地球上で最も過酷なレース!アドベンチャーレースって何!?強者たちが過酷な大自然に挑戦

トレイルランニング、MTB、カヌーなど自然の中で繰り広げられるスポーツは多数存在します。アドベンチャーレースも自然を舞台にした競技ですが、その過酷さは他のスポーツとは一線を画します。今回はそんなアドベンチャーレースについてご紹介いたします。

アドベンチャーレースとは何?

アウトドア好きの方でも「アドベンチャーレース???」となる方も多いのではないでしょうか。

ひとことで言えばアドベンチャーレースとは、大自然をフィールドに複数のスポーツを行う男女混成のチーム競技です。

カヤック

チームメイトと共に、地図読み(ナビゲーション)、登山、トレイルランニング、マウンテンバイク、カヤック、ラフティング、ケイビングやクライミング、ロープワークなど多種多様なアクティビティに挑み、設置されたチェックポイントを誰よりも速く通過し、ゴールすることを競います。

当然冒険のフィールドは、海・山・川と広大で、そのことからもアドベンチャーレースの舞台は地球上のすべてと言えます。

アドベンチャーレースは大会によって、数日間続くこともあります。

大会初日にチーム毎に地図を渡され、競技スタート後からはノンストップでレースが行われます。

その間、各自のコンディション管理、食事、睡眠などのタイミングは、各チームの判断に任されます。

事前に大会本部から危険箇所などの指示はありますが、地図上のルート選択やレース展開は自由であり、その選択は各チーム次第です。

レース後半はゴールに向けて、「不眠不休で走る」という選択もできます。

それゆえアドベンチャーレースでは、チームの計画や戦略が勝敗を分けることも珍しくありません。

アドベンチャーレースは、過酷な環境に自分を追い込むことになる為、フィジカルだけでなく、メンタルの強さも必要となります。

午前2時に雨の中を空腹に耐えながら動きつづける環境でも、自分を奮い立たせ、状況が好転すると信じてレースを続けられる。自分自身の感情をコントロールできるメンタリティが要求されるスポーツです。

 

アドベンチャーレースは、数あるアウトドアスポーツの中でも人間の知力、体力、精神力を極限まで使い切るエクストリームなレースです。

 

 

 

アドベンチャーレースは日本でも!?

アドベンチャーレースの大会は、日本国内でも行われています。

代表的なのは「Adventure Racing Japan Series

通称、ARJSと呼ばれるアドベンチャーレースの大会です。

これは日本アドベンチャーレース協会が運営する大会で、アドベンチャーレースのシリーズ戦として全3戦を国内各地で競います。

 

 

2018年現在のスケジュールについては、以下のようになっています。

 

【ARJS2018 大会日程】

第1戦 4月21日(土) みなかみ大会

第2戦 5月19日(土)20(日) 岐阜長良川大会(19日は予選)

第3戦 9月22日(土)~23日(日)長州大会(2日間ノンストップ)

 

シリーズ戦には毎年全国の猛者たちが集います。

身を削りチーム一丸となって大会に参戦する姿は感動すら覚えます。

アドベンチャーレースは、プロ・アマ問わず参加できる大会です。

 

 

Team EAST WIND (チームイーストウィンド)

日本のアドベンチャーレースで最も有名なチームといえば「Team EAST WIND」でしょう。

TBSの人気番組「クレイジージャーニー」でも3週連続で取り上げられた事で広く知られるきっかけとなりました。

 

チームを率いるのは、日本アドベンチャーレースにおいて国内第一人者である田中正人氏です。

 

現在は主に、海外のアドベンチャーレースに出場している選手で、数々の海外レース実績を作っています。

元々は化学会社に勤務していた田中正人氏でしたが、ある大会出場をきっかけに転機が訪れます。

1993年第1回日本山岳耐久レースで優勝したことが評価され、レイドゴロワーズ・ボルネオ大会に間寛平チームとして出場することになります。

結果、日本人初完走を果たします。

以降会社を辞め、プロアドベンチャーレーサーに転向。

 

その田中正人率いるTeam EAST WINDですが、現在の主なメンバーは、

同じくプロアドベンチャーレーサーであり日本百名山・二百名山一筆書きを達成した田中陽希選手、

西井万智子選手、安田光輝選手の4名です。


 

Team EAST WINDは2018年も世界レースに挑みます。

 

5月に南アフリカで開催されるExpedition Africaがその第1戦です。

チームメンバーである田中陽希選手は、今年から新たに三百名山一筆書きへの挑戦をスタートさせているので、新メンバーとして、米元瑛選手が海外レース初挑戦で参戦します。

 

Team EAST WINDの最優先目的は世界大会の優勝であり、自分にも他メンバーにも決して妥協しない厳しい行動姿勢を取っています。

それは同時に、人々にアドベンチャーレースの魅力と本質を伝える手段でもあるようです。

 

世界のアドベンチャーレース

ランニング

世界中に愛好家が存在するアドベンチャーレースですが、開催場所はアメリカ、オーストラリア、ブラジル、チリ、コスタリカ、南アフリカなど世界各地に広がっています。

 

2016年2月に南米パタゴニアで開催された「パタゴニアン・エクスペディションレース」はTeam EAST WINDも参加しており、その大自然の過酷さはテレビでも放送されました。

世界最高峰の過酷なアドベンチャーレースとも名高いパタゴニアのレースで、優勝を目指して戦うTeam EAST WINDの姿は、視聴した多くの人の心に強い衝撃を与えました。

今後も更なる活躍を見せてくれる事でしょう。

 

2018

 

まとめ

厳しい自然環境に身を置くアドベンチャーレースでは、個の強さも求められますが、チーム全体の強さや団結力が結果を左右します。灼熱の暑さや極寒、刺してくる大量の虫、1日2〜3時間の睡眠時間、飲み水の不足など、過酷な環境では精神的にイライラするなど思ったようにいかないことも多いです。また、昼夜問わず身体を動かしているので、頭と身体の疲労度合いはハンパなものではありません。そんな環境でいかにチームが一つになれるか、コミュニケーションを取れるかが勝負です。アドベンチャーレースへの挑戦は、大自然、他者、自分への挑戦であり、レースは常に猛者たちのドキュメンタリーでもあります。

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