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最近耳にする機会が増えたクライミングとボルダリング。ふたつの違い、分かりにくく思うことはありませんか?クライミングとボルダリングは壁を登る点では同じ意味。それぞれどう使いわけているのでしょう?多彩なクライミングの種類とその違いを紹介します!
 

1.ロッククライミング

岩壁をよじ登る意味をもつロッククライミング。一言で表すと簡単ですが、ロッククライミングは登り方の種類により、いくつものカテゴリーに分かれます。

1.ロック
クライミング
2.フリー
クライミング
4.ボルダリング 8.スポーツ
クライミング
5.ルート
クライミング
6.リード
クライミング
7.トップロープ
クライミング
9.トラディショナルクライミング
(トラッドクライミング)
3.アルパインクライミングとエイドクライミング(人工登攀)
10.その他の
クライミング
11.マルチピッチクライミング
12.アイスクライミング
13.ミックスクライミング
14.シャワークライミング(沢登り)

フリークライミング

クライミング ボルダリング

ボルダリング

Boulder(ボルダー)は、大きな石、大きな岩、岩石の意味があります。

ボルダリングで示す大きな石や岩とは、大体3~5メートルほど。この大きさの石を、ロープなしの体ひとつで登るもっともシンプルな登り方です。

クラッシュパッドと呼ばれる落下の衝撃を吸収し怪我を防ぐマットと、落下した際に頭や腰を受け止めるスポッターが、ボルダラーの安全を確保する役目を担っています。

ルートクライミング

5~25mほどの長いルートに支点とロープで最低限の安全確保を行い、体ひとつで登るのがルートクライミング。墜落することを前提にしているため、支点は強固に設置されています。

ボルダリングよりも長い距離を、疲労を溜めないように登るのが大切。

ルートクライミングでは、ロープで体を固定して登るクライマーと、クライマーの命を預かりロープを操作するビレイヤーの2人一組で行います。

登り方の種類が2つあるルートクライミング、その違いを見てみましょう。

クライミング ボルダリング

リードクライミング

ルート開拓者が壁に設置した支点に、クイックドローとロープを自らかけながら終了点まで登ります。

リードクライミングは、クイックドローとロープをかける手間が多くかかるうえ、長い距離を墜落する可能性もあるため、保持力と持久力だけでは登れないリスクの高いクライミングです。

クライミング ボルダリング

トップロープクライミング

リードクライマーが終了点にかけて折り返されたロープを、自分のハーネスに結んで登ります。

リードクライミングと比べてリスクが低いため、クライミングに慣れていない初心者やそのルートをリードするための練習、また、ハンドドッグ(ルートの下見のこと)などで登ることが多い登り方です。

スポーツクライミング

ボルダリング、リードクライミング、トップロープクライミングの3つを、人工のホールドを使って登る競技をスポーツクライミングと呼びます。

またルートクライミングもその中に含むこともあります。

2020年に開催される東京オリンピックでは、スポーツクライミングとして、ボルダリング、リード、スピードが加わりました。

スピードとは、トップロープの状態で世界共通の課題を速さ勝負で登る競技。男子は12人、女子は9名のフリークライマーが出場します。

こちらも合わせてご覧ください:TOKYO2020オリンピック

クライミング ボルダリング

トラディショナルクライミング(トラッドクライミング)

そのルートを開拓した初登者と同じ条件で登るトラディショナルクライミング。

岩壁を傷つけないように回収可能な支点(ナチュラルプロテクション)を状況に応じて選んで設置し、手や足、体全体をクラック(岩壁の割れ目)に差し込みながら登ります。

アルパインクライミングとエイドクライミング(人工登攀)

クライミング ボルダリング

アルパインクライミングはフリークライミングよりも登山の要素が強く、登頂を目指す道中にある岩や滝、氷を登ります。

登れないところは、アブミなどの道具を使って登りきるエイドクライミングと呼ばれる技術で応対。

またフリークライミングの技術が高いことは、難易度の高い山の中で行動する際の体力温存または時間短縮につながります。

 

その他のクライミング

1.ロック
クライミング
2.フリー
クライミング
4.ボルダリング 8.スポーツ
クライミング
5.ルート
クライミング
6.リード
クライミング
7.トップロープ
クライミング
9.トラディショナルクライミング
(トラッドクライミング)
3.アルパインクライミングとエイドクライミング(人工登攀)
10.その他の
クライミング
11.マルチピッチクライミング
12.アイスクライミング
13.ミックスクライミング
14.シャワークライミング(沢登り)

これからご紹介するクライミングは、アルパインクライミングにも付随するクライミング。エリアや取り付きまでのアプローチにより、それぞれのクライミングを抜粋して行うこともできます。

マルチピッチクライミング

クライミング ボルダリング

山岳地帯のフリークライミング以上の長さの岩の壁を、ロープ1本の長さを1ピッチとして、2人一組または3人一組で数ピッチ登ります。

ルートクライミングの技術のほかに、パーティの命を預ける支点の構築方法、高所からロープを使って下りる懸垂下降の方法、ロープワークなど、さまざまな技術が必要です。

アイスクライミング

クライミング ボルダリング

人工的に作られた氷壁または山岳地帯の自然の氷壁を、アイスアックスとアイゼンを使って登ります。アイスクライミングは、スクリューと呼ばれる道具を氷にねじ込んで支点を作ります。

滝が凍結してできる氷柱は、シーズンでは1週間ごとに氷の成長が進み、またその年の天候や気温により氷の硬さが変わります。

ミックスクライミング

ミックスクライミングはアイスクライミングの延長で、冬期の氷と岩が混在した壁を登ります。

過ぎし日はエイドクライミングの登り方をトラディショナルミックスと呼び、フリークライミングの基準に従った現在はモダンミックスと呼ばれています。

シャワークライミング(沢登り)

クライミングとボルダリング

初夏から秋にかけて沢や滝を登るのがシャワークライミング。専用の沢靴を履いて岩を登り、時にはロープを使い水流に逆らって源流を目指します。

登山、クライミング、ロープワークの技術が必要です。ちなみに、沢を下るのがキャニオニングです。

こちらも合わせてご覧ください。

 

登るために道具を使うか否か、そして何を目的にしているかにより、登り方のスタイルが変わる奥の深いクライミング。そして、多彩なクライミングの基礎は、体一つで登るフリークライミングにあります。自然と向き合い、パズルのピースを探すように自分の体を壁に当てはめていく。パズルが完成した時の達成感と爽快感を、みなさんも味わってみませんか?

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。