【初心者向け】キャンプでテントが濡れるのはなぜ??夜露と結露の原因&対策

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【初心者向け】キャンプでテントが濡れるのはなぜ??夜露と結露の原因&対策

「雨でもないのに、なんで朝起きるとテントが濡れているの?」「中も濡れてるってことは、このテント、防水が効いてないんじゃない?」キャンプビギナーさんの中には、毎回こう思っている人がいるかもしれません。夜のうちにテントを濡らすその正体は、「夜露」と「結露」。これらはいったいどんな原理で発生するのでしょうか。また、完全に防ぐことはできるのでしょうか。今回は、そんな夜露と結露の解説と対策をお伝えします。

朝起きるとテントや椅子がびしょびしょ・・・なんで?

「夏休みに平地でしかキャンプをしたことがない」という人はピンとこないかもしれませんが、春や秋冬のキャンプは必ずと言っていいほど、テントや外に出していたものが濡れます。

 

 

また、真夏であっても、標高の高い場所であれば同様のことが起こります。

この現象は、「夜露」や「結露」によるものです。

朝、テントからしたたる水滴で目が覚めたり、外に出しっぱなしにしていた椅子が濡れて座れなくなってしまったりと、なかなかやっかいな存在なんですよね。

何よりも、テントがあまりにもびしょ濡れだとチェックアウトの時間までに乾かしきれず、自宅でも乾燥させなきゃいけなくなるというのが非常に面倒。

キャンプ初心者のうちは、何の対策もせずに犠牲になることが多いです。

では、そもそも夜露や結露はどうして起こるのでしょうか。

 

 

テントが濡れる原因①「夜露」

 

露とは・・・

空気中に含まれている水蒸気が放射冷却などの影響で植物の葉や建物の外壁などで水滴となったもの

晴れた日の夜は、地面からどんどん熱が空気中に逃げていくため、テントなど地上にある物体の温度も急激に下がります。(放射冷却)

そして、温度が下がった物体に接している空気の温度も下がり、水蒸気が水滴となって物体に付着したもの、それが露です。

放射冷却が激しいほど付着する水滴も多くなります。

夕方から気温が急激に下がる春や秋冬に夜露がひどいのはそのせいです。

夏でも高所などでは気温差が大きいため、夜露が降ります。

 

 

テントが濡れる原因②「結露」

 

一般的には露が付くことを全て「結露」と呼びますが、ここではテントの内側を濡らす結露について解説しますね。

基本的な原理は夜露と一緒です。

夏に冷たいビールをグラスに注ぐと外側に水滴がついたり、冬に窓に文字が書けるほど結露したりするのと同じく、中と外の温度が激しいと結露が起こります。

冬キャンプでは幕内でストーブを焚くと結露が激しいですし、暖房が無くても人の熱でテントの中の温度は上がるので、1年中結露に悩まされることになります。

キャンプビギナーの人は、外から水が染みてきていると勘違いすることも多いようですが、テントの中が濡れるのはほとんどが結露のせいです。

寝袋まで濡れてしまうと乾かすのがタイへン。

冬は結露が凍ってバリバリになってしまうこともあり、気温が低いせいで全然乾かないので本当に困るんですよね・・・。

 

 

夜露&結露対策

夜露や結露は、完全に防ぐことはできません。

しかし、対策次第で被害を少なくすることはできます。

 

夜露対策

 

テントはタープの下に張る

テントを濡らしたくないのなら、タープの下にテントを張りましょう。

もちろんタープは濡れますが、1枚の布なのでテントよりも乾かすのがいくぶんラクです。

この場合、タープは低めに張った方が夜露をより防げますが、タープがテントに接してしまわないように注意しましょう。

タープとテントがくっついてしまうと、その部分が結露し濡れてしまいます。

 

 

外に出しているものを車やシェルターに入れる

テントだけじゃなく、チェアや靴など濡らしたくないものは寝る前に車に入れるか、タープの下もしくはテントの前室に入れましょう。

酔っぱらってそのまま寝てしまい、携帯電話やスピーカーなどを出しっぱなしにしておくと、翌朝悲惨なことになりますよ。

 

結露対策

 

ポリコットンのテントにする

ポリエステルのテントにくらべ、ポリコットンテントは結露しにくいです。

全く起きないわけではありませんが、ポリ100%のように水滴になるというより、幕にジワーッとしみ込む感じなので、水滴が落ちてきて寝袋まで濡れてしまうようなことはほとんどありません。

だから冬キャンプでは、火にも強いという利点も兼ね備えたポリコットンテントを使用するキャンパーが多いんですね。

ただしポリコットンテントは価格が高いものが多く、結露しにくいと分かっていてもなかなか手が届かない・・・という人は多いはず。

 

 

ダブルウォールテントにする

ダブルウォールテントはフライシートとインナーテントの間に空気の層ができます。

これが断熱材の役割をしてくれるので、シングルウォールよりも結露が起きにくいです。

このときも、フライとインナーが接地しないようにしっかり生地を張って設営しましょう。

 

 

換気をする

中と外の温度差をなくし、風通しをよくするために、ベンチレーターを開けて換気をしましょう。

小型のサーキュレーターなどを使用するのも有効です。

もちろん、寝るときは暖房器具は消してください。

 

 

あきらめる

いくら対策しても、夜露や結露は完璧には防げません。

潔くあきらめて、どう防ぐかよりも、いかに早く乾かすかを考えた方がいいかも。

水滴を拭くのは吸水性の良いマイクロファイバータオルがいいですよ。

あとは、なるべく日の当たるところにテントを張って、すぐ乾かせるようにしましょう。

 

 

 

まとめ

夜露や結露がどんなときに発生するのか、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。秋などは、昼間晴れていればいるほど大量の夜露が降ります。結露を防ぐには、中と外の温度を断熱したり、換気で温度差をなくすことが重要です。原因と対策を分かっていれば、被害を最小限に抑えられるので、あとはあまり気にし過ぎず、乾かすことに徹しましょう。

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