トレイルランニング 〜トレイル・エチケット〜

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トレイルランニング 〜トレイル・エチケット〜

トレイルランニングをするフィールドの山や森では、ハイカーやマウンテンバイカーが多く集まる場所でもあります。中には、はじめて山や森でのアクティビティーをする方も多いと思いますが、初めてだからといって「山のエチケットを知らない」で済まされるわけではありません。また、初めての方に限らず、山でのエチケットを守らない人も見かけます。お互いに気持ちよくフィールドで楽しむためにも、まずは自らが率先して山でのエチケットを守る意識が必要です。今回は経験者の著者からトレイルランニングを楽しむ上で、知っている限りのトレイルでのエチケットをお伝えしていきます。

エゴより安全を

トレイルランニングは、自然の中で楽しみながら、トレイルランナーそれぞれの欲求を満たしくれるアウトドアスポーツです。

トレイルでの楽しみ方、時間の過ごし方は人それぞれですが、すべての人にとって、安全は1番の優先事項です。

 

 

トレイルに入る以上、自然を敬う気持ちを持ち、自分の身は自分で守ります。

たとえ、低い山でトレイルランニングをする場合でも軽率な行動は思わぬ事故を招きます。

自分自身を危険にさらすだけでなく、一緒に走っている仲間、ハイカーや救助にくるレスキュー隊の方にも影響していきます。

同じフィールドで出会う人には謙虚な気持ちで接し、天候には常に注意を払いながら、トレイルランニングを楽しみましょう。

 

 

 

トレイルを譲る

トレイルは基本的に幅が狭く、2人同時に横に並んだり、すれ違うことができない場所もあります。

そういった状況では、どちらが先に通るか通らないかで迷うこともあるかもしれません。

 

 

トレイルでのエチケットとして、そういったすれ違う状況下での判断基準は、相手が(もしくは自分が)いる位置で、すれ違っても「安全かどうか」で判断するべきでしょう。

通常トレイルでは、トレイルを登る側が優先とされています。

理由としては、トレイルを登るよりも下る方が転倒しやすかったり、落石を起こすリスクが多いことが挙げられます。

もしそういったリスクが現実になれば、上にいる側が下にいる人に対し被害が及ぶからです。

ですが、このエチケットに捉われすぎるのもよくありません。

トレイルの状況、相手がいる場所に応じて臨機応変に対応するべきです。

トレイルの上り坂で疲れている人には道を譲ってもいいですし、トレイルが雨などで滑りやすい場合、安全に行き違えるスポットに近い方が退避して待つという融通を利かせることも時には必要です。

しかし、このエチケットを知らない人も多くトレイルにはいます。

そういった人に道を譲られなかったからといって、冷たい眼差しで相手を見るのではなく、譲ってあげたんだというぐらいなソフトな態度でトレイルでいるように心がけましょう。

 

 

 

フレンドリーさと共有する姿勢

あいさつは人と人との関係の基本だと思います。

山や森でのアクティビティー時でも当たり前のこととしてフレンドリーにあいさつをしていきましょう。

 

 

すれ違うときは「こんにちは」、追い越すときは「追い越します」や「お先に失礼します」などの言葉を交わしましょう。

また、あいさつをするしない関係なしに、ハイカーの方にとっては、自分と進むスピードが違う走ってくるトレイルランナーは怖いと感じる人も中にはたくさんいます。

トレイルの先にハイカーや観光客を見つけたら、走るのをやめて、歩いてすれ違いましょう。

見通しの悪いコーナーや分岐点では、その先にハイカーがいるかもしれないという可能性を前提に考えて、スピードを落とし、歩いて通りましょう。

ここで追い越すときの大事なポイントを2つお伝えします。

1つ目は、自分が追い越す時に相手が自分側に背中を向け、こちらの存在に気づいていない可能性が高い場合です。

この場合、近い距離でのあいさつが逆に相手を驚かす要因となってしまう場合があります。

なるべく10メートルくらいの余裕がある距離から声をかけてみるのがいいでしょう。

2つ目は、相手が道を譲った場合トレイルから一歩外れてトレイルの外側、左か右どちらかで待機しますが、ここで自分が相手を追い越す場合、左から追い越すのか、右から追い越すかの進行方向を伝えないと、相手が待機する位置と自分が走る方向が同じで衝突するリスクが出てきます。

ですので、必ず追い越す場合は、「お先にいきます」というだけでなく、「左側から追い越します」「右側から失礼します」や意思表示をなるべく余裕のある場所からしていきましょう。

進む方向を手や指で相手に示すのも相手が認識しやすくなるのでオススメです。

もちろんこの時は、走るのをやめてハイカーの歩く速度に合わせながら、通り抜けましょう。

次に、同じトレイルを他のアクティビティーの人たちと共有する上でも、あいさつをする時にトレイルの状況や天候などの情報もなるべく共有しましょう。

自分が山頂から下りてきて、これから山頂を目指すハイカーとあいさつする時は、

「こんにちは、今山頂から下りてきましたが、山頂あたりは少し天候が崩れて雨が降ってました。これからのトレイルでは滑りやすくなるかもしれません、お気をつけて」

「もう少し先のスポットで、クマの足跡を見つけました。声を出したり鈴などを鳴らして進んでみてください」

など自分が進んできたトレイルで危険箇所などがあったら、個人だけに留めるだけでなく、周りの人にも共有するのが大事です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。山でのアクティビティーでは目的地が同じ人に道中何度も出くわすというのはよくあります。最初に挨拶をしておくと親近感がわき、会話に発展することも良くあります。ちょっとした会話がトレイルでのアクセントになり、トレイルでの思い出になったり、思わぬ交友関係が広がることケースもあります。自然やトレイルを共有し、お互いエチケットを守ることによって、その日のトレイルランニングが豊かな経験となり、次のトレイルへとつながっていきます。トレイルでのエチケットを守り、相手を思いやり、安全で楽しいトレイルランニングを続けていきましょう。

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