いざという時に生き残る術が学べる「ブッシュクラフトインストラクター養成講座」

みなさんはブッシュクラフトという言葉をご存知でしょうか。充実した装備で自然を楽しむアウトドアとは異なり、必要最低限の装備と知恵と技術だけで自然界にあるものを活用してあるがままに楽しむのがブッシュクラフトのスタイルです。ブッシュクラフトは柔軟な対応力が養えるので、自然災害などいざという時に役立てることができます。
実際、ブッシュクラフトインストラクターの中には、震災で被災した経験を生かしてインストラクターとして活動している人もいます。また、サバイバル術を応用したキャンプスタイルを幅広く「楽しむ」ためのスキルとしても推奨されています。

ブッシュクラフトインストラクターとは

ブッシュクラフトのブッシュは森という意味です。クラフトは、技術や技巧という意味で、クラフトビールのように「手作り」という意味合いも含んでいます。

ブッシュクラフトは、必要最低限の道具を携えて自然界に臨みます。そこがアウトドアのバーベキューやキャンプと違う点です。

必要最低限の道具だけでいかに自然を楽しむか、そこがブッシュクラフトのスリルであり醍醐味といえます。

ブッシュクラフトインストラクターとは、いざという時に自分自身や大切な人の命が守れる知識や技術を身につけている人、または、命を守る知識や技術を仲間に伝えることができる人のことを指します。

現在、ブッシュクラフトインストラクターは全国に50名ほどいて、さまざまなブッシュクラフトの活動を指導しています。

主に日本での普及活動を行っている団体は、「 Japan Bushcraft School」さんです。

 

 

 

ブッシュクラフトインストラクター認定講座の内容

ブッシュクラフトアドバイザー

ブッシュクラフトインストラクターになるためには、ブッシュクラフトアドバイザーの資格を取得する必要があります。

ブッシュクラフトアドバイザー講習では、キャンプテントを使用せずに、シート(タープ)や森に落ちている枝などを利用して各自のシェルターを作り、その前で焚火をして、お湯を沸かしたり、調理をしたりして2日間過ごします。

ナイフの使い方やロープの結び方(ロープワーク)、火のおこし方、火の管理など、森の中で生活する技術を習得します。

ブッシュクラフトアドバイザー講習では、登山中に道に迷った場合や、災害時など、いざという時に役立つ知識や技術が学べます。

 

ブッシュクラフトアドバイザー講習のプログラムを終了して一定の条件をクリアしたら方には、CMLE認定ブッシュクラフトアドバイザーの資格が与えられます。

 

【講習内容】

命を守るためのサバイバルの法則

ナイフの使い方

タープシェルターを設置する技術

寝床の作り方

タープシェルターを設置するためのロープワーク

焚火に関する知識と技術・火のおこし方・火の管理

用途別の焚火の種類

焚火を使った調理の技術

効率のよい暖房対策

 

 

ブッシュクラフトインストラクター

ブッシュクラフトアドバイザーの資格を取得した方には、インストラクター養成プログラムへの参加資格が与えられます。

インストラクター養成プログラムは、1泊2日のコース×3回(6日間)を予定して実施されます。

 

インストラクター養成プログラムを終了した方は、ブッシュクラフトインストラクターに協会より認定されます。

 

ブッシュクラフトインストラクターは、協会の報酬規定にもとづいて認定コースのインストラクターや、自分で計画したブッシュクラフトセミナーの開催が行えます。

 

【講習内容】

10種類のロープワーク

さまざまなシーンでのタープシェルターの設置

コンパスワーク・ナビゲーションスキル

ナイフの使い方

焚火を使った調理技術

イントロダクションコース指導方法

野外での活動危機管理

基本となる技術の訓練

 

参照:ブッシュクラフト

 

 

大自然で生き残るために必要な要素

ブッシュクラフトでは、大自然の中で不測の事態に遭遇した場合や、自然災害に遭遇した場合に、生き延びるための豊富な知識や技術を伝えるセミナーを開催しています。

例えば、厳冬期の野外で暖かく快適に過ごすためのテクニックとして、「三つの壁と1炎」によるブッシュクラフトテクニックを提唱しています。

 

「三つの壁と1炎」によるブッシュクラフトテクニックとは

「三つの壁と1炎」というのは、背中側に3つの壁を設けて前に1点の焚火を置くことで、冬の野外泊でも、想像以上に暖かく過ごせるブッシュクラフトテクニックです。

 

「三つの壁と1炎」のブッシュクラフトテクニックでは、最低限、ナイフと焚火のテクニックが必要となります。

背中側に森に落ちている枝を使ってフレームを設け、そこに枯れ葉をかき集めて壁を作ります。さらに、前に1点の焚火を燃やすことで、背中側の壁が熱源を反射させて、暖かく快適に過ごせるようになります。

 

タープシェルターがあると手軽に「三つの壁」が設置できて、雨風なども防げるのでさらに快適になります。

タープシェルターがない場合には、岩場などの背中側に3点の壁がある場所を探すと良いでしょう。

自然界で生き延びるためのポイントは焚火です。もちろん、焚火は山火事などを引き起こす危険性があるので、焚火の管理は厳重に行わなくてはなりません。また、焚火が禁止されているエリアもあるので注意しましょう。

 


まとめ

今回は、ブッシュクラフトインストラクター養成講座について解説してきました。ハイキングや登山などで道に迷って遭難するケースがよくありますが、ブッシュクラフトの知識があれば、野外や山中で落ち着いて一夜が明かせそうです。日本は地震や台風などの自然災害が多い国です。ブッシュクラフトのサバイバルテクニックは、いざという時に役立つのではないでしょうか。

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