憧れの縦走登山!女子一人で行く山旅に向けて 〜その6・テント泊に挑戦!【住まい編】〜

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憧れの縦走登山!女子一人で行く山旅に向けて 〜その6・テント泊に挑戦!【住まい編】〜

テント泊縦走登山の【衣服】【食事】についてまとめてきましたが、ついにメインとも言える【住まい】についてお話ししていきたいと思います。テント泊での「住まい」と言えばもちろんテントです。女子1人でするテント泊のあれやこれ、不安要素を思いつく限り解消していきたいと思います。

女子1人の縦走登山で選ぶべきテントは?

女子1人でのテント泊縦走なら、設営し易くて比較的軽量なものを選ぶことをおすすめします。

山岳テントは自立型と非自立型で分けることができますが、設営しやすいのは自立型テントです。

自立型テント

付属のポールでテントが自立するのでペグに頼らずに建てることができます。

硬くてペグが打てないような地面にも簡単に設営できるのでペグに慣れていない女子でも扱いやすいのです。

非自立型の場合はペグやトレッキングポールを用いてテントを形成します。

非自立型のいい点はペグを打ち付けて地面に固定するので強風にも強いということ、そしてテントの骨組みとなるポールが自立型に比べて少ないので軽量な点です。

ただし、風向きに対して強い方向にテントを建てる、テントがたわまないようにテンションをかけるなどちょっとした技術が必要なので、山に行く前に設営の練習をしっかりと行った方がいいでしょう。

非自立型テント

また、テントの生地1枚で成立するシングルウォールのテントと、インナーとフライシートの2枚で構成されるダブルウォールのテントがあります。

軽量なのはシングルウォールの方ですが、ダブルウォールはフライシートとインナーテントの空間を使った「前室」と呼ばれるスペースを作ることができます。

前室はテントの入り口を覆っているのでテント内への雨風の侵入を防ぐことができ、調理したり登山靴を置いておけるスペースとなるので前室のあるダブルウォールのテントは夏山におすすめです。

テント泊で必要な道具は?

次に、テント泊で必要な道具をご紹介します。

 シュラフ

シュラフ、寝袋です。テント泊に適した軽量な寝具です。

シュラフの中に入り、寒さに応じて入り口についた紐を絞り、シュラフ内の暖かさを逃さない構造になっています。

シュラフにはダウンを使ったものと化繊の保温材を使ったものがありますが、ダウンの方が軽くて暖かいのでおすすめです。

ただ、濡れには弱く、湿気を吸収してしまうと暖かさが半減してしまうので濡らさないように気をつけましょう。

また、ダウン量によって暖かさのスペックが違ってきます。

春〜秋に使えるスペックのものを選べば様々な山で無理なく使って行くことができるでしょう。

夏山でも標高の高い場所は夜間寒いです。

寒さを感じずしっかりと睡眠できるシュラフを選びたいものです。

スリーピングマット

寝るときに体の下に敷くクッション性のあるマットです。

初めてのテント泊となるとマットは意外に後回しにされがちですが、山での熟睡度を左右する非常に重要なツールと言えるでしょう。

スリーピングマットは大きく分けて2種類ありますが、一つは空気を入れて膨らますエア注入式、もう一方は弾力性のあるウレタン素材を用いたロールマットです。

エア注入式の場合は空気を入れて使うため普段はコンパクトに持ち運べ、軽量なのがいい点です。

一方で穴が空いてしまう可能性があるため、リペアキットを持って行く必要があります。

ロールマットタイプは穴が開く心配もなく断熱性が高いので冬でも使えますが、持ち運びにかさばってしまうのが難点です。

それぞれにいい点・悪い点があるので自分にとって使い勝手のいい方を選ぶといいでしょう。

エア注入式

ウレタン素材

そのほか、あると便利なもの

  • 予備のペグ・紐・ダクトテープ

ペグをなくしてしまった、テントを張る紐が切れてしまった、テントに穴が開いてしまった…という時にあると便利なツールです。

ダクトテープは粘着性と強度があるのでテントの補修以外にもカッパに穴が空いてしまった時など、山行中の一時的な補修に重宝します。

  • シュラフカバー

夏山ではなくても問題ないですが、春先や秋など、少し冷え込む時期にシュラフカバーを使えばシュラフの熱が逃げづらくなり、シュラフ単体で使うより暖かさが増します。

アウトドア用の枕があるので頭を高くしないと眠れないという人は持って行くといいでしょう。ザックや服を枕替わりに頭の下に敷くのもおすすめです。

  • ソーラーランタン

テント内で食事をしたり読書をして夜を過ごすとき、ソーラーランタンを使えばヘッドライトの消耗を防げます。

ソーラーなので日中太陽光に当てておけば使うことができ、余分な電池を持って行かなくていいのでおすすめです。
白熱球のような暖かい光のランタンもあるので間接照明のような感じになり、テント内がいいムードになりますよ。

テント泊で気をつけたいこと

テント場にテントを張るとき、テントが他になければ誰の目も気にせず思う存分自由に過ごせますが、夏山や人気のある山ではそうはいきません。

自分以外にテント泊をしている人がいれば共有スペースであることを念頭に置いて行動をしましょう。

例えば、日の出前の暗いうちから出発したい場合はできるだけ音を立てずに撤収するのがマナーです。まだ寝ている人がいる可能性もあるためです。

夜も音楽やラジオを流して過ごすのは良くないでしょう。

それを嫌がる人や疲れて早く寝ている人もいます。周りに配慮して過ごすことが大切です。

また、自分が出したゴミは持ち帰るのが鉄則です。

食事も残飯が出ないように食べきれる分を調理しましょう。

そして次に使う人のことを考えて、テント場には何も残さずに元の状態に戻し、撤収しましょう。

 

女子として気をつけたいこと

自然よりも人の方が危険という考え方がありますが、女子1人でのテント泊の場合、普段以上に他人に対しての警戒心は持つべきでしょう。

良からぬことを考えて近づいてきたり、親切を装って接触してきたり、登山中にストーカーまがいのことをしてくる人も中にはいます。

かといって誰とも交流を持たないのもつまらないし、警戒心を持ちすぎても疲弊してしまいます。

なので、テントを張る時はグループや女性1人で来ている人のそばに張るなどし、問題が起きないように行動しましょう。

警戒する必要がない状態に自分をおくことで気持ちよく過ごせるでしょう。

 

まとめ

テント泊縦走において要となるテント。これがなければ始まらないのでちゃんと自分で扱えるものを選び、山に行く前に家や公園などで設営の練習をし、山で困らないようにしてからテント泊を実行しましょう。また、まずはすぐに引き返せるような低山や以前グループで行ったことのある場所で挑戦してみるという手もあります。道具の扱いやテント泊に慣れるまでは大変ですが、ソロのテント泊縦走に慣れてしまえば山での楽しみがグッと広がります。自然とじっくり向き合うことのできる登山スタイルにぜひ挑戦してみてくださいね。

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