山の遭難事故に遭わないために気を付けることとは?

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山の遭難事故に遭わないために気を付けることとは?

登山ブームなどもあり、多くの人が気軽に山へ入るようになりました。楽しく登山をする人が増えたのは良いことですが、遭難事故のような山の事故も増加傾向にあります。低体温症や高山病、疲労や天候など、遭難に至るまでは様々な要因が複雑に絡み合っていますが、少し注意すれば防げた事故も多いはずです。安易に山へ入らず、事前準備をしっかり行うようにしましょう。また、救急講習会に参加し、必要最低限のセルフレスキューの方法などを身につけてから登山を行うことが望ましいです。

遭難を防ぐため、遭難に備えて事前にできることは

自分のレベルに合わない山は避ける

遭難を防ぐには、自分の実力に合った山を登ることが大切です。

自分が登りたい山や以前登ることができた山ではなく、自分が今登れる山から始めます。

そして少しずつレベルアップしていくようにしましょう。

 

登山届の提出

登山にある程度慣れた人でも、もちろん登山届の提出は必須です。

登山届は必ず提出し、身近な人にはどの山にいつ登るのかをしっかり伝えておきましょう。

登山届が提出されていれば、遭難者を捜索する際に、捜索範囲がある程度搾れるだろうことは、容易に想像できますよね。

登山届が提出されていなければ、広範囲な山の中、捜索が遅れ、救えた命が救えなくなることもあります。

登山届は細かく記入し、必ず事前に提出しておくようにしましょう。

 

装備をしっかり整える

レインウェア、ヘッドライト、ツェルト、救急用具などは普段の登山であまり活躍することがなくても、必ずザックの中に入れておくようにします。

スマホのアプリで地図をダウンロードするのも良いですが、電池が切れてスマホが使えなくなっては意味がありません。

 

 

予備バッテリーや紙の地図とコンパスを念のために持っておきましょう。

 

 

山岳保険へ加入しておく

自力で動くことができない時には、救助要請をせざるを得ないことがあります。

警察や消防のヘリ、民間のヘリによる救助をお願いするのです。

警察や消防のヘリは山岳救助の用途だけに使われているものではないため、出動できなこともあります。

その場合、民間のヘリが出動することになりますが、数十万円から数百万円の費用がかかるといわれています。

当然、救助要請側がどのヘリが良いかなどは選べません。

個人にとっては大きな負担となるため、あらかじめ山岳保険に加入しておくようにしましょう。

 

 

 

遭難しないように登山中に気を付けることは

天候に注意する

天候が悪い日に登山を行わないことは、基本中の基本です。

しかし、事前に天気予報をしっかり確認していても、急に天候が悪化することもあります。

 

 

 

天候が悪化したら、登山を中止しましょう。

「せっかく来たのだから」と悪天候の中登山を強行して、遭難する事例は、これまでにも多く起きています。

山の悪天候は、想像以上に体力も気力も奪い、事故が起きやすい状況を作ります。

天候が悪化したら無理はせず、近くの山小屋に避難する、雨風を防げる場所でツェルトに包まりビバークする、迅速に下山するなど、状況に合わせて最適な対策を取るようにしましょう。

 

 

下山時に注意する

遭難の7割程度が下山中に起きているといわれています。

頂上まで登れたことに安心せず、下山時には一層気を引き締めるようにします。

疲労が蓄積し、俯きながら歩いていると、道案内の看板などを見逃してしまうことがあるので、気を付けましょう。

 

 

道に迷ってしまったら

自力で歩ける状況であれば、焦らず来た道を引き返すようにしましょう。

1番良くないのが、闇雲に下山していくことです。

裾野が広く、下山すればするほど本来の登山道から外れていきます。

周りの景色をよく見ながら、登山道を外れた場所まで引き返すようにしましょう。

道に迷い、パニック状態に陥ってしまうと、滑落などの事故に繋がることがあります。

万が一道に迷っても、ヘッドライトや行動食をしっかり準備していれば、パニックにはならないはずです。

また、最悪の場合には、ツェルトに包まって一晩ビバークして、体力を回復させてから下山することも考えなければなりません。

 

 

まとめ

昔のように山岳会などに所属して、先輩から専門的な知識を教わってから山へ入る人は、今はほとんどいません。それ故、登山の知識がないまま観光気分で山へ入る人も増えています。毎年毎年、たとえ低山でも山の遭難事故が起きていますが、どこか「自分だけは大丈夫」という気持ちがあるのではないでしょうか。低山でも、ベテラン登山者と一緒でも、ガイドツアーでも、山の遭難事故が起こることはあるのです。事前準備を怠らず、最低限のセルフレスキューの知識を得た上で、登山を行うようにしてくださいね。

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