に用意しておくべきもの

普段もパンク修理キットを持ち歩くと思いますが、ブルベでは予備タイヤやチューブなど、少し多めにあると安心です。

チェーンのコネクティングピンとチェーンカッターなどもあると安心ですね。

長距離走ると天候も予測しにくいため、合羽と雨用シューズカバーは必須アイテムです。

万が一途中棄権することも考えると、輪行袋もあるに越したことはありません。

救急セットも少し手厚く用意しておくと安心です。

ブルベのすべて/鈴木裕和/スモール出版
ブルベのすべて/鈴木裕和/スモール出版

 

まとめ

ブルべは長距離を走る本格的なロードバイクイベントですが、走りきるための技術は趣味のサイクリングにも繋がります。長距離自走するための装備品は必要になりますが、十分な装備を用意すれば普段のサイクリングでも安心ですね。ブルべは全国各地で開催されているので、サイクリング技術を測るためにもぜひ参加してみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。