小樽港の釣り場が家族連れや初心者におすすめできる2つの理由!
小樽港の釣り場は、家族連れや初心者におすすめです。その理由は2つあります。
- 陸っぱり・沖釣りどちらも手軽に楽しめる
- 車が停めれて利便性が高い場所にある釣り場が多い
その理由をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
その1:陸っぱり・船釣りどちらも手軽に楽しめる
小樽港は、陸っぱり・船釣りのどちらも楽しめます。釣った魚は、小樽港周辺の料理屋に釣った魚を持ち込みたいと伝えて予約すれば、そのお店で調理して食べられます。
新鮮な魚の刺身や天ぷらは絶品です。旅行で小樽に立ち寄った際は、ぜひ釣りの計画を組み込んでみてください。
その2:車が停めれて利便性が高い場所にある釣り場が多い
小樽港周辺の釣り場は車が停められるため利便性が高い場所です。車の進入が禁止されているスポットでも、近くに有料の駐車場があるため困りません。
少し小樽港から離れていても、徒歩10分くらいで目的の釣り場へ到着します。
さらに小樽港の近くにはカフェ・ホテル・観光スポットがあるため、子どもたちが釣りに飽きても大丈夫です。
【季節別】小樽港の釣果情報
小樽港の釣果情報は、季節に応じて大きく変わります。ここでは春・夏・秋・冬の季節にわけて、それぞれの時期に釣れやすい魚を紹介します。今から小樽港で釣りを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
春の時期に釣れる魚の種類
- ホッケ
- ウグイ
- クロガシラガレイ
- ソイ
- サクラマス
- ヤリイカ
- ハチガラ
- ガヤ
そのほか、冬のラインナップで見かけるニシンやカレイも4月上旬くらいなら釣れるときがあります。
夏の時期に釣れる魚の種類
- ソイ
- サバ
- ブリ
- ワカシ
- カレイ
- ハゼ
- イワシ
春の小樽港で連れていた魚たちが消え始め、夏に旬を迎える魚たちが釣れ始めます。
秋の時期に釣れる魚の種類
- シロザケ
- ハチガラ
- ガヤ
- シャコ
- サヨリ
- サバ
- ヒラメ
ほかには、早い時期にまぎれ込んでくるホッケやイカナゴが釣れるときもあります。
冬の時期に釣れる魚の種類
- カレイ
- ホッケ
- ハゼ
- アナメイ
- メバル
- ソイ
- ニシン
- タラ
そのほかには、イカやコマイが釣れるときがあります。
小樽港周辺のおすすめ釣り場スポット7選
小樽港周辺には無数の釣り場があります。ここでは、その釣り場から7つを厳選して紹介します。
第1位「厩岸壁・北防波堤」
小樽港で人気ナンバーワン、釣果ナンバーワンなのが、厩(うまや)岸壁と、隣接する北防波堤です。周辺の環境にも恵まれ、初心者から常連まで人気の好釣り場。狙える魚種も多様で、年中、厩岸壁に通えば小樽の四季折々の魚が楽しめます。
ロックから回遊魚までなんでもOK
厩岸壁が人気の理由は、北防波堤も含めれば小樽で狙えるほぼすべての魚種が釣れることです。北防波堤付近は車が入れませんが、厩岸壁のほとんどが車から竿を出せるため、冬も人気の釣り場です。
人気ゆえに混雑しやすいので、トラブル防止のために隣への声掛けは忘れずに、投げ釣りはある程度技術を磨いてから楽しむと良いでしょう。
厩岸壁と北堤防の釣果情報
チカやサバ、マイワシなどの回遊魚から、イカ狙いのエギング、投げ釣りでカレイもあがります。北防波堤は、投げればカレイやカジカ、ルアーでロックフィッシュが狙える一級ポイント。
外海側のテトラ帯では穴釣りでアブラコの反応が良いポイントです。サケマス以外のほとんどの魚が釣れるといっても過言ではないでしょう。
厩岸壁の周辺情報
厩岸壁を出てすぐに温泉施設「湯の花 手宮殿」があり、泉質はもちろん食事も安くておいしい宿泊施設です。3位で紹介した北浜岸壁ともほど近く、中心街も遠くないので少し歩けば補給にも事欠かないでしょう。
ちなみに北浜岸壁とは、間にホームセンターを挟んで徒歩15分程度です。
第2位「南防波堤」
南防波堤は、札幌から小樽港へ向かったとき、最初にある釣り場です。800mほどある一直線の防波堤で、ほぼ全域が好釣り場です。
やや強風に弱い釣り場ではありますが、天気がよければ日夜釣り人でにぎわいます。回遊魚はもちろんですが、なんといっても南防波堤はロックフィッシュ狙いがおすすめです。
ロックフィッシュの定番ポイント
北海道のソルトウォーターでのルアーゲームは、ソイやアブラコといった根魚(ロックフィッシュ)狙いが人気です。そのようなルアーゲームにあこがれる方にぜひ一度挑戦してほしい釣り場が、南防波堤です。
ただし、防波堤の幅が狭く混雑しやすいのと、雨や風をさえぎるものが一切なく天候に左右されやすい釣り場なので、しっかりした装備とライフジャケットをお忘れなく。冬はトドも泳いでくるので、投げるときは要注意です。
南防波堤の釣果情報
ロックフィッシュ、とくにソイの魚影が濃く良型もよく上がり、マゾイ、シマソイ、クロソイの3種コンプリートも狙えます。投げ釣りではカレイが狙えるため、ロックフィッシュとあわせて楽しんでみてください。
外海側には回遊魚も回ってくるので、シーズンに入ればサビキ仕掛けでチカ釣りなどでもにぎわいます。時期を狙えばサクラマスやブリも釣れるので、磯のように本格的な装備がなくともショアジギングを手軽に楽しめる釣り場です。回遊がよければ、イカ狙いのエギングも楽しめます。
南防波堤の周辺情報
500mほど歩きますが、大型商業施設のウィングベイ小樽があります。食料品はもちろん、フードコートや薬局もあるため、基本的な補給には事欠きません。
ただし徒歩圏内に釣具店がありません。釣具は到着前に十分用意しておきましょう。
第3位「北浜岸壁」
3番目におすすめの釣り場は、小樽中心部にある北浜岸壁です。近年は、隣の色内公園が立ち入り禁止になったことでやや混雑しやすく、入り口もわかりにくいのが玉にキズですが、釣れる魚種も多いおすすめポイントです。
周辺に商業施設も多く、ファミリーフィッシングにもおすすめです。
中心街に近く初心者にもおすすめの釣り場
北浜岸壁は徒歩で赤レンガ倉庫などの観光地にも行けるほどです。飲食施設などにも事欠かないので、初心者やファミリーフィッシングにもおすすめです。車を停めて釣り場に行くことができるため、荷物の運搬も楽々です。
北浜岸壁の釣果情報
北浜岸壁で狙いたい魚は、回遊する魚です。マイワシやチカなど、ファミリーフィッシングで狙いたい魚はよく釣れます。筆者も、サビキ仕掛けでホッケが入れ食い状態で楽しめました。足場もよく釣座も構えやすいので、サビキ釣りの道具はなるべくもって行きたいポイントです。
投げ釣りもしやすいが、やや遠投しなければいけないので、道具にこだわり技術を磨いてから挑戦すると良いでしょう。
北浜岸壁の周辺情報
北浜岸壁は、徒歩圏内にコンビニや飲食店があります。とくに、あっぱれ亭のエビ塩ラーメンは行くたびに足を運んでしまう美味しさ。
北岸壁の入り口付近にあるホームセンター「DCMホーマック手宮店」には基本的な釣具も数多く置いてあるので、なにか足りないときは頼っても良いでしょう。また、少し離れますが、親切で品ぞろえの良い釣具専門店「フィッシングPAPA」もあります。もし初めての釣りなら、道具をそろえながら相談するのもおすすめです。
第4位「祝津漁港」
4番目は小樽港より少し離れた場所にある「祝津漁港」です。「弁天岩(弁天島)」より、さらに北上したところにあります。釣れる魚の種類が多いだけではなく、近くにおいしい食堂や観光スポットがある点も見逃せません。
少し違う港で釣りをしたい方におすすめ
「祝津漁港」は混雑しにくいため、静かな釣りを楽しみたい方におすすめです。きれいな海を眺めてリラックスしながら釣りが楽しめます。
その代わり、車の横付けが難しい場所です。駐車場は「おたる水族館」の第一駐車場を利用し、徒歩で「祝津漁港」のほうが良いでしょう。
祝津漁港の釣果情報
狙い目はカレイやホッケです。春先にかけて行くと、人の少なさとあわせて釣果に期待できます。ただし、爆釣できるほどではありません。釣り方はサビキ釣り、ルアー釣り、投げ釣り、どれを選んでも楽しめます。
簡単に釣りたい方はルアーで魚をおびき寄せてエサで釣るか、サビキ釣り自体で釣り上げると楽しめるでしょう。イカ釣りは狙ってできるものではありませんが、極稀に引っかかります。イカが引っかかったらラッキーくらいに留めておきましょう。
祝津漁港の周辺情報
まず、近くにはGoogleで2,000件以上の口コミを獲得しながら、星4.3以上を獲得している「民宿 青塚食堂」があります。この食堂の売りは、「祝津漁港」の魚をふんだんに使った定食です。
とくに名物の大型ニシンは、初見の方はビックリするでしょう。近年は口コミが影響して、11時00分~13時30分くらいまでは混雑している傾向にあります。ゆっくりと食事をしたい方は、時間をズラして行くのがおすすめです。
次に「民宿 青塚食堂」から北上すると、「日和山灯台」に行けます。以前は、日和山灯台から海獣公園が見渡せたのですが、海獣公園の移転に伴い見れなくなりました。しかし灯台から見える絶景は変わっていません。ぜひ「祝津漁港」の近くに来たのなら、「民宿 青塚食堂」と「日和山灯台」に立ち寄ってみてください。
第5位「小樽運河」
小樽港と小樽の間を走っている「小樽運河」も、おすすめ釣りスポットのひとつです。近くにある色内埠頭は、現在も立入禁止が解除されていません。
色内埠頭で釣りたい気持ちはわかりますが、小樽運河や第一・第二・第三埠頭、小樽港周辺の釣り場で留めておきましょう。
アクセスがしやすい穴場スポット
「小樽運河」は、ほかの釣り場と違い小樽市の各施設に直接行くことができる場所です。鮭が産卵の時期になると、この小樽運河に迷い込むため鮭釣りを楽しめます。ほかにも釣り自体に飽きたら、小樽市内の観光も楽しめます。
小樽運河の釣果情報
釣れる魚はガヤ、ハゼ、アナメイ、アブラコ、エゾメバルなどが中心です。稀に大型のホッケやサクラマスが釣れます。先ほども触れたように、時期が近ければ鮭釣りも楽しめる場所です。
小樽運河の周辺情報
小樽市内と小樽港を結ぶ場所にあるため、不便はしません。お酒が好きな方は、「小樽倉庫No.1」がおすすめです。ビールの見学できるだけではなく、木曜日と土曜日は2,000円で飲み放題が楽しめます。他には「ルタオ本店」、「クレイジースパイス」、「シロクマ食堂」に立ち寄ってみてください。
また、近くにある「小樽芸術村ステンドグラス美術館」もおすすめです。この美術館にあるステンドグラスは、19世紀から20世紀初頭のイギリスで作られ、教会に飾られていた物が並べられています。
第6位「若竹岸壁」
「若竹岸壁」はウイングベイ前、築港臨海公園の近くにある場所です。家族連れで釣りをしたいと考える方は、まず「若竹岸壁」に行きましょう。
あたたかい時期の週末になると人が集まる人気スポット
「若竹岸壁」は、駐車場があったり、徒歩で出向いたりできる関係上、人が多く集まりやすい場所です。場所柄、週末は家族連れも多く参加します。
車を使って良い場所を確保したい方は、日が昇る前から場所取りに出かけましょう。そのため、ゆっくり釣りを楽しみたい方は別の場所に行くのがおすすめです。
若竹岸壁の釣果情報
釣れる魚は、ほかの釣り場所と変わりありません。ソイ・アブラコ・ガヤ・サバなどが釣れます。水深は浅めのため、防波堤に住んでいる魚は期待できません。
若竹岸壁の周辺情報
「若竹岸壁」の近くにはイオンモールがあるため、ほかの釣り場と違いなにひとつ不自由さを感じません。ホテル、レストラン、カフェ、映画館とそろっており、子どもたちが釣りに飽きても暇を潰せます。
近くにはJR小樽築港駅と小樽インターチェンジがあり、アクセスがしやすいのも特徴です。夏に旅行で小樽に来た際は、JRを使って石狩に足を伸ばし、海水浴を楽しむのも良いでしょう。
第7位「弁天岩(弁天島)」
小樽港から車で6分の場所にあり、高島漁港から大きな岩が転がっている風景が見えたら、そこが「弁天岩(弁天島)」です。小樽港周辺の釣り場に人が多いときや、気分転換に行くと良いでしょう。
弁天岩(弁天島)周辺の釣りに飽きた方におすすめ
小樽港と比較すると、殺風景に感じる場所です。しかしヨーロッパの風景や港町が好きな方は、心をグッとつかまれるでしょう。
弁天岩に行く方は、砂浜から陸っぱり(投げ釣りやルアー釣り)が楽しめます。少し違った釣り方に挑戦したいと考えていた方や、無人島風の釣りを楽しみたい方におすすめです。
弁天岩(弁天島)の釣果情報
弁天岩で釣れる魚は、ほかの釣り場とさほど変わりありません。小型や中型は、ガヤ・イワシ・サバなどが釣れます。
大物はホッケ・ヤリイカ・ニシン・サクラマスなどです。ただし、大物は中々ゲットしにくいため、期待しすぎないようにしましょう。
弁天岩(弁天島)の周辺情報
小樽港と少し離れているとはいえ、高島漁港の近くにあるため街の活気に問題はありません。街中に行けばカフェや飲食店もあるため、小腹が空いたら買い出しに行けます。また、大漁祈願をしたい方は、「高島稲荷神社」にお参りしておきましょう。
小樽港でおすすめの釣り仕掛け3選
小樽港の釣り場でおすすめの釣り仕掛けは3つです。
- サビキ釣り
- 投げ釣り
- ルアー釣り
それぞれ詳細にお伝えしますので、小樽港で釣りをしたいという方は参考にしてみてください。
1.サビキ釣り
小樽港周辺でタナやカタクチイワシのような、小さい魚を狙うならサビキ釣りがおすすめです。サビキ釣りで釣った小魚を再び餌にして、より大きなホッケ・カレイ・タラのような魚を狙ってみましょう。子ども連れの方であれば釣れる楽しみが味わいやすいため、ぜひ挑戦してみてください。
2.投げ釣り
サビキ釣りと並行して楽しめる釣り方法が投げ釣りです。子どもに釣りの楽しさと同時に我慢強さを学ばせるなら、投げ釣りが良いでしょう。
周囲に人がいない場合は複数の仕掛けをしても問題ありませんが、人が増え始めたらスペースの関係で片付けるのが良いでしょう。
3.ルアー釣り
投げ釣りとも関連があるルアー釣りも、小樽港周辺の釣り場で楽しめる釣り方のひとつです。投げ釣りと比較して釣れる魚に代わりはありませんが、天候・時間帯・疑似餌で使うルアーの種類など考えるべき点が数多くあります。ルアーによって釣れる魚が微妙に違ってくるのも、ルアー釣りの醍醐味のひとつです。ホッケやヤリイカも釣れるため、気になる方は何度も小樽港周辺に足を運んで挑戦してみましょう。
小樽港釣り情報のまとめ
家族連れの方は交通の便がよく、イオンモールが近くにある「若竹岸壁」に行くのがおすすめです。旅行で小樽に来た方は、事前にフィッシングショップで釣りのショートコースを予約しておきましょう。
同じ場所ばかり通っていた方は、釣り場を変えてみたり、釣り方自体を変えてみたりすると新しい発見できます。小樽港は季節により釣れる魚の顔ぶれが変わる上、釣り場も豊富かつ利便性が高い場所が多い港です。ぜひ、自分なりの楽しみ方を見つけ出してみてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。