ウィンドサーフィンで気をつけたい、3つのリスクと安全対策

Greenfield

ウィンドサーフィンで気をつけたい、3つのリスクと安全対策

ウィンドサーフィンは海で風や波を相手にするスポーツなので常に一定の危険を伴います。他のマリンスポーツ同様、海に出る際は天気や海況などに注意を払い、使う道具を万全の状態にメンテナンスし、自分自身の体調も整えて臨みましょう。慣れないうちは一人では海に出ない、初めの海に出る際はその海をよく知っている人に事前にアドバイスをもらう、などのリスク対策も必要です。リスク対策の第一歩は、まずはどんな危険があるのかを理解することです。今回はウィンドサーフィンをするにあたってどのような危険があり、どういった対策が必要かを大きく3つに分けてご紹介します。リスクをゼロにすることはできませんが、どんな危険があるのか理解したうえで十分な対策をとって楽しむようにしましょう。

急な天気の悪化

まず第一に、荒天による危険があげられます。

ウィンドサーフィンはサーフィンに比べても砂浜近くではなく沖で遊ぶことが多いので、風や波に流されるリスクが高いです。

荒天時に海に出ると高波にさらわれたり、オフショア(陸から吹く風)により岸から離れて沖に流されるなどの恐れがあります。

 

 

波が高いと、一度転覆した後復帰するのが難しくなり、セイルを立てて走り出そうと試みているうちに体力を奪われ、気遣いない間に沖へ流されていることがあります。

風についても、特に経験が浅いうちは風に逆らって進むのが難しいため、オフショアの場合どんどん沖へと流されていきます。

慣れないうちは波が高かったり、オフショアの時は海に出ないと決めてしまうくらいでもいいでしょう。

波や風のコンディションは実際に海に出るまで感じづらい上に、どれだけ風があってどれだけ波が高いと危険なのかは、自分の実力や道具によって変わるため初心者のうちは必ず経験者の指示を仰ぐようにしましょう。

また、海に出る際は必ず事前に天気予報を確認するようにしましょう。

 

午前中に天気が穏やかでも、午後や翌日にかけて悪化する可能性がある場合は注意しましょう。

海に出る場合も、出艇前に周囲のウィンドサーファーに「今日の天気はどうですか」と一声かけて情報交換してみるのもよいですね。

万が一遭難した場合に早く捜索してもらうことにもつながるので、海に知り合いを増やしておくことは大きな安全対策の一つです。

海に出てからはあまり沖に出すぎず、定期的に陸に戻って休憩を取るのがおすすめです。

また場所によっては、砂浜に大型のスピーカーがあり天気の急変や地震などの際に避難指示の放送がある場合があるので、注意して聞いておきましょう。

 

道具の破損

ウィンドサーフィンで海に出る前は、必ず道具が万全の状態かを確認するようにしましょう。

セイルに破れの原因になる小さな穴が開いていないか、マストに亀裂が入っていないか、ボードとマストをつなぐジョイントにひびが入っていないかなど、くまなくチェックしましょう。

チェックリストを作って漏れが無いように確認するのもよいでしょう。

 

 

海から戻った後も、道具を片付ける前に再度道具のチェックをするようにしましょう。道具の傷みを早い段階で発見できれば、ショップに修理を依頼せずに自分でできる範囲の補修で済む可能性も高まり、節約にもなります。

砂浜だけでなく岩場もあるような場所でウィンドサーフィンをする場合、どこが磯や岩場になっているかも事前に知っておきましょう。

岩場に乗り上げると、道具が破損したり自分自身も怪我をするリスクが高まります。

潮の満ち引きによって海面に隠れていても、海面直下が岩になっているような場所もありますので注意が必要です。

また、万が一沖で道具が破損した場合に備えて、事前にシミュレーションしておきましょう。

海で道具が壊れてセーリング不能になった場合、浮力体であるボードから離れないようにするのが第一です。

どんなに砂浜が近く見えても、ボードを捨てて泳ぐのではなくボードにつかまって泳ぐか、助けを待ちましょう。

 

怪我や体調不良

海で怪我や体調不良に見舞われないよう、体調を整え、準備体操をして海に入りましょう。

水にぬれると体が冷え、体力を奪われるため体調が急変しやすくなるので、万全の体調で臨みましょう。

また、海に出る際は必ずライフジャケットを着用しましょう。

天気の急変や道具が壊れたなどの際に、ライフジャケットで浮いていられるだけで、体力を温存できます。

海水浴で役立つ予備知識!「離岸流」とPFDの活用方法について!

合わせて、非常時にボードと自分自身を繋ぐためのロープも持っておくと安心です。

ウィンドサーフィンの道具や、岩等に当たって怪我をするリスクもあります。

強風時に操作を誤り、マストに頭を打って脳震盪になるような事故もまれに発生します。強風で練習する際は、マリンスポーツ用ヘルメットをすると安心です。

また岩場や磯があるような場所でウィンドサーフィンをする場合は、足に怪我をしないようブーツ等を履くようにしましょう。

また夏季以外の時期は寒さ対策も十分に行うようにしましょう。

陸地にいるときよりも海の方が風が強く、体感温度が下がります。陸地にいると暑すぎると感じるくらいの装備で海に出ましょう。

 

まとめ

海で遊ぶ危険性については、わかっているつもりでも慣れてくるにしたがって忘れてしまうものです。折に触れて自分の取っているリスクを確認し、対策を再検討するようにしたいものです。一定の危険を伴うからこそ、より楽しめるという側面もあるのも事実です。ゼロリスクにしようとすると、「海に出ない」という選択になってしまいます。危険だからと縮こまるのではなく、リスクを理解し、常にリスクに向き合いながらウィンドサーフィンを楽しめるといいですね。

関連記事